先週、ドタキャンする外国人患者の話を書きました。随分いい加減な人がいるのだなあと呆れた人もいるかもしれません。今週は、ドタキャンする立場の人の視点から書きます。実は、先週の話題は、こられない外国人患者の言い分についても皆さんに知って欲しいと書いたものだったのです。
意外とよくある理由に、通訳者をつれていけなかったからというのがあります。初診のときに「次回は絶対日本語の話せる人を連れてきてください」「通訳がいなかったら診ませんよ」といわれることがあります。そうすると患者としては、通訳の目途はないけれど、一応「はい」といって次回予約をとります。でも、病院は月~金の午前中とかなので、働いている家族や友達には頼めません。学校にいっている子供がいれば、子供を休ませて連れて行く人もいますが、教育熱心な親の場合子供を親の都合で休ませることに抵抗があります。通訳を見つけることができなくて、仕方なくドタキャンしてしまい、折角の治療の機会を逃して悪化させてしまうということがあるのです。平日昼間に通訳者を連れてくることが容易でないということをご理解いただき、通訳同行を診察の「絶対条件」にしないようにしていただければと思います。
もうひとつはお金の問題です。いくらくらいかかるのだろうという目途がたたないまま、たくさんの検査予約(特にMRIやCTなど)をされると、給料日まで持ち合わせがないことがあります。その場合は検査予約を断ることもできず、予約はとるもののお金が調達できなくてドタキャンということもありえます。この検査にいくらくらいかかるか、分割の支払いは可能か、またどうしても○○を調べるためには必要な検査なので、やっておかなくてはならないということを伝えてもらえれば、患者としてももう少し考えたかなと思うのです。
あと治療を日本で受けるか、帰国するのかを悩んでいて、結論が出ないまま診療日がきてしまったということもあるでしょう。外国人の場合、病気や治療に関しての情報が得にくい環境にあります。少ない情報に振り回されたり、民間療法に頼って治療が遅れることも少なくありません。
来ない人の中には、ルーズなだけでなく、いろんな思いを持った人も少なからずいます。もしかしたら・・・と少し思ってもらえれば、外国人医療の難しさを理解してもらえるかなと思います。
意外とよくある理由に、通訳者をつれていけなかったからというのがあります。初診のときに「次回は絶対日本語の話せる人を連れてきてください」「通訳がいなかったら診ませんよ」といわれることがあります。そうすると患者としては、通訳の目途はないけれど、一応「はい」といって次回予約をとります。でも、病院は月~金の午前中とかなので、働いている家族や友達には頼めません。学校にいっている子供がいれば、子供を休ませて連れて行く人もいますが、教育熱心な親の場合子供を親の都合で休ませることに抵抗があります。通訳を見つけることができなくて、仕方なくドタキャンしてしまい、折角の治療の機会を逃して悪化させてしまうということがあるのです。平日昼間に通訳者を連れてくることが容易でないということをご理解いただき、通訳同行を診察の「絶対条件」にしないようにしていただければと思います。
もうひとつはお金の問題です。いくらくらいかかるのだろうという目途がたたないまま、たくさんの検査予約(特にMRIやCTなど)をされると、給料日まで持ち合わせがないことがあります。その場合は検査予約を断ることもできず、予約はとるもののお金が調達できなくてドタキャンということもありえます。この検査にいくらくらいかかるか、分割の支払いは可能か、またどうしても○○を調べるためには必要な検査なので、やっておかなくてはならないということを伝えてもらえれば、患者としてももう少し考えたかなと思うのです。
あと治療を日本で受けるか、帰国するのかを悩んでいて、結論が出ないまま診療日がきてしまったということもあるでしょう。外国人の場合、病気や治療に関しての情報が得にくい環境にあります。少ない情報に振り回されたり、民間療法に頼って治療が遅れることも少なくありません。
来ない人の中には、ルーズなだけでなく、いろんな思いを持った人も少なからずいます。もしかしたら・・・と少し思ってもらえれば、外国人医療の難しさを理解してもらえるかなと思います。