ダッカ発:チッタゴンの南東部のHalda川では今年記録的な魚卵の収穫があった。これは過去20年間で最大のものという(6月17日Gulf Times)
「魚卵採取業者は4月8日に8トン、6月1日に60トンの魚卵を採取これは過去20年間で最高」と漁業家畜省のAbdul Latif Biswas大臣が議会に報告した。同大臣はHalda川の天然魚保護のために有効な対策をとっていて、これによりこのような大量となったという。Biswas大臣はHalda川のSattarghat橋からModunaghat橋までの20㎞を2007年に禁漁とし、さらに40㎞相当を2010年追加したという。この禁漁区域設定後は政府はすべての魚種について禁漁としているという。このため保安要員が設定域での監視にあたっているという。
この監視に加えて同省は川沿いの産業からの魚の生息に有害な汚染物質の監視も行っているという。環境局はHalda川に油を流出させたHathazariの発電所に対し100万タカの罰金を科しているという。同大臣は2月から5月の間被害を受けた地元漁民2,650人に対して漁業の回復するまで212トンのコメを補償として提供したがこれは初めてのことであると。Haldaはこの国唯一のコイ養殖が行われている天然河川であるという。ここでは成熟した故意の魚卵採取は毎年太古より4月から6月に行われているという。採取された魚卵は人工的に孵化され稚魚の生産を行っている。この種苗は国内の養殖場各所に運ばれる。Halda川はチッタゴンのadnatali丘に源流をもつ。