柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

権力

2024-09-27 08:17:57 | Weblog

袴田さん、無罪判決です。最高裁まで行って、差し戻し差し戻しで最後は静岡地裁の判決だというこの長い長い手続きです。58年の冤罪。これが司法の決まりだと言えばそれだけのことなのでしょうが、ならばどうして早くに刑執行しなかった?です。乱暴なこと言いますが、早々に刑執行していれば済んだ事件として処理されるのみなのに。大阪の小学校事件の宅間の場合は特例扱い、上川さんがオウムの連中をグル含めて一気に吊るした事例も例外扱いされるのが現状です。こういうことがあるから死刑執行は慎重にしろという、さらには死刑廃止論に繋がる(人権問題ではなくて冤罪防止として)わけですが、死刑執行するのは大臣の印あればこそで、じゃぁどうして誰も押さなかった?再審請求が出されていたからという理由ですか?それだけ?死刑宣告されてあとの手続きが素人にはわかりにくいわけです。死刑囚本人の悔悟を促す時間ですか?それは余りに偽善ではないですかね。悪いことしましたと謝罪し改心すれば執行されない?いや、そういう斜め読みじゃなくて、本当の冤罪があるだろうが?!という意見はもちろん肯んぜます。58年も刑執行されなかったのはずっと無罪を訴え続けたから?再審請求をし続けたから?でしょうねぇ。あの姉さんの存在の大きさよ、そして弁護団です。が、証拠捏造だとあれだけはっきり断じられるとやはり警察検察側としては「はいさようでございます」とも言えぬでしょうし。検察は控訴するなと新聞は見出しにしてますが、どうでしょう。こればかりは政治決着というわけにもいきませんし。しかし権力の怖さは改めて感じることです。一個人の弱さと言うか。


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