柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

傾聴

2006-08-19 08:40:55 | Weblog
甲子園が面白いですねぇ(阪神が面白くないからです)、延長戦が多いし、劇的な逆転が多いこと。一人とんでもないエースがいるチームは昔から強いですが、今はプロ野球よろしく二枚三枚とピッチャーを擁している高校が目に付きますし、打つわ打つわです。帝京と智弁の試合がその象徴でしたね。でも、面白い。そして泣かせてくれる。連中の仕草に涙を誘われます。どんなにいかつい奴らでも17、8の子供ですからねぇ。見ている方が優しい気分になれるわけです。一人一人個別に会えば、横着でとんでもない奴もいるんでしょうがね。
 加藤紘一議員が、靖国発言が元で実家に放火されて、にわかにクローズアップされています。この人言うことははっきりしています、反小泉、反靖国。首相の靖国参拝にずっと反対している人です。最近では、靖国参拝を支持する論客の上坂冬子氏と対比されて、またよく対談も掲載されています。ですからこの人の論はよく人の知るところとなっています、だからああいう目に遭ったのでもありますが。戦争責任者(指導者)は断じられるべきで、そもそも靖国神社に祀られるべき人達ではない、いかに心の問題だとはいえ実際に指導者が祀られている社に国の宰相が頭を垂れることの意味は甚大だ、だからあくまでも靖国神社を参るのであれば戦争責任者を分祀するべきなのだ、あるいは別の慰霊施設を新設するべきだ、そもそも小泉さんはA級戦犯を戦争犯罪人と明言しているにも関わらずその犯罪人に頭を垂れることは戦争肯定に見られてもやむないことだというわけです。こういう論があればこその小泉論、上坂論なのですが、いかに多くの意見があり、批判非難に晒されたとしても、どれかを選ばなければならない事態での決断はその人の心情に信条に沿うばかりのことです。その人が一国の首相であればその行動が国の方針の如く思われるのはやむないことです、ですから慎重にせよという論は傾聴に値するものでしょうが、その蓑に隠れたいつ果てるともない掣肘抑圧を許しおく理由もないわけです。諸兄、私達も考えるべき事なのだと思いますが、いかがですか。
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1 コメント

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8月15日によせて (mu)
2006-08-20 10:49:57
小泉首相の靖国神社参拝は例年のごとく8月にはいると原爆記念日、終戦記念日戦争のことが毎年報道されます。最近の報道番組には局サイドの編集如何においてあたかも真実のように語ることに辟易してNHKの7時のニュ-ス以外は眺めることで事を済ませています。昨夜のブロ-ドキャスタ-だったと思うのですが靖国神社への参拝者が今年は25%増えて25万人だったとの事。賛成反対 国内外の立場の方々が報道された中にとても気がかりなことがありました。インタビュ-を受けた若者のコメントに引っかかることがありました。ことの深淵を理解しての参拝ではなく国粋主義的な思想いえ雰囲気にあこがれての参拝のように感じられました。最近読んだ藤原正彦のエッセイにイギリス人の日本人感が書いてありました。それは残酷、働き蜂ということです(平成6年)。エコノミックアニマルニは賛同しますが残酷かといわれるとかなりショックでした。歴然と人種差別が公認されているイギリスの一方的なデ-タとはいえ世界の中で一番平和主義者(他と争うことを嫌う)だと思っていたのに・・。日本人は国を愛する心が薄い確かに難しいことからは遠ざかりこだわらない幼稚さはありますが自国にこだわらないからこそ外国人に対しても国内でも差別や敵意が少なく、大変住みやすい国だと思います。長くなりましたがコメントを寄せた若者が間違った国粋主義者にならないようにと願うばかりでした。
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