勝手

新聞によると自民党総裁選の全国党員分予想、高市、石破、少し離れて小泉の順なんだそうです。そうかぁ。高市さんがねぇ。私は安倍シンパではなかったですが、反共反左翼反リベラルの者としてこっち側にいると自認はしていて（無闇なトンガリぶりは今更弁明せずとも賢姉賢兄諸氏には見抜かれていることでしょうが）、その意味ではあの9人の中では高市さんなのです、月刊HanadaやWiLLが推すように。そしてそこの論者が皆言うように、石破、上川、林、そして小泉のつまらなさが今回のいつも以上に頻りにTV報道される討論会で明らかになっています。討論会のあの短い時間内でよくアピールできているのは河野さんと加藤さんに思います。茂木さんは狎れて媚びすぎですが、あれがキャラなんでしょう。小林さんはさすがにまだ青いな。議員票の大票田である安倍派を無視できないです、から高市さんはじめ急に手の平返した石破さんも裏金議員への対応を誤魔化します。党員票をかっ攫って二位につけても、最後は議員投票ですからね、万年二位の石破パターンです。そして面白いことに小泉以外は急ぎの解散総選挙を言いません。今気づきましたが、自民党の総裁任期はその間の総選挙によって左右されるのでしょうか。今の総裁自身が選挙で負けたら選び直さねばならぬのでしょうが、そうでない場合、たとえば政権失うような大敗した場合とか、議席減らしたとか自民党として選挙に負けた場合です。麻生さんはどうだったですかね。責任取って辞任だったですか。あの後は谷垣さんでしたよね。とまれ、すぐに解散すると言う者は小泉さんだけです。今やったら危ない、そういう感触が他の皆の共通認識なのでしょうか。

　今の日本は65歳以上が全体の30%を占める高齢者社会だ。65～69歳の内働いている者が半分以上いるとの集計結果だそうです。どちらにも含まれる当事者としては、そうかぁです。定年制度のあるなしは重大な環境差です。否応なしに職を失うわけですから。でも今時65歳で年寄りなんて言われても誰の事？です。人口が激しく減っている中で働ける者を遠ざけるなんては大間違いです。年寄り働け！ボケ防止とか健康寿命とかそんな副次事ではなくて、一労働力として社会から外れるな！です。今まで身につけてきたキャリアや技術を捨てるんじゃない。その身が動く限り社会に関わり続けられよ。自分がこの年齢になって本当にそう思います。両親以上の世代を年寄り扱いして排除指向でいた若い頃にはわからなかったことです、ああ、あの時両親たち高齢者はこういう思いでいたのかと。まことに勝手なことではあります。

消去

9人はやはり多いなと。常にこれだけの大人数を同列に並べ扱わねばならぬわけです、今までこんなことなかったんじゃないですか。報道ステーションはバラエティー番組よろしく二段雛壇並び、自民党主催の会では一列横並び。その順番は届け出順です、高市、小林（ひときわ長身です）、林、小泉と続きます。ちょうど中央の5番目が上川さん、あとは加藤、河野、石破、しんがりは茂木さん。一列に並べば中央に上川さんですから白い服着れば（周りはオヤジの黒系上着ですから）とても目立ってこの順番は得でしたね、高市さんに比べれば明らかです。今朝のNHKの討論番組では左右に振り分けられて並んでます。見栄えで言えば背の高い小林さん、イケメンさではやはり小泉さん、相変わらずに三白眼で睨みつけてるのは石破さん。何度かこういう番組観てて、各人の言う内容の違いも大体わかってきましたが、まず上川さんは具体論が何もなく概論しか言えない人、小泉さんも評判通りに言葉が軽いなぁと。河野さんや茂木さんは数字や横文字を散りばめながら滔々とやりますから聞いてしまいます。小林さんもあれこれ政策を披瀝しますが、ここは高市さん加藤さん林さんの経験や実績には敵わぬ感じです。石破さんは慣れが見えて、それが余裕に見えぬと言うか、それは彼が相変わらずのスタイルを曲げないからによるとは知りつつ我々見ている方もこの姿や物言いに慣れてしまっているのだなぁと感じてます。今回も万年二位に甘んじるのでしょうか。立憲代表が野田さんになれば、彼が言うているように穏健保守も取り込めるかもしれないし、自民の「裏金議員」にきちりと刺客を立てられれば面白いんじゃないですかねぇ。それに対抗できる顔は？自ずと消去されるわけですけれども。

