柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

時代

2018-10-25 08:26:39 | Weblog
最近新聞やTVでユニセフの広告が載ってます、戦後の日本の子供たちの栄養事情を支えた脱脂粉乳を採り上げてます。広告の趣旨はまだ世界中で食べる者に困っている子供たちが多くいるから支援してくれということで、これはよくわかるのですがその脱脂粉乳です。どの年代まで経験があるんだろうかと思うことでした。私の世代は給食ではこれでした。給食当番が、重たいやかんの大きいのを教室に運んで来て小さなお椀に注いで配る。でしたよね御同輩。女房は「あれが嫌いで他人に呑んでもらってた」と言います、そういう者も多かったですね。私は逆、貰う方でした、まずいなんて思わなかったです。もちろん当時、小学低学年時分も世の中には牛乳は出回ってました、各戸には新聞受けと牛乳箱があって、毎朝牛乳瓶が届けられる時代でした。私の記憶が正しければ、小学三年生頃から週に一回本物の牛乳(牛乳瓶に入った)が給食に出てきました。クラスの人数分の瓶が入る箱を給食当番がカチャカチャ鳴らしながら二人で運ぶ、あれです。中学生時分にはもうなかったです脱脂粉乳。いつ廃止されたのか(牛乳に置き換えられたのか)は定かではないですが、私の世代が最終ランナーなのでしょう。前の東京五輪の時代はまだ脱脂粉乳です。戦後20年が経とうかの時期にまだ脱脂粉乳。早いのか遅いのか。牛乳を毎日飲む文化がそれまでに日本にあったのかどうかの要素はありますが、給食に充てがわれたことに意義を見つけるわけです。懐かしいだけですけれどね私達には。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宣伝 | トップ | 選択 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事