1月15日滋賀国際医療研究会第10回記念大会が滋賀県大津市で開催されました。滋賀国際医療研究会は一昨年当研究会で滋賀県の外国人医療についてご講演いただいた公立甲賀病院の井田先生が主宰されている研究会です。
通常こうした学会、特に医学系の学会は私たちのような一般には開放されていないものなのですが、この学会は先生のお人柄を反映して、「医療」「国際」というキーワードの興味のある人なら誰でも参加でき、いろんな専門やバックグラウンドを持つ方々が参加されています。様々な人との出会いが楽しくて、毎年暑い時期と寒い時期の開催にもかかわらず、毎回参加させてもらっています。研究会は2つの特別公演を含め、約6時間の長丁場でしたが、その時間の長さをかんじさせないくらい、様々なテーマの発表が飛び出しました。特に、モンゴル医療の調査の話やアフガニスタンでの医療援助の報告、愛知県の産婦人科での医療通訳の話などは、なかなか聞く機会がないもので興味深かったです。
研究会の内容は滋賀国際医療研究会のHPでみていただくことにして、そのあとの懇親会で面白いお話を聞いたので、ここで少しご紹介したいと思います。ご一緒させていただいたH先生(本職はお医者さん)は、滋賀県の歴史にとても詳しい方です。昔から近江商人には「三方よし」という家訓があるそうです。三方とは、「自分」と「相手」そして「社会」のことで、そのどれかが欠けても(不利益を被っても)いけないといいます。「売り手よし 買い手よし、そして世間よし」というのだそうです。つまり、どんな活動にも自己犠牲の上によいシステムができるはずはないし、相手につらい思いをさせてよい活動ができるはずはありません。そしてそれが最終的に社会にもよい影響を与えられるように常に考えていくこと。昔の近江商人の考え方が、現代の私たちNGOの活動にもつながると感じました。「医療通訳」は「医師や医療従事者」と「通訳」と「患者」がいて「すべてよし」になるように考えていかなければなりません。その上で、暮らしやすい住みよい社会、上質な社会になるようにシステム作りを考えていく必要がありますね。
通常こうした学会、特に医学系の学会は私たちのような一般には開放されていないものなのですが、この学会は先生のお人柄を反映して、「医療」「国際」というキーワードの興味のある人なら誰でも参加でき、いろんな専門やバックグラウンドを持つ方々が参加されています。様々な人との出会いが楽しくて、毎年暑い時期と寒い時期の開催にもかかわらず、毎回参加させてもらっています。研究会は2つの特別公演を含め、約6時間の長丁場でしたが、その時間の長さをかんじさせないくらい、様々なテーマの発表が飛び出しました。特に、モンゴル医療の調査の話やアフガニスタンでの医療援助の報告、愛知県の産婦人科での医療通訳の話などは、なかなか聞く機会がないもので興味深かったです。
研究会の内容は滋賀国際医療研究会のHPでみていただくことにして、そのあとの懇親会で面白いお話を聞いたので、ここで少しご紹介したいと思います。ご一緒させていただいたH先生(本職はお医者さん)は、滋賀県の歴史にとても詳しい方です。昔から近江商人には「三方よし」という家訓があるそうです。三方とは、「自分」と「相手」そして「社会」のことで、そのどれかが欠けても(不利益を被っても)いけないといいます。「売り手よし 買い手よし、そして世間よし」というのだそうです。つまり、どんな活動にも自己犠牲の上によいシステムができるはずはないし、相手につらい思いをさせてよい活動ができるはずはありません。そしてそれが最終的に社会にもよい影響を与えられるように常に考えていくこと。昔の近江商人の考え方が、現代の私たちNGOの活動にもつながると感じました。「医療通訳」は「医師や医療従事者」と「通訳」と「患者」がいて「すべてよし」になるように考えていかなければなりません。その上で、暮らしやすい住みよい社会、上質な社会になるようにシステム作りを考えていく必要がありますね。