柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

東京

2019-06-02 15:26:02 | Weblog
年に一度の東京行きでした。いつもは女房と一緒に行くので、旅行慣れした彼女についていくばかりでよかったのですが、そもそもが飛行機が怖い者で気がも一つ湧き立たぬところにさしてチケットはどうするの?から始まって「初めてのお使い」状態。我ながら情けないことでしたが、しかし外人の多い事にも改めて驚くことでした。岩国ですからいかにもベースの兵隊然としたムキムキの入れ墨とかピアスした黒人とかがいてもおかしくないとは知りつつ、多い。数が多い。午前中の東京行きは毎便ほぼ満席だかで、閉所恐怖の身には大きな奴らが多いと辛くなるのですが、まだ日が高いうちは何とかなって。いつか最終便で東京から帰った時にえらい目に遭ったことがあって(午前中の東京行き、岩国行の最終便はほぼ満席です)、以来夜の飛行機は乗りません。羽田のロビーででも外人の多い事、見た目でわかる欧米人ばかりじゃないです、大声でミャーミャー話している中国人も本当に多いです。これは先に新大阪の駅で感じたことと同じです。インバウンドの実感ですか。時間があったので実物の日本橋を初めてみました。ああ、これかぁ。高速道路がこの橋だけではなくて上下何百メートルに亘り下を流れる川の上をも覆ってしまって景観も何もないことで。有名な橋らしく欄干には威容を放つ立派なブロンズ像(でしょう)が何体も鎮座ましましている、それが全く目立たないのです。ああ、こりゃ高速道の建設についてはさぞや反対があったのだろうなぁと思い遣ることでした。昭和39年の東京五輪を機にした東京大改造、日本経済大躍進の空気には抗えなかったという顛末。でも、実物見るとあれはひどいなぁ。心ある人たちはさぞ嘆いたことでしょう。そう思いました。で、ここ見ながらもう一つ思いだしたのは正月の箱根駅伝。ゴール間近でここがよく写るでしょう?そうか、ここかぁ。田舎者丸出しの感想でした。その後は靖国神社に参りました。ここにも外人が多くて、何か嫌でしたね。鳥居の前で、神殿の前で一礼している人も多くいる中で(私もその一人です)、モノを食いながら大笑いしながら徒党組んで見物しているわけです。ここにも中国人が多い事。ふむ。複雑な気分ですよ。この神社の由来や意味を考えると、穢されるように思えました。一番奥の拝殿の場には列ができていて、そこでは深々と頭を下げる人ばかりです。それを後ろからバシャバシャスマホで写真撮ってるわけです連中は。ここはそういう所じゃないぞと、もっと外人に教えるべきでしょうにね。いえ、教えれば教えるだけ異文化の象徴のように面白がられましょうか。靖国神社にはここ数年参拝しますが、自然と頭を垂れる気持ちになります。ここの祀られている多くの兵士の死によって今の日本が、私たちの暮らしがあるのですから。何も知らぬ物見遊山の外人に汚されたくないという気分になります。
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