柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

空気

2010-02-21 09:38:53 | Weblog
沖縄基地問題いよいよ混迷化ですか。官房長官が沖縄知事と会見している場面が放映されましたが、今度は better の best のの言葉にごまかしてます。ゼロベースはどうなったんだ?一つ一つきちんと定義せず言いっ放しで横文字やら漢字やらに(つまり上等そうな語感に)ごまかしている。福島瑞穂が国民新党の基地移転提案を門前払いするようなコメントしたことに対して下地さんが噛み付いてます。当の女党首は能天気に沖縄から移動させろの一点張り。この人の頭の中には日本の安全保障という概念はないのでしょう、この党の伝統です、ダメといったらダメ。だから参院選なんだという小沢さんのしつこさもよくわかる気がしますが、問題は参院選前に決定されねばなりませぬ(首相の約束は5月です)。三党合意を得ねばなりませぬ、形式上は。弱小二党(社民党、国民新党)の立場を推測すれば、今しか与党に居られないのです、参院選で民主党が大勝ちしたら単なる少数意見に貶められます、今でこそ人が世の中が聞いてくれます、政策に意向が(イデオロギーが)反映されます、だから言う。言いたいことを言う。調整役は国対委員長なのか官房長官なのかは知りませんが、困難さはさぞやとは思いますが、だからといって本丸が揺れたのでは結論など出ませぬ。ちゃんとした方針を定めてそこに向けて意見を集約していく(と言えば綺麗事ですが、その実はご意見を尽くしていただくために時間をかける、あれこれ言わせておいて最後に多数決で根回し通りに決める)。そういう「安定」さが見えません。どうするか、本当にまだ定まってないんです。普天間から動かすのか、そうでないのか、そこすらも決まっていないのです。話し合いで決まると鳩山さん本気で思っているのかもしれません。学級会じゃないって言うの。もちろんこの危なっかしさもきっと小沢さんの演出でしょうし、親中嫌米の流れを確かなものにしたいのでしょう。アメリカを怒らせる目的。トヨタ問題は降って湧いた僥倖です。そういう意味のゼロベースでありベターという表現です。それはつまり、昨日の官房長官の言いたかったことは、最悪(約束違えだけれど)普天間から動かさないこともある、辺野古に無理矢理持っていくこともある、ということですね。それを感じて、名護新市長はそれは民意が許さないとぶち上げますし、グアムの市長も移転は困難といいます、このタイミングで防衛大臣が岩国に行って市長と会談する、岩国には持ってこない、今までの決定通りに事を運ぶなんて言う、岩国市長は市長であれこれ文句もありなのですが、こっちのガスを抜いておいて沖縄しかないよねという雰囲気作りにも見えます。となると、この政権は日本を立て直すんじゃなくてアメリカから離して中国に食われる方向に持っていく意図があるんだろうと訝ります。命を守りたいなんて歯の浮くようなカラカラの空論振り回すだけの首相には日本の将来や何千年の文化を守ることはできぬのでしょう。チャンスなんですけれどねぇ自民党。脱税王云々はそれでそれでいい続ければいいんですが、同時にここはこういう方針で日本を守るべきだという太い、国民の心に響く大演説を為すべきです。今こそその機でしょうにね。谷垣さんでは無理ですか。じゃぁ誰が?ううむ。小泉さん?ううむ。この人しかいないのですか・・
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