原発を30年までに全廃するという民主党の方針です。またまた選挙向けの大嘘マニフェストの類だろうとこきおろされてもいますが、公的な場では大真面目です。NHKの朝の討論番組に古川大臣が出ていて、反原発の学者と「そんなことできるか」側の学者とが出てました。大臣はあれこれ理屈を言いながら、学者達はデータの投げ合い非難の仕合です。で、最後に言いました大臣、原発を維持継続するということは耐用期間を過ぎたものの廃炉にかかるコストやまさかの事故の際の補修対応にかかるコストを孫子の世代に押しつけるわけであり、そういうわけにはいかないと。ああ、そういう理由が一番なわけだ、結局感情論、正義論。廃炉にかかる費用?それまで原発はきっちり綺麗な一定な電力を安定供給して日本の産業を、屋台骨を支えてくれるんでしょう?今でこそ放射性廃棄物の処理ができないということで廃炉に何十年もかかるわけですが、この先どんな技術が開発されるかわからないことです。そっちに向けてこそ大金を落として精鋭を集めるべきでしょうに。廃炉に金がかかるから潰すなんてことじゃなくて同じ金を技術開発に注ぎ込めばいいんです。今まで事故なく運転されてきた発電所をどうして潰さにゃならぬのでしょう。先の世代に押しつけるな。何でもかんでもこれです、増税の理由もこうでしたね。先の世代って言っても、今現代を生きればこその次世代です、まるでバトンタッチするみたいに言っちゃいけません、ずっとオーバーラップして生きてるんです。次世代の壮年達が子供時代を今生きてるんです、今の生活を享受しているんです、そんなに分離して考えるは明らかに恣意です誘導です。親がいて、その暮らしの中に子がいるんですから。いえ、責任がどうのこうのじゃありません。司馬遼太郎史観のように明治大正と昭和の戦前戦中とが切り離されるわけがないのです。ずっと続いてるのです。これからも続く。だから現状維持しながら次の手を考えるんでしょう?民主党の頭デッカチ達の左翼(空想平和)思想は結局最後はこういう感情論なんです。つまらん話です。
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