MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

病院嫌い

2013-04-08 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
医療通訳をやっていても
自分が患者としていく病院は苦手です。

立場上、相談者には
「症状がでたらすぐに病院にいくこと」
「検査はこまめに受けること」
「手遅れになるのが一番大変」と
偉そうなことを言っていますが、
実はその本人が病院が嫌いなのです。

子供の頃、イヤほど病院に通った苦い思い出があり
アルコールの臭いや痛い注射に今でも拒否反応があります(誰でもか?)。

職場で一年に一度、強制的に健康診断を受けます。

先日の検査でバリウム検査がひっかかり、
胃カメラの指示が出ましたが、さあ、困った・・・。

胃カメラ検査は通訳として同席することはあっても
自分で受けたことがないのです。

実は15年ほど前、ある外国人の胃カメラに付き合ったことがあります。
当時はまだかなり太いホースみたいなものをのどの奥に突っ込んでいました。
(黒い色をしていたので蛇みたいに感じたのかも・・・あくまでイメージですが)

外国人患者さんは痛い痛いとわめくし、
そばで身体を抑えていたのですが、
あの、恐怖は忘れられません。

胃カメラより痛い検査はたぶんたくさんあるけれど、
その時の患者さんの恐怖の表情が忘れられずトラウマにさえなり、
本日に至っているわけです。

でも、会社の検査なので会社から早く再検査を受けろとの催促が来て
いよいよごまかすことができなくなって、
泣く泣く病院に行くことになりました。

胃カメラをやるなら、知っているところのほうがいいので、
2011年にMEDINTで病院実習(内視鏡検査)をやっていただいた
中島先生のクリニックに行きました。

結論から言うと15年前に見た胃カメラとは大違い。
まず、鼻に軽く麻酔をして、鼻からカメラを入れます。
また、点滴で意識がぼーっとしている(寝ているのではない)間に
検査が終わっていました。

幸い特に大きな疾患は見つからなかったのですが、
これなら毎年ヘロヘロになるバリウム検査より楽かも・・・とも思いました。

怖がらずに病院に行かなくっちゃ、ね。
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