柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

光彩

2010-10-13 08:19:09 | Weblog
俳優の池部良さんの死亡記事です。この人は保守系の(よくこっちの本や雑誌で読みましたから)書き手としても知られてました。戦争経験者で、終戦を南方の戦場で迎えた人です。私如きがこれだけ知ってるということはそれだけ多く書いておられたという証拠でもあります。戦争がらみの特集ものでよく書いておられたですか。映画は「青い山脈」でしょう。古い映画、昔の映画として見るのですが、何度見たでしょうか、その度に俳優さん達の若いことにニヤリとしながら、背景の時代の匂いが新鮮です。学生帽、ランニングシャツに腰手ぬぐい、そしてハンドルが水平に横に大きく広がった、氷屋さんや出前持ちが乗っていたような、オシャレでない、バイクのような自転車、それに二人乗り。そして何よりセリフの古さ。いいなぁ、と思いながら見るわけです。二人乗りが、じゃなくてそういう時代に、です。合掌。
 愛子様の映像が流れてます。運動会風景です。ああ、いい顔しておられること。あの笑顔は安心しますね。浩宮、いや皇太子様がビデオ持ってる姿もほほえましいのではありますが、あまりに民草と同じようなことされているとどうだかなぁという気持ちも湧き出るところ。隣には雅子妃が同じように笑顔でおられる。愛子様が段々に赤ちゃん顔から少女の顔に変わっていかれる、どう見ても父親似、良いやら悪いやらとほほ笑むことですが、しかしあの笑顔には安心しましたね。みんなとちゃんとダンスしてはじけるような笑顔。登校拒否?いえ、登校拒否児の実態を全く知りませんから、こういう事例もあるのかもしれませんが、あの笑顔は作っては出てこないでしょう。そう思ったことでした。
 早稲田が出雲駅伝で久しぶりに優勝したとのニュースです。箱根を彩った大スターが卒業して(竹何とかでした、忘れました)今どんな布陣なのか全然知りませんが、監督の渡辺です。この人が箱根のスーパースターでしたからこっちに興味が行きます。インタビューに答えるその容姿はぶくぶく肥えて往年を見る影もないものですが、区間新記録を連発した猛者でした。そして早稲田の黄金時代を支えた人でした。花田とか他に何人か強い選手がいて、駒沢が出てくる前でしたかね、山梨学院大が強い時代でしたか、大東大に奈良という山登りのスペシャリストがいて、という頃だったと思います。瀬古が監督だったんでしたかね。瀬古も早稲田です。渡辺は期待されてましたが、他の箱根のスーパスターが皆そうであるように、卒業後は全く振るいませんでした。社会人との実力差は歴然たるものなんでしょう。つまり箱根駅伝なんてのは日本テレビが作った娯楽番組だという皮肉が信憑性を帯びるわけですが。さて箱根です。この人の目指すところはここしかないでしょうからね。いかがなりますやら。
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