MEDINT(医療通訳研究会)便り

医療通訳の制度化を目指す医療通訳研究会(MEDINT)のコラム
~みんなで 医療通訳者を増やし、守り、育てよう!~

歯科と医療通訳

2013-02-25 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
先週木曜日、大阪府歯科医師会に行ってきました。
国際交流に熱心な先生方の勉強会だったのですが、
「外国人患者の歯科医療相談」がテーマでした。

日本の医療現場における外国人は大きく3種類に分けることができます。
1)在日外国人
2)訪日外国人
3)医療ツーリズム

3者にはそれぞれの歯科医療との関わりと問題点が存在します。

日本における在日外国人の国籍や在留資格の分布状況と
大阪府での状況や
在日外国人と公的保険についてなどを解説したあと、
歯科医療における言葉の問題や、
言語別登録者数と言語別通訳頻度が一致しない件、
特に医療通訳が必要な場面などについて説明し、
AMDA国際医療情報センターの「16ヶ国語対応歯科診察補助表」なども紹介しました。

歯科は私たちにとっても身近な医療現場で、
子供の時からお世話になる場所です。

外国人患者との文化的な違いや
医療に関する考え方の違いの中で
奮闘する先生方のお話をうかがって、
外国人患者もよい患者にならなければいけないと思いました。

両者の歩み寄りの中に医療通訳が存在します。
医療通訳者は医療現場と外国人の橋渡しになりたいと思っています。
コメント

助産師を目指す学生のためのコミュニケーション講座

2013-02-18 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
昨年の11月になりますが、
神戸市看護大学のS先生の授業で
助産師を目指す学生対象に
コミュニケーションを中心とした外国人医療講座を開催しました。

皆さん、実習などで実際に外国人患者の対応を経験していて、
どう話せばいいか、通訳はどう使うかなどの戸惑いを感じていたので、
実際に外国人の方に来ていただいて話をするワークをしました。
お一人はリアルな妊娠9ヶ月の妊婦のAさん。
ほとんど日本語はできません。
もうお一人は在日20年の日本語が上手なBさん。
日本語が上手じゃないフリをしてもらいながら、
話し方などの問題点を指摘してもらいました。

興味深いなあと思ったのは、
お二人共スペイン語が母語であることは伝えてあるのに、
日本語でのコミュニケーションが難しくなると
学生が怪しい(ごめん!)英語を話しだしたこと。
上手な(というかわかりやすい)英語だったら例えば英語話者でなくても
たぶん理解することもできるのですが、
ブロークンな英語で伝えようとするので日本語以上に理解が難しい(笑)

外国人とのコミュニケーションに慣れておくこと、
わかりやすい日本語を話すコツをつかむことが大切だと感じました。

看護師・助産師さんはいつも患者目線で
伝えよう、ケアしようという思いが伝わってきます。
よい看護師・助産師さんは外国語なんてできなくても
きちんと伝えるテレパシーのようなものを持っています。

Bさんのお話の中で
初めて日本で出産した時の助産師さんが素晴らしい人で
一生覚えているという言葉があって、
コミュニケーションは実はハートなんだと思いました。
コメント (2)

戻ってきました(笑)

2013-02-04 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
1月末に社会福祉士の国家試験を受けて
普通の生活に戻ってきました(笑)。

50前にして暗記中心の試験は本当に大変で、
お正月はもう記憶にないくらい勉強しましたが、
それでも時間が足りず、仕事をしながらの社会人には
きつい試験でした。
勉強に集中すると料理の献立やごみ捨てができなくなるという
頭のキャパシティーの限界も経験しました。
(まあ、家事をサボる口実になったんですが)

試験問題にスペイン語や外国人の法律なんかがでたらいいのにと
何度も思いましたが、そういう試験ではなかったですし、
でも、実際にやっている障害者や低所得者の自立支援や
相談アプローチの理論的なものなど暗記する勉強の過程で
ああ、これだったんだという事例に出会いました。
実践ばっかりで身体感覚で支援をしてきたので、
実践と理論のバランスが大切だということを痛感しました。

結果は3月にでますが...神のみぞ知る...です。

今年度はなかなかMEDINTの活動もできず、
いろんなところに不義理をしてしまって申し訳ありません。
試験が終わって前よりは余裕ができましたので、
面白いことがあったら誘ってください。

ブログも週1での記載に戻しますので、
亀ブログですがこれからもお付き合いください。

医療通訳 ブログランキングへ
コメント