阪神

今更ですが私はおとなしい方の阪神ファンで、昨年はいい思いをした者の一人です。岡田さんが言う通りに今年は連覇だというわけでした。が、去年出来てたことができぬはよくあることです、ずるずると現在に至ったわけですが、コアなファンであれ私のようにその何周も外側にいるおとなしい系のファンであれ阪神好きの共通体質は負け惜しみの強い事でしょう。負けても負けても好きだというヤツです。二位三位をうろうろしていて、ここぞの場面で負け続けての連続でしたが、慣れてますから。ダメならダメで仕方ないのです。広島が妙に調子よかったのですが、いつか落ちて来るぞと。巨人も今年は菅野がいいですが、そう続かないだろう。そう思い続けているわけでした。残り十何試合になって、ここにきて広島が落ちてきました。横浜に抜かれるかもしれませんね。阪神自体に特別の戦力が生じたのではない、相手の不調に付け込めなのですが、この巡りですね。口にすると叶わないのかもしれぬのですが、ほくそ笑んでいます。黙って笑ってる。多くの阪神ファンがそうじゃないでしょうか、今。

露出

立憲の4人でも多いのに、自民党は9人です。報道ステーションが昨日全員呼んで（全員呼ばなければ問題ですけれど）バラエティー番組の雛壇タレントよろしく二列に座らせてました。こういう絵柄は爺さんたちは嫌うのでしょうが（似合わぬですからね）仕方ないです。高視聴率番組にはせいぜい露出しないといけませんから。出馬時の会見内容を立憲の4人が叩くように、どうして今までやらなかったんだよ？のことばかりではあります。現職幹事長に官房長官に大臣が何人かいる顔ぶれです、どうしてその地位でやらなかったんだ？しかもその内容たるや、泉さんが言うように彼らが指摘してたままです。政治資金も夫婦別姓も。枝野さんも言うてました、今すぐやれよ、こっちは反対どころか協力するからと。まことに言いたい放題です。小泉さんや石破さんが言うならまだしも、政権内にいた者が何言うてるの？です。呆れますねぇ確かに。でも、人気投票ですからねまずは。上の二人に残らねば草刈り場です。選挙のプロたちがプロ相手に票の取り合いするのです。自民党御用達の田崎さんが総裁選は今までどれだけ他人の世話してきたかが問われるのだと身も蓋もないこと言うてましたが、田中角栄があれだけ強かったのはこっちの力ですからねぇ。今はただ露出。なのでしょうけれども。

進退

兵庫県知事の涙の会見でしたが、どうだかなぁです。泣く？あそこで。文字通りの四面楚歌になって、県議たちは辞職しろ、不信任案可決→解散はやめろと言いたいのです。それをもちろんわかっているからそうは行くかい！と抵抗しているのでしょうがそこで泣くんだ～の呆れです。本人より維新の吉村代表の弁が長尺でしたが、ここで擁護はできないですからねぇ。粘るねぇ。ただそれだけですけれど。

　アメリカTV討論会です。こっちも面白いことでしたか。ここぞばかりによく露出してるアメリカ政治専門家たちがあちこちに呼ばれて意見披歴してます。ハリスの勝ち。トランプの準備不足。大勢はこの様相です。切り取り映像をそのまま観るばかりでしたが確かにハリスさんの方に余裕を感じられましたね。不法移民たちは犬や猫、ペットを喰ってるなんてトランプさんの発言を何度も流してましたが、真偽のほどは措いてもこの場でどうかなぁではありました。

