柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

張子

2021-06-13 09:42:31 | Weblog

ガースーさんG7で結構いい思いをしているように報道されてます。彼にとれば五輪絡みで励まされるのが一番嬉しいのでしょう、あそこに集まる連中があんな場で苦言呈するはずもないとは知りつつ、未曽有のパンデミック下だからやってみせるのだという張れるだけの片意地張っている小さい見栄えの良くない爺さんを叩く悪趣味は誰も持ち合わせないと言うか。G7のGは group のGだとご存知でしたか。正しくは Group of Seven 。米英仏独伊加日の七か国。ロシア加えてG8の時代もあったですね。中国入れるためにG20と広げる場合もあります。これだけ多いと何も決められないでしょうが。国連が機能不全なのは中露に拒否権があるからで、だからG7の意義というわけです、バイデンさんの民主主義対専制主義との発言は仲間内でこそ共有されます。TVはこの場に韓国大統領も来ている、そこでガースーさんと話をしたとさも大きな話題のように伝えます。韓国も呼ばれてるの?西側諸国の懇親会ですか?中露はますます反米姿勢を強めています。そして今はロシアより対中国です。サプライチェーンの再構築がまず急がれようと思うのですが、14億人の大市場への阿りは容易には断てずの状況、ならばウイグル香港の人権問題で攻めるかの戦略でしょうが、そのどちらも日本は煮え切らないこと。日本はとても中国には敵いませんし、向こうがアヘン戦争来の欧米(もちろん日本も)から受けた屈辱の仕返しすると位置付けている限り話し合いなんて無理なことです、ならばこっちも同盟関係強めるしかない、だからG7というわけです。張り子のトラであってもできるだけ大きく見せておかねばなりません。ガースーさんの(日本の)態度はおのずから決まっているのです。何だか悲しくなっても来ます。

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