昨日「正しく生きる」云々書きました。文藝春秋の今月号(7月号)に司馬遼太郎特集があって、半藤一利さんやら関川夏央さんやら名うての司馬ファン達が作品を通じて明治の偉人達を論じています、司馬遼太郎の言葉が本から引かれています。私もこういう一言一言に心が奮い立ってきた一人なんですが、例えば天には意志があるとか、どうなるとは漢の思案ではない、おとことは、どうするということ以外に思案はないぞ、とか、人間はどう行動すれば美しいかであり、どうすれば成功するかではないんだ、とか。ああ、そうですねぇと感じ入るわけです。こういう言葉が司馬遼太郎の魅力なんですね、改めて思うことです。この特集面白いですよ、特に乃木大将論のくだり、この人によって乃木希典は愚将であると烙印押されましたから。最近古川薫が彼は愚将ではなかったという反論本を出りたそうです、これも読んでみたいと思っています。
自衛艦が中国の港に横付けして四川地震への救援物資を届けたそうです。飛行機はダメで船ならいいというのはまたどういう理屈なのかわかりませんが、とにかく日本の軍隊(自衛隊)が中国の港に入ったという画期であるわけです。日中友好で括るなら事の進展には違いないことでしょうが、当然のこと反対もまた激しいそうです。日の丸を中国の空に飛ばすな!なんて反対した連中ですからね。何とか先の自衛隊機派遣のドタバタ汚名を回復したいんでしょうし、このチャンスを逃したくないのでもありましょう、日程調整の末のやっとこの時期なのでしょうが、しかし何ともタイミングのよろしくないこと。岩手地震が激甚災害指定にならぬ(ほど程度が軽い)となって、地元以外の救援隊が一斉に撤退する、まだ行方不明者が何人もいるのに、という時に、自国ほったらかして他国の援助かい?!という絵です。このコントラストはきついですね、被災地の人達はさぞや腹が立つことでしょう。まだ全部終わってないのに引き上げる、あとはちゃんと支援しますからって。ああいうときに大事なのは姿を見せること声を掛けること実際に動くことですよね、遠くから金振りまく事じゃないでしょう。いえ、すぐに駆けつけて、やるだけやったじゃないか、規則に従って撤退するだけのことだと言うのでしょう、それはその通りでしょう、命令に従って動いている人達への文句ではなくてそういう指示を出す上官、ひいては政府の見識の薄さ、官僚体質にゾッとするわけです。被災地の人達の感情に沿ったやり方があるはずですよね。まだ生きているやら死んでいるやらそれすらわからない人が、四川よりも規模はうんと小さいとは言え何人かおられる以上、ここは国の毅然とした態度を示す好機でもあったのにと思うわけです。日本は違うぞ、最後の一人が見つかるまで手を抜かない、あきらめないぞ、という意思表示です。そういう態度を見せられると皆安心するのです、待てるのです。それを災害の規模に関するなんちゃらの規則に従って判断して余剰人員を引き上げると来る。そんなに時間外給料が惜しいのか?!公務員達ですわ、ただで働くわけがないですよね?むろん気概気骨のある連中もいるんでしょうが、遠くから派遣されていやいややってる奴らもいましょう、国に大災害ですわ、こっちを最優先にすべきでしょうにね。何とも間の悪い日中友好ではありました。
自衛艦が中国の港に横付けして四川地震への救援物資を届けたそうです。飛行機はダメで船ならいいというのはまたどういう理屈なのかわかりませんが、とにかく日本の軍隊(自衛隊)が中国の港に入ったという画期であるわけです。日中友好で括るなら事の進展には違いないことでしょうが、当然のこと反対もまた激しいそうです。日の丸を中国の空に飛ばすな!なんて反対した連中ですからね。何とか先の自衛隊機派遣のドタバタ汚名を回復したいんでしょうし、このチャンスを逃したくないのでもありましょう、日程調整の末のやっとこの時期なのでしょうが、しかし何ともタイミングのよろしくないこと。岩手地震が激甚災害指定にならぬ(ほど程度が軽い)となって、地元以外の救援隊が一斉に撤退する、まだ行方不明者が何人もいるのに、という時に、自国ほったらかして他国の援助かい?!という絵です。このコントラストはきついですね、被災地の人達はさぞや腹が立つことでしょう。まだ全部終わってないのに引き上げる、あとはちゃんと支援しますからって。ああいうときに大事なのは姿を見せること声を掛けること実際に動くことですよね、遠くから金振りまく事じゃないでしょう。いえ、すぐに駆けつけて、やるだけやったじゃないか、規則に従って撤退するだけのことだと言うのでしょう、それはその通りでしょう、命令に従って動いている人達への文句ではなくてそういう指示を出す上官、ひいては政府の見識の薄さ、官僚体質にゾッとするわけです。被災地の人達の感情に沿ったやり方があるはずですよね。まだ生きているやら死んでいるやらそれすらわからない人が、四川よりも規模はうんと小さいとは言え何人かおられる以上、ここは国の毅然とした態度を示す好機でもあったのにと思うわけです。日本は違うぞ、最後の一人が見つかるまで手を抜かない、あきらめないぞ、という意思表示です。そういう態度を見せられると皆安心するのです、待てるのです。それを災害の規模に関するなんちゃらの規則に従って判断して余剰人員を引き上げると来る。そんなに時間外給料が惜しいのか?!公務員達ですわ、ただで働くわけがないですよね?むろん気概気骨のある連中もいるんでしょうが、遠くから派遣されていやいややってる奴らもいましょう、国に大災害ですわ、こっちを最優先にすべきでしょうにね。何とも間の悪い日中友好ではありました。
今度の日本の自衛艦の中国への始めての寄港に関しては、先のようなドタバタをして、リスク管理ができないことを晒すようなまねをしたくないので、中央政府内はもとより、人民解放軍も含めて十分コンセンサスをとって受け入れを検討したものと思います。もう、おバカな中国の実体が世界に知れわたってしまったので、手遅れですが・・・・・・。