柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

とんちんかん

2007-08-27 08:41:04 | Weblog
暑いです、強烈です。尋常ではないという感じが湧きます、事実そうなのでしょう。昼間は昼間で凄いことでしたが、昨夜はまさに寝苦しいこと。残暑、で括ってくれるな!です。まこと暑かったですよ。
 いつものとこと言えるのでしょうが、朝日新聞で特集しています、歴史は生きているというタイトルの検証モノです。今日の記事は日露戦争前後の経過を追っています。内容はさておき、この事象を話題にする場合、前提から互いに寄ろうとしない特徴があります。だから議論が食い違う、それを延々何十年も続けている、そんな図です。その象徴と言うべき、本質と言うべきものがこれです、「日本は、朝鮮の独占的支配をねらい」結果朝鮮を植民地化したという前提。欧米諸国が搾取目的に押し進めた東南アジア植民地化と同等の侵略だったと捉えるもの(いわゆる日本罪悪論、それが自虐史観へと繋がっていきます)です。一方では、そうではないと言う論がもちろんあるわけです。日清戦争後、協定を無視してロシアが中国東北部に居座る、朝鮮進出意図が明らかである、東方の不凍港を求めていたロシアが朝鮮を支配する様になると当然次は直接に日本が侵略の脅威に晒される、相手は世界の大国であるが座して待つことはできない、そういう環境状況下での選択だったという論です。朝鮮がしっかりとしてくれていたら問題は少なかったと言う説もあり、侵略目的などではなく朝鮮保護、もちろんそれは日本防衛目的ですが、目的だったという論です。植民地化などしていない、朝鮮のインフラ整備を押し進めて日本として(併合したわけですから)発展させたというのも厳たる事実です。ですから、今まで何人もの大臣の首が飛んだことですが、日本は朝鮮に悪いことばかりしてきたわけではない、のです。オランダがインドネシアでやってきたこと、フランスがベトナムでやってきたこと、イギリスがアヘン戦争をけしかけたこと、愚民政策、搾取に次ぐ搾取、あれと同等に見ることなどできぬ事でしょうに。確かに差別は強かったのでしょう、でも、それは人間社会ではどこにでもあることでしょう、文化度民度(これは即ち国民の生活水準そのものですが)のレベルアップを待たねば解決できぬ事であることを世界中のあらゆる民族種族が証明しています。そこを指して、そして戦争の非尋常さをさておいて、日本人(兵)の残虐行為ばかりをあげつらう。どこの軍隊でもあったことです、慰安婦にせよ、強姦略奪の無体にせよ、虐殺にせよ。どうして日本ばかりがいつまでも、しかも日本人からグダグダと因縁つけられ続けねばならぬのでしょうか。早くこの前提問題に決着付けるべきなんだと思います。明治維新をフランス革命同等の人民革命だなんてとんちんかん言わないように。
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