柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

要件

2009-06-06 08:10:21 | Weblog
秋芳洞一酸化炭素中毒ホテル、煙突に蓋が載ってたと言う報道です。あらら、わかり易いこと。部屋の中に充満するわなそれじゃぁ。上の階から順に。これもわかりやすいこと。今までも長くこの状態だったろうに、どうして今回?という詮索になって行きますが、結局起こるべくして起こった事件、とうとうやったか・・という流れで終息するのでしょう。安全意識の欠如。コスト節減の罠。平凡な教訓が並ぶのでしょうね。
 足利事件もそうなんでしょうね。マスコミは引っ張り回します、当人さんも今は真実、心境の吐露という思いが強いでしょうから需要と供給の利が一致して暫く露出が続きましょう。事件はとんでもないことです、あってはならぬことが起こったなんて国家権力への非難が前面に押し出されましょう。では真犯人はいずこに?時効で?国家賠償は如何ばかりになるのでしょうかと下世話な話です。結局どれもこれも制度の問題にすり替わります。定期点検をもっと厳しく義務付けろ、係員を増員してもっと詳しく調べろ、捜査上用いる道具や技術はその都度精度補正しろとか。人物をとやかく言いません。ホテルの責任者の問題でしょう?捜査員の問題、そして裁判官の問題。制度の前に人物でしょうに。くどいですがそう思います。優れ者を戴くこと。優れ者を相当の地位に置くこと。これこそが社会の安全をもたらす第一要件でしょう。
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