柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

喝破

2010-03-09 08:14:23 | Weblog
先にチャンバラトリオのかしら、南方英二さんの死亡にあたりあれこれ書きました際に、メンバーの名前が出て来ずにあれこれごまかしながらじれったい思いをしていたのですが見つけましたので、皆様にはさしての話題ではないでしょうが正確に再掲します。怖い顔したリーダーが山根伸介、ハリセン喰らうのが伊吹太郎。もう一人はそのときに思い出した通り結城哲也であってました。4人でトリオ。昭和38年にリーダーとかしらとで始めたグループだそうです。すみません。すっとしました。
 先日は読売の4コマ漫画「コボちゃん」がグサッと刺してましたが、今日は朝日の「ののちゃん」がやってくれてます。ちょっとまぬけで不真面目な女先生が黒板に男らしく女らしくと書いて、あいまいなものを抱えておく知恵も根性もない連中が飛びつくコトバだと言い放ちます。おお!いきなり深いフレーズです。フェミニズムやら男女共同参画やら男女平等、男女の不均等是正運動の硬直さへの批判でもあり、正論振り回して何でもかんでも人の所為(体制の所為)にする左翼さん達への皮肉でもあり、白黒つけられない物事をそのまま曖昧なままにしておいてその場その場でうまく使いこなしていくのが人の知恵、社会秩序、私の定義では国の定める憲法や法律の二重も三重も大きく広い決まりごとなのですが、それを忘れるなという警句、男らしくできない男もいていいんだ、女もいていいんだと何でもかんでも緩めていく、どなたもこなたも低いところに合わそうとする文化(精神)破壊的思想への警告です。男らしさがわかるのは男じゃなくて女だ(その逆も真)とよく言われますが、そういう理想的な固定観念にどうして拘らねばならぬのか、男女機会均等法という命名に象徴されるように社会的扱いの男女間の不平等さ是正が事のきっかけであったのでしょうが、考え方はどんどん敷衍されて生き方や社会における立ち位置にまで男女の境をなくそうとします。曖昧さは必要です。その場その場でうまく解釈できるあいまいさが社会運営には必ず必要です。この女先生の、つまりいしいひさいち氏の喝破には賛同します。是非ご一読下さい(漫画の内容はこんなに重たいことではありません)。
コメント
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