memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

熱帯低気圧Talimが南中国を襲った

2012-06-20 12:15:33 | 亜細亜海道
8万隻以上の船と住民6万人が広東省、福建省で避難。火曜日、南中国を襲った熱帯低気圧Talimのため(6月19日新華社)

Talimは今年5番目の熱帯性低気圧で火曜日午後4時には広東省の汕頭から380㎞のところにあり時速15㎞で東北に移動していると広東省気象予報センターが伝えた。この嵐は台湾海峡に入り水曜日には広東省や福建省に上陸するとみられ暴風と豪雨をもたらすとセンターが予報。この二つの省では漁船の港への退避と沿岸住民の高波からの避難を呼びかけた。広西省チワン自治区でも避難が報じられ、激しい降雨による洪水が住宅数百を倒壊させたという。


大澳のドラゴンボート香港文化を祝う

2012-06-20 00:07:15 | 亜細亜海道

香港の漁村大澳がまた6月23日にドラゴンボートのパレードを行う(6月7日ASIARooms)

ランタオ島の漁村大澳で行われるイベントは今年は6月23日、月齢で5月の5日目に行われるのが習わしである。また大澳の游神のパレードとして知られる祭りでは漁師たちがドラゴンボートを漕ぎYeung Hau, San Tsuen Tin Hau, Kwan Tai,Hung Shing などの寺院を朝になる前に神雕像を捧げる。

祭りの当日にはこうした像は神聖なサンパンに載せられてドラゴンボートに引かれ水上のパレードを行うが、その目的はさまよう水の亡霊をなだめるためという。水路に沿った高床式の住居の人々はボートが通過するときに紙製品をもやし、神像が儀式の跡に崇拝する寺院に戻ることを祈願する。


羊だってうまい

2012-06-20 00:06:37 | 
長期出張を繰り返しているこの国で「羊は喰えぬと言ったら生きては行けぬ」と覚悟決めて羊に取り組んだ。その結果羊にもいろいろあって若い羊は臭くないことを学んだ。賓客には羊を屠りその頭をボイルして、ピラミッドのように重ねたたしかクズケリという料理があった。羊の頭がい骨が目はないのにこちらをにらんでいるようなものの舌の部分が一番うまいという。客人が喰わなければ妻が泣くというので無理やり食べた。それにしても小さな羊を一度にたくさん屠る料理だ。大きく育てばもっと肉がとれるのに小さいうちに食べてしまう贅沢さから客人料理とされるのか。日本のモツの煮込みのような味付けはなくただ塩味。これは一度の挑戦で辞退した。

黒海沿いに東に向かう街道を東進する出張に出かけた。港は多いが魚の種類がそう多くはなかった。青魚はここでも安いがヒラメやアンコウなどは高い。昼の食事は暑さを避けて木陰の屋外の椅子に座り、羊肉のミンチの炭火焼きを食す。名前はキョフテKofteだったか、要は肉団子、羊のハンバーグみたいなものだが肉が新鮮であれば旨いし臭いもない。レバノンのソーセージだとこれに香草を混ぜたようなものがあり、西アフリカで食べた記憶がある。このKofteという言葉はインドでも通じた記憶があるし、ベンガル人もそういうらしい。つまりイスラムや羊肉文化圏では広範に通用する単語なのかもしれない。

トルコの肉料理というとシシケバブとなるが、そうではなくドナルケバブのほうが旨い。わざわざ肉を薄切りにしたものを剣に水平に重ねてさしてその剣を回転させながら火であぶるという手の込んだ手法はさほどでもない肉を何とか柔らかく口当たりよく…と苦労した故の発明か。香辛料も十分にしみこませることができる。でも自分はKofteの方が好きだ。肉さえよければ塩味だけでもいける。


スーパートローラーの導入を阻止する グリーンピース

2012-06-20 00:00:15 | 水産・海洋

グリーンピースGPがオランダからDevonportに向かう予定の142m長さのスーパートロール漁船FV MARGIRISの入港を阻止しようとしていることが脅威となっている(6月7日ADOVOCATE.AU)

この国際環境団体のGPは本船の追尾を行うとともにほかにも北半球で操業している他船の動向も追跡、こうした漁船が魚資源を枯渇させ、公的助成金を吸い上げ、地元漁業者を破産に追いやると主張している。「豪州のような海は他にはない」GPの豪州太平洋地区のキャンペーン担当Nathaniel Pelleはいう。「この漁船は世界最大の工船よりも3m短いだけだ」という。「この船に並ぶ漁船はない」と。

「我々はMARGIRISを徹底的に追尾する。我々の欧州担当者はこの船が次から次へと漁場を変えそこ魚を壊滅させてしまうことは許し難いと言っていると」 「我われは間違いなくこの船にタブを付ける」シーシェパードのような行動をとるのかという問いに「なんでもありで、何事も排除しない」と。「GPは巨大な地球規模で活動する船団についてとくに大型の冷凍トロール工船について懸念を抱いている。こうした漁船は地元漁民が一年間で獲る魚を一日で獲り尽くしてしまう」

Seafish Tasmaniaの役員Gerry Geenは同社の操業は持続的なものであるという。「Seafish タスマニアはAFMAが決めた1.8万トンの尾漁獲枠を持っている」とGreen. 「英連邦の漁業監視役が乗船し操業のすべて、混獲、漁獲枠、生態的影響ほかを監視する」と。同社は株主とともに操業について維持すると。