memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

別の意味での金鉱

2012-06-09 00:02:40 | 海事
400年後に4300万ドルの中国の陶器が引き上げられる(5月31日Bloomberg News)

インドネシアの海底に青と白の中国製陶器が400年間以上眠っている。70万点を超える素晴らしい碗、皿、カップなど中国明王朝萬里皇帝の時代のもので巨大な木造のジャンク船に積まれていて沈没したもの。船は現在のジャカルタに向かっていたものと思われる。沿岸から150㎞沖合アイスホッケー場ほどの広さに散らばっていて高さ8メートルに積みあがったものもある。

ポルトガルを本拠地とする海洋考古学会社Arqueonautas Worldwide社の会長でCEであるNikolaus Graf Sandizellは来年度この回収を行うことを計画している。インドネシア政府による許可待ちの状態であるが、その前にこの海の宝物への脅威は引き網漁業、石油探査、パイプラインやケーブル敷設など様々である。彼は東ドイツの年Jenanに近い中世の城Leuchtenburg における展示会の主催者の一人でもある。この探査にはSandizellは630万ドルのコストがかかり、陸上への往復のロスをなくすために洋上基地が必要であるという。彼は展示がこの水中探査の助けとなることを期待している。「我々は注目をひき財宝が消える前に取り掛かりたい。10年もかかればそれでは遅すぎる」

同時代の別の沈船からは精緻な碗が揚げられている。一つはボタンの絵柄で、もう一つは石庭の絵柄でありガラスの陣列ケースに入れられている。3分の一はそのまま水中に残っていると Sandizell, 53歳はいう。金と陶器のみが海水の影響を受けずに無傷であるという。この沈船は2008年に発見され、2010年の作業で38,000点の陶器が回収された。

中国商船はポルトガルの海上貿易が繁栄する以前200年間にわたり絹や陶器を交易していた。9本マストのジャンクは欧州の船よりも大きく、当時の巨大タンカーと言えるもので検蔵王された木造船としては最大であった。船には通訳、天文学者、星占い師、医者が乗り組んでいた。船は香料、象牙、宝石、貴重な木材などを積み航海した。キリンさえも積荷となり中国王朝に届けられた。

ガザ漁民4人を拘束  イスラエル軍

2012-06-09 00:00:41 | 海事
ガザ発:イスラエル軍がパレスチナ漁民を水曜日朝に拘束した。イスラエルはガザ沿岸に制限水域を設け常々ガザ漁民を拘束彼らの生活を破壊している(5月30日MAAN NEWS)

イスラエル艦艇がBeit Lahiyaの沖合で漁船を包囲、漁民らを不明な目的地に向かわせたと目撃者が語った。漁民はNour al-Sultan, 49歳とその弟 Hasan 39歳,またJihad al-Sultan, 38歳および弟の Zahir, 22歳であるという。

イススラエルとパレスチナの交渉ではオスロ協定によりガザ沿岸から20浬と認められている。しかしイスラエルは勝手に3浬を規定している。イスラエルは許可水域の中でたびたび発砲をしている。ガザ漁民はこの規制により生計が脅かされ、この中ではまともな漁獲は得られないという。イスラエルはガザ水域を1967年以降占領し2008年以降は数隻の軍艦を配備している。

国防関係者が領海紛争での対話を合意  フィリッピンと中国

2012-06-09 00:00:16 | 海事

フィリッピン国防大臣Voltaire Gazminは昨日相手方となる中国の国防相Liang Guanglieに面談。4月10日にスカボロー岩礁Panatag (Scarborough) Shoal問題での対立が発生して以来初めてのことである(5月30日Phillipine Daily Inquirer)
この二人の大臣が面談したのはカンボジャでのアセアン国防省会議でのこと。

中国はアセアン10か国フィリッピン、タイ、インドンシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、カンボジャ、ミヤンマー、ラオスなどの対話の一方の相手である。
フィリッピン、中国、台湾とほかのアセアンメンバーであるベトナム、マレーシア、ブルネイは南シナ海(西フィリッピン海)のスプラトリー諸島の領有について紛争を抱えている。
金曜日に発表した声明文ではGazmin国防相と中国国防相は2か国が問題に直面していることで通信回線を維持することについて合意した。「Gazmin大臣は常時可能なように大臣間で維持される」と。DNDの声明文でLiang大臣は「落ち着いて慎重な発言をすべきだ。これにより相手方による誇張と誤解を防ぐべき」と。また同大臣は彼らの行動における拘束行為を見極めるべきだと。

DNDによればGazminはフィリッピン海軍は4月10日の行動では8隻の中国漁船が問題の岩礁地帯で大量のシャコガイやサンゴ、サメ類を違法に漁獲しようとしたためであると擁護。これはLiang 大臣が漁民逮捕を非難したのに対してのもの。

Gazmin大臣はフィリッピン海軍艦BRP Gregorio del Pilarは北朝鮮のミサイル発射の監視のためルソン島北方に向かっていたところ識別不能な船舶がPanatag Shoalにいるtという通報を受けたものであるという。フィリッピン当局はPanatag礁はZambles州の基点から124浬にあり明らかにフィリッピンの経済水域200浬内に存在すると主張。しかし中国側は自国からは472浬にあるものの歴史的に自国領土であると主張している。