　上川さんが滑り込んで立候補、その会見が流れてました。ああ、この人、こんな物言いするんだと驚いたと言うか。この人の大臣答弁は原稿読み読みでこんなトーンじゃないです。こんなに変える？うちの山の神が宣いました、こんな「オンナオンナした」人はダメよと。そうかぁ、そういう観方かぁ。同性の評価こそが大事だとよく言いますが、そういうことですね。

刷新

自民党や立憲に刺激されたのかどうか、公明党の代表も替わるそうです。山口さんが辞めると言うてます。15年トップを張ってすっかり公明党の顔でしたね。穏やかな印象ですから（女性に人気があったそうです）長く続けられたという評価です。で次は？石井さんに禅譲の形だそうです、選挙はしないと。共産党も長く志位さんが続けていたのでしたがついこの前に田村女史に代わりました、トレンドですか。立憲の選挙活動模様が報道されます。4人くらいが一度に見比べられる限界ですかね。自民党のように8人（あと二人出るそうですが）も一度にはねぇ。でも、報道ステーションが先日立憲の４人呼んで並べてやってましたから同じことを自民党でのやらねばクレームものでしょうね。10人も並べるの？本当に人気投票ですねこりゃ。もちろん総選挙に勝つという目的の顔選びですから人気投票そのものですわ。だから小泉でしょうという読みです。政権を維持できなければ政策も何もありゃしませんから。立憲の方は私見ですが野田さんですかねぇ。こっちは刷新よりも安定でしょう基準は。もっとも左巻きさんたちがどう考えられるかわかりません、吉田女史にどれだけ支持が集まるか見ものです。その点では自民党の高市さんです、石破さんを越えればですけれど。ああ、公明党の話でしたね、すみません。

思惑

正式に維新の党から辞職して出直し選挙しろと勧告された兵庫県知事さん、決めるのは俺だと居直りました。あんたたちに決めてもらうことじゃないと。政治家の好きな、出処進退は自分で決めろというヤツです。出直し選挙しろとまで付け加えるにはココロがあって、不信任案が可決されたら知事は辞めるか議会解散するかの二択になって、彼なら解散を選ぶだろうという読みです。昨昼のひるおびで言うてました。解散して新しい議員がまた不信任案を出すなんて泥仕合になるぞと。議員にすれば知事個人の不祥事なのにどうして自分たちに累が及ぶ？と不満たらたらですわね。これが法律ですから仕方なのですがしかし、この知事さんの鉄面皮です。あるいはサイコパス系？だからといってどうにもならぬのですが。

　自民も立憲も推薦人集めが大変だと新聞が教えてくれます。そして推薦した人と本当の支持者が違うというねじれがよくあるのだそうです。記事には立憲の玄葉さんが吉田女史の推薦人に名を連ねておいて支持するのは野田さんだと公言してるのだそうです。自民党も同じことなんでしょうねぇ。上川さんや斎藤さんがその瀬戸際にいるわけですが、後はどうでもいいから名前貸して！なのでしょうね、それが現場でしょう。20人は大変ですよきっと。

粘行

パワハラ疑惑で大叩きされてる兵庫県知事に対して維新の会がやっと辞職勧告したんだそうです。あの百条委員会のえげつない公開処刑をシレっと凌いでる御仁ですから、そんな勧告なんかでしょうけれども、例えば辞職して次の選挙のもう一度出る、それこそ信を問えばいいんじゃないかと（前の明石市長のように）と思いますが、それではさすがに勝てぬのでしょうねぇ。こんなに悪者にされたら、というか部下へのパワハラだけでなくておねだりなんて情けない叩かれ方じゃぁ政党の支援なくしては再選はおぼつかぬでしょうし。だから粘る？そんなに恋恋とする地位なんでしょうかね、そうなんでしょうねぇ。で、嗤ったのは維新の会の辞職勧告理由です、県政の停滞だそうです。まぁありきたりで平気じゃなぁ。自分達が推薦擁立した者をそうそうこき下ろせないという体面もありましょうが、この渋々感がどうでしょうねぇ。同じく擁立してた自民党が早々に辞職勧告出していたこととの比較です。ま、維新の会が彼を強く推してたということなんでしょう、自民党の方はほら見たことか！なのかもしれないです。とまれ、粘る知事、多勢をかさに着て殺気立つ百条委員会の面々。辞めるまで已まぬ。死して後已む。なんか嫌なことですねぇ。

