柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

懐古

2007-08-26 09:04:11 | Weblog
案の定と言うか、それ見たことかと言うか、ええ加減に浮ついた大本営発表を止めろよと言うべきか。世界陸上のことです、いつものようにボロボロ。こんな暑い時期にこんな暑い日本でやる理由は何なんだ?ま、これはさておき、水泳陣が期待通りに(マスコミの煽り通りに)メダル取ってますから余計に浮き彫りです。どうして実力通りを報道しませんかね。ひょっとしたらメダルに手が届く、なんて表現ばかりです。ひょっとしたら?例えば、相手が怪我するとか、棄権するとか、転けてしまうとか、失格するとか。つまり相手が普通に走れば飛べば投げればこっちはとても追いつかないというレベルなんです。でも、煽る煽る。何のために?スポンサーのためにでしょうね、それしかありません。それならわざわざに日本で開催せんでもええことじゃ、なんて毒づきたくもなりますが、いやこれは儲けも大きいと踏んでの開催でしょうしね、やるからには注意を引かないと(宣伝しないと)引き合いませんから。選手の競技と儲け仕事とが同時進行しているんです。アマチュアリズムの青臭さをなくして合理化(金がなければ何もできないし、誰も動かないという現実に沿う)した以上は、まず金です。今や高野連のみが時代の遺物的にしがみついている観のある反拝金主義ですが、高野連の腐り具合は周知の通り。昔ながらのアマチュアリズムには選手自体がついていきません。カールルイスあたりから始まったんですかね、競技会に出るのに金払うんじゃなくて金貰うようになって。そうそう有森がプロ宣言して、肖像権やらを要求したりして連盟に楯突いたのが端緒でしたか、あんたに肖像権?ブロマイドってか?まぁお美しいことで、と茶化してましたが。足の速いことが金儲けの手段になっているわけです、他のプロスポーツと何も違いませんからどうのこうの言われることではないことなんでしょうが、野球とかサッカーとかの球技は技量を見せ、技術で魅せますが、ただ走るだけでねぇという感は拭えないことろです。でも金掛けた以上は元を取らねばなりませぬ。大風呂敷を広げて世間の耳目を引かねばなりません。結果は選手や協会関係者の責任ですから。そういう割り切りでしょう。見ている方もそう割り切って見なければならぬのでしょう。でも、情けないですね。どのスポーツもバレーボール並みに落ちちゃったっていうわけです、あれはTV局にスポーツそのものを売っちゃった悪例です、馬鹿面のアイドルにキャーキャー叫ばせるあれです、ニッポンチャチャチャです。この傾向見れば懐古趣味も許されましょうか。年々保守(頑固、です)に傾く自分には十分気づいています。
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