柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

改過

2022-08-05 08:28:52 | Weblog

知事会が、そして日本医師会が(そんなに力はないのですが、新聞にはこうありました)コロナ対策の見直しを提言したのでしたが、厚労相はにべなく否定しました。先に岸田さんがそう言うてましたからね、彼とすれば仕方ないことではありましょうが、日に20万25万人感染している軽い病気を致死的感染症に並べていること自体の間違いを認めないというわけです。そしてこれでもかの姑息策です、軽症者は受診を避けろと。何?重症軽症の受け取り方の違いは救急医療の現場では永遠の未解決事案です。受診者と医療側の認識の違い。こんな症状で来るなよ!とこっちは怒るのですが、受診者側は心配で行くのです。ここに明確な線引きはできません。のに、こうです。その代わりに軽症者には無料で抗原検査のキットを手渡して自分で検査しろ、で、陽性と出たら自分で別途申告して指示に従えと来ました。つまり開業医や検査会場の手間を省こうとするわけですが、それじゃぁあなた方が妙に拘っている全数把握って奴ができなくなるでしょうに。さらには陽性者の情報はそれを認めた医者が保健所に報告することになってるのですが、その届け出文書の記載項目を減らすなんて、姑息中の姑息を大真面目に対策として挙げてます。バカ?そんなことで現場の逼迫が解消されると思ってるんでしょうかね。保健所扱い、全数把握を解きなさいな、それが本質です。一旦決めたことは間違いとわかっても軽々には変更しないのは日本の行政の悪癖でしょう。軽々にはというのはニュアンスが違いますか、過ちを改めるにとても憚るのですね。やれやれ。

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