言葉

40‐40が45‐45に増えて、大谷フィーバーは俄然盛り上がります。前にも書きましたが、どの局のニュース番組のスポーツコーナーも大谷話題がトップです。パラ五輪が開催中です、日本勢は多くの金メダルを獲得してます、こちらは報道しないわけにはいかないので、という申し訳程度さが観て撮れます。それは日本のプロ野球も同じ扱いです。寄って集って大谷一人に敵わない図です。ま、それは措いて、今回の45‐45達成記事です、ネタ元はロサンゼルス共同と最後に記名されてます、どの新聞も同じ内容、同じ文言文章言葉遣いです。意訳や端折りは許されないのでしょうね記事を買っているのでしょうから契約上。その中の打たれたピッチャーのコメントで「失投を投げた私が悪い」というくだりです。そうか、これをおかしい、間違っているとは思わないのだろうか。あるいは気づいても修正できないのか。失投を投げるなんて、そもそも字面からおかしいですよね。一つ文章に同じ単語を複数使うとみっともない、これは作文の原則その一と思うのですが、もっと単純な重複は避けないと。馬から落ちて落馬したとか、頭痛が痛いとかです。ただ毎日だけはここの所「失投した代償」と載せてました。こちらが日本語として正しい。英文ではなくて日本語で送って来るのでしょうね、それをノーチェックで載せる、そうでなければどの紙も同じ文章にはなりませんわね。一言一句元原稿を変えてはならぬなんて決まりなのかとも思いましたが、毎日の文章見るとそうでもないのでした。ならば、買い記事の安直なノーチェック掲載の露呈というわけです。もっとも、テオニハなどのそんな些末にいちいち目くじら立てるなよということなのでしょうか、言葉で生きてる新聞記者の、あるいはクオリティーペイパーとしての矜持を脇に避けて。

　以前に日経記者がストーカー行為で逮捕されたという記事を採り上げて、男と思ったでしょう？実は女でした、これも男女の認識バイアスって奴ですなんて茶化したことでしたが、実は実は相手の男記者がもっとワルだったと週刊誌に叩かれてます。妻子持ちで弄んだという絵だそうです。そうであっても特段珍しいことではないのですが、何とも気の毒なことで。悪い男に（女もでしょうが）ひっかからぬように、とこれまた陳腐なまとめしかないのですが。

本命

やはりメディアはこの人を本命扱いします、報道量が全然違います、小泉進次郎が出馬会見です。政治家として実績がないとか討論が下手だとか欠点の指摘はどの専門家達も異口同音ですが、本命の座は揺るがないのでしょう。で、総裁になればすぐに解散総選挙して国民の信を問うとぶち上げました。これは効いたんじゃないですか、地方票にも議員票にも。あれこれの政策はどなたも同じようなことで、それを詳しく説明されても聴いてる方は心動きません。彼は自分の役回りを理解しているんでしょう、選挙の顔になって全国駆け回って政権維持する数を確保する。勝てばそれなりに評価もされようし、どんな風向きになるかわかりません。そう問えばそうは答えないでしょうが、十分に親父を意識して、親父のイメージを援用して。まだまだ私たちの記憶には小泉純一郎は生々しいですからね。他の候補者と見比べれば如何にも若い、頼りないのですが、今彼に求められてる役割は？です。10月何日に選挙ともう決まってるそうですから。

　兵庫県知事の百条委員会、どう言い換えようと「寄って集っての吊し上げ」の場ですが、当の知事さんシレっとして立派なことです。法には触れない、私は間違ってないと言い続けます。自民党が辞職勧告するんだそうです。維新の会は検討中とか。見ているのもどうも嫌な気分になる場ですねぇ、あれは。