前出のとうり6日8時より、乙訓9個寺で「非核・平和の鐘をうつつどいが行われました。 私は、南真経寺に参加しました。30名でした。
非核・平和の誓い
想像しましょう。61年前の今も、夏の青空から強い日差しが照り付けていました。そ
の空から落とされた1発の原子爆弾によって、10数万人の人生が一瞬で終わりにさ
せられたのです。
しかし、その焼け跡から生まれた平和への思いは、世界に広がり、数億人の署名
運動を呼び起こしました。きょうも、平和への祈りが地球を覆い尽くしています。この
乙訓でも、九個寺のお寺で、平和を願う鐘の音が響いています。
核兵器保有国は8カ国あり、保有を疑われている国もあります。しかし平和を守るの
は核兵器ではなく、核廃絶だというのが世界の流れです。昨年12月8日、核兵器廃
絶の明確な約束をうたった国連決議は、賛成153ヶ国、反対5カ国の圧倒的大差で
可決されました.
かって「核の抑止力」を認めていたローマ法王庁も、いまや「真の核軍縮への明確な
約束こそ必要だ」と発言しています。
日本政府は、唯一の被爆国でありながら、被爆者への国家補償を拒みつづけてき
ました。すでに高齢になられた被爆者の皆さんは、「最後のたたかいだ」として、原爆
症認定の集団訴訟にたちあがり、今年5月ついに大阪地裁・8月広島地裁は原告全
員の原爆症を認定する判決を出しました。
被爆者の皆さんは、みずからの人生の大半をかけて、人類の存続すらおびやかす
核兵器の悲惨さを伝え続けてきました。その姿は、わずかな「勝ち組」と多くの「負け
組」を生み出す格差社会に生きる私たちに、力を合わせて行動する大切さを教えてく
れます。
私たちは決してあきらめることなく、一人ひとりの心を通い合わせ、核兵器がなくな
るその日まで、歩み続けることを誓います。
2006年(平成18年)8月6日 真経寺にて
第18回 乙訓非核・平和の鐘を打つ集い
参加者一同