柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

歴史

2022-08-11 07:38:30 | Weblog

大谷ダブルダブル達成です。時間の問題だと誰もが思ってましたが何試合か足踏みして結構やきもきしてたことでした。べーブルースに並ぶ。かつてイチローが眠っていた大リーグ記録を次々に掘り起こしてきたことを思い出します。ベースルースは13勝11本塁打だったそうです。昔とは野球の質も何もかも違うのでしょうから単なる数字の比較がどれだけ意味があるかはさて措いても、べーブルーズ以来誰もやったことがなかったってのが価値ですな。俺の後に道ができるという奴で。彼のコメントが振るってます。この記録がどんなものかはわからない。こういうのが(二刀流)が普通になっていけばこの記録も普通なものなのかもしれないしと。何と謙虚な。彼の才能を潰さなかった今までの指導者たちの功績も大ですね。高校時代は二刀流は普通ですが(エースで4番でキャプテンってのはいくらでもいるでしょう)、栗山さんと大リーグの今の監督(一人は更迭されてしましましたが)の起用があればこそです。幸運が重ならねば成らぬ偉業です。彼の所属チームが弱いことも幸運の一つだとはよく専門家たちが言いますね。優勝争いするような、大エースがいて9人のレギュラーが固定されているチームにいたら(昔のV9巨人のような)こういう起用はされないでしょうし。張本が元気なころに二刀流はやめろ、盗塁なんかするな、怪我したらどうする?とよく言うてましたが、こういう過去に成績を残したリジェンドたちの固定観念を壊すには彼のような怪物が出て来るを待つしかないのでした。本人が言うように二刀流の選手が今後次々に出てきたら今の記録が普通になるかもしれないのです。これが標準、これを越えれらないようならやめろという基準になるとか。そうですよね、どんな競技の記録もこういう越えられ方ですからね。一人が10秒の壁を破ると次々と続く者が出てくる。今までどうして出なかったんだ?と訝るくらい。時間が要るんですね。多くの者が同じ目的に向かっている、たまたまある一人が越える、すると堰が切れる。スポーツに限りません、研究の分野もそうでしょう。ノーベル賞見ていてもよくわかります。タッチの差なんですね、文字通り互いに鎬を削ってそこに辿り着く。そこを抜けると視界が大きく広がって、それが当たり前になっていく。大谷もそういう境地であれば、こりゃすごいタマですな。ちなみにダブルダブルとはバスケットで使う表現です。得点、リバウンド、アシスト、それが二桁になるとダブル、それが二項に亘るとダブルダブル、三つとも二桁になるとトリプルダブルと言います。ご参考までに。

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