柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

対比

2011-06-28 08:20:18 | Weblog
大マスコミ批判がなされてます(それこそマイナーメディアにおいてです、週刊誌や月刊誌上でです、全国紙やTV局は無視してます)が、そういう記事を多く読んできて、情報の独占、情報操作、世論形成という流れを見て、権力側の当然の行動結果だろうと感じながら同時に怖ろしさも、という感想なのですが、これを突き詰めると、事実の伝え方という「伝言ゲーム」の危うさともう一つは人の気持ちのわからなさの推測ゲームの権威付けだと気付きました(正しいかどうかは不明ですが)。前者はこれは私達もよく経験するところです、口伝えのあやふやさです。そこを利用してわざと捻じ曲げる。そういう操作は太古の昔からあることでしょう。そこをなくすためには自分の目で耳で確かめるしかないのですが、そんなこといちいちできるわけがありません。だから新聞読む、TVを見る。もちろん見るではなしに見ているんです多くの人は。情報を得ようと読んでる人は少ないのですが、どちらにせよその情報を何の疑いもなく鵜呑みする。そうさせようと書く方は派手に見出しも打つし煽情的に書く。世論は容易に操作できるという仕組みです。ここで偉そうにわかったように私はよく書いてます、新聞をTVを丸呑みしちゃなりませんと。それは単に週刊誌や月刊誌なんかを読んでいるだけが根拠です。それ以上に「努力」しているのではありません。でもそれだけでも結構違うものではあります。そう思ってはいます。二つ目の、推測ゲーム。例えば菅さん、この期に及んで内閣改造してます。大臣また増やしてます。亀井さんを呼んで、自民党から学者を引き抜いてます。何やってるの?人は何考えてるのかを知りたいと思うわけです。普通に理由を知りたい、それは噂話の面白さに繋がることでもあるのでしょうが、このオッサン、何考えとんねん?そこにマスコミは付け込みます。菅さんの気持ちなんて誰にもわかる筈もないことを、誰彼あれこれ肩書のついた専門家や有識者がコメント垂れるわけです。所詮は推測です。忖度です。こうじゃないの?を越えるものではありません。それをまるでこれぞ正解!みたいに仰々しく載せる。もちろん深読みやら思いもしない読みがあればそれはそれで面白いし、へぇそうなの、と野次馬心は満足させることはできるんですが、そんなレベルの出来事です高々。でもそうやって菅さんはダラダラと首相続けているし、大体周りの連中は引きずり降ろす気が本当にあるのかどうかも疑わしいし、つまりはマスコミの評論は現状を権力側の都合よく書いているだけで(これでも、です)、実はこうやってボロクソに叩きながら延命に加担しているという図なのだろうという穿ちです。グル。大マスコミは所詮は権力の犬。ワンワン吠えながら尻尾振ってるんでしょう。それに噛みついてるのが小マスコミ。敢えて「良心あるジャーナリズム」と呼び対比させましょうか。でもこちらとて、権力を得ればそう変わりましょうしね。さて、いかがですか。
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