尻尾

おとり広告。おとり捜査ってのは聞いたことがあります、警官が犯罪にひっかかる役をやることですね、麻薬を買う方に回るとか。おとり広告とはつまり空広告、有りもしない商品で集客することのようです。公取が出てくるくらいですから正式呼称なのでしょうし、スシローの業界でのポジションを示している事件にも思えます。トカゲの尻尾じゃないということで、それが公取の意図でしょうね。

　今朝の天声人語にバナナの話題が枕に振ってありました。確かに昔はめったに食べられない代物だったのです、よく覚えてます。今のようにスーパー（もっとも私の幼少時にはスーパー自体がなかったですが）に平積みになってません、八百屋の奥の方に鎮座しているモノでした。それこそ病気した時に、風邪ひいたりおなか壊したときなどだけに母親が買ってきてくれるが精々のものでした。コラムはそれは当時は台湾産しか輸入されてなかったからで、その後フィリピン産のバナナが大量に輸入されるようになって安価になったと教えてくれてます。そうかぁ。果物の輸入が一気に緩和されたのでしょう、グレープフルーツとかどっと入ってきた時期がありましたよね、そのおかげで冬と言えばみかんとりんごだったのにすっかり食べなくなったという経緯です。皆さん覚えがあることでしょう。バナナが一番象徴的ですかね確かに。さらに手の届かなかったのがメロンです、マスクメロン。実物じゃなくて箱だけでしたが、バナナのさらに奥に飾られてました。そうでしたよね、町の八百屋さんは。ご同輩！