memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

紛争地帯から船を撤退 フィリッピン

2012-06-29 08:45:54 | 海事
フィリッピン大統領ベニグノ・アキノは中国との紛争下にある岩礁地帯にいたフィリッピン船舶に対し、天候悪化もあって土曜日帰港を命じた(6月17日 ChinaPost)

大統領は南シナ海のScarborough礁にいた沿岸警備隊と漁業局監視船に対し、金曜日夜に撤退を命じたと外務大臣Albert del Rosario が語った。昨晩大統領は天候悪化を考慮し両船に帰港を命令したと。「天候が回復したら再考される」と。 これは太平洋上の台風Gouchiの接近によるものである。フィリッピン船は両国が主張する岩礁の付近に4月以来いる。
中国の監視船や漁船がこの海域には多数存在している。フィリッピン側によれば両国は紛争のある間の操業をそれぞれ一方的に禁止しているという。この紛争はフィリッピンが中国漁船を拿捕しようとしたのに対し中国が妨害した4月10日に起因する。それ以降両国は領有主張のためにそれぞれの船舶を派遣していた。

沿岸警備隊とパナマ籍タンカーが漁船員7人を救助

2012-06-29 08:44:43 | 海事
沿岸警備隊によればハワイを母港とするはえ縄漁船が出火したのち左舷に傾斜したという。GoldenEagle2が搭載していた自動救難信号が午前4時に発信された。乗組みの7人は船体を放棄ライフラフトで漂流しているところを6時間後にC-130が発見した(6月15日KITV)

彼等はジョンストン環礁の316浬北東で救助された。沿岸警備隊は付近を広告中の船舶に無線連絡、パナマ船籍のタンカーForestal Diamonte がこれに応えた。「彼らは漂流中の漁船員を救助、自船に搬送、医療処置の必要はないため、次の入港地の日本に向かっている」と警備隊司令Mike Morinが発表。これでもわかるようにはえ縄漁船への救難信号装置の当歳が必要なことを強調。「海は広いが、C-130により信号を受けて行動できる」と。救助に当たったパナマ籍船舶に感謝するとともに、漁船員らは元気であると。今回は多大な労力を捜索にかけずに済んだ。問題の漁船のほうは今も漂流しているものと思われる。救助したタンカーは日本への途中、グアム島沖合で漁船員を下す予定であると。

祭りを祝うボート競走

2012-06-29 08:44:08 | 亜細亜海道
沖縄は波や船で周年知られている。その中でもハーレー祭りほど注目されるものはない(6月15日japantimes)

この地区では様々な催事が行われるが、それらは豊饒の漁獲と航海安全を祈るものである。こうした催事の中で糸満のハーレー祭りはもっとも有名である。これは梅雨の季節の終わりを意味し(月齢5月の4日目)ハーレー・ブニ、沖縄の言葉では競艇を意味する。祭りと競艇は主なスペクタクルである。

糸満のハーレーは糸満漁港を見下ろすサンテインモの丘の鐘がなることで始まり祭りの前に行われる。様々な催事が6月23日に行われる。クヌカセKunukase は漁師の操船の腕前を競い合うものである。すべてのボートは始めはひっくり返されていてそれを漕ぎ手が立て直した後にゴールラインに向かうものである。最後のレース agai subuには最上の漕ぎ手が参加して行われる。これが最も楽しめるスペクタクルである。