柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

贈収賄

2007-04-25 08:41:01 | Weblog
高校野球、特待生制度に揺れています(高野連が勝手に揺らしている、というのが正しいんでしょうけれど)。スポーツも一つの能力だ、学業優秀者の特待生制度が不問でこちらばかり問題にされるのはいかがなものかという記事もあります。そうですね、そういえば全くその通り。でも問題はあれだけの金まみれ状況です。17、8の子供を食い物にした、両親共々に業者(プロ球団やら大学やら)と供給側(指導者とやら野球部長とやらのフィクサー連中)とが連みつるんでの大贈収賄劇です。で、かたや今突然正義の味方に変身している高野連、日本学生野球憲章なるものでプロとアマの差を付けすぎて(いや、その文言を読んだわけではありません、どこかの新聞が全文載せてくれないですかね)例えばプロ選手はアマチュア選手と一緒にプレーしてはならない、母校の後輩を指導してもいけないなんて硬直したこと言い続けてきた結果とは考えないんですかね。優秀な選手を集めないと甲子園には行けません、これはどこの地方高校とて同じ事情です、そこでどう工夫するか、各校の工夫、いわば企業努力。金のあるなしが一番の律速要素です。グラウンドやらナイター設備などの環境整備の次には、生徒へのサービスですわね、そう考えるも当然。で、将を射んと欲すればまず馬を射よの譬えに沿って、ズドンズドンと実弾発射する。これも当然。それもこれも甲子園礼賛の結果ですね、甲子園甲子園と煽り煽って大金儲けてきたのはどこの誰なんだい?ですわ。甲子園で活躍すれば次はプロ野球です。こっちは端的に金儲けです。西武やら他の球団のしたことは競争する上での手段としては一番分かりやすい単純なものです。もちろん、そうだから糾弾もされ易いんでしょうけれど。マスコミの集団暴力に遭えばまずは謝るが得策ですね、企業とすれば。で、その肩越しに(尻馬に乗ってと言い換えましょうか)水戸のご老公然として高野連が宣う図柄です。どうせ時間をだらだらと掛けて、世間の目をごまかしながら玉虫色の解決に流れるんでしょう。どこかを叩いて(トカゲの尻尾を切って)本体を守るという手続きするんでしょうね。本体ですか?今まで甲子園を支えてきた殊勲甲の高校群(有名なあの高校、この高校です)と、甲子園大会そのものです。問題をすり替えてはなりません、特待生制度が悪いんじゃないですよ。金にまみれてそれで平気でいた、それが当然と思ってきたアマチュア側の姿勢こそが問題なんです。ばらまく方ばかりが悪いのではありません。贈収賄なんて言葉通り、受け取る側のあくどさも剔らねばならないことです。そう思います。
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