外国人の方も在住年数が長くなってくると、
自分の言葉より日本語のほうが話しやすくなります。
外国人相談窓口でも、母語でなく日本語でかけてくる方が増えました。
そういう方とお話しするときは、もちろんこちらも日本語です。
ある日のこと。電話に出ると突然
「Aさん ください」と言ってくる人がいました。
ご本人が「Aさん プリーズ」のつもりで言っているのだということはわかります(笑)
「プリーズ」は結構便利な言葉で
たぶん日本語の「お願いします」、「よろしく」、「どうか」、
もちろん「ください」も入りますね。
初めて聞くと少し驚きます。
意地悪して「あげないよ~」ということもありますが、、
最近は慣れてきて「お願いしますのほうがいいよ」と訂正します。
日本語教師の方とお話していた時のこと。
南米系特有のアクセントの付け方や
話し方を日本人が使うかどうかで議論になりました。
中南米の発音や彼ら独特の日本語の言い回しも存在します。
つまり「通じる日本語」で話すか、「正しい日本語」で話すかです。
日本語教師の方は、
将来正しい日本語を使うほうが本人のためになるので、
こちらは正しい日本人らしい日本語で受け答えしたほう
(日本人が正しい日本語を使っているとは限らないですが)が、
本人の勉強になるからいいよと言います。
相談員のほうは、
とにかく正しく情報を伝えることが大切だから、
少々日本語としてはいびつでも、
彼らが使っている発音や単語を使ったほうがいいと思います。
具体的にいうと
たとえば「神戸」のことを「コベ」というか「コーベ」というか、
「大阪」のことを「オサカ」というか「オーサカ」というか。
「工場長」のことを「コヨチョ」
「国民健康保険」のことを「コクミン」
エトセトラ・・・・・。
中南米のコミュニティには、
地域性もあるとは思いますが、
そこで育った独自の日本語があったりします。
パラグアイの日系社会にも独特の日本語があったことを思い出します。
ある日系人の若い人は「私たち」を「ジョら」、「あなたたち」を「ウステら」と言っていました。
慣れると違和感がなくなりますが、
言葉は生き物だなあと感じた瞬間でした。
通訳をしていても、
できるだけその人が使う単語を選んで使うようにしています。
一番正確に把握できる言葉は本人が使っている言葉だからです。
でも、周りで聴いているとけっして格調高い言葉とは言えません。
それが悩みです。
言葉を選ぶって本当に大変ですね。
自分の言葉より日本語のほうが話しやすくなります。
外国人相談窓口でも、母語でなく日本語でかけてくる方が増えました。
そういう方とお話しするときは、もちろんこちらも日本語です。
ある日のこと。電話に出ると突然
「Aさん ください」と言ってくる人がいました。
ご本人が「Aさん プリーズ」のつもりで言っているのだということはわかります(笑)
「プリーズ」は結構便利な言葉で
たぶん日本語の「お願いします」、「よろしく」、「どうか」、
もちろん「ください」も入りますね。
初めて聞くと少し驚きます。
意地悪して「あげないよ~」ということもありますが、、
最近は慣れてきて「お願いしますのほうがいいよ」と訂正します。
日本語教師の方とお話していた時のこと。
南米系特有のアクセントの付け方や
話し方を日本人が使うかどうかで議論になりました。
中南米の発音や彼ら独特の日本語の言い回しも存在します。
つまり「通じる日本語」で話すか、「正しい日本語」で話すかです。
日本語教師の方は、
将来正しい日本語を使うほうが本人のためになるので、
こちらは正しい日本人らしい日本語で受け答えしたほう
(日本人が正しい日本語を使っているとは限らないですが)が、
本人の勉強になるからいいよと言います。
相談員のほうは、
とにかく正しく情報を伝えることが大切だから、
少々日本語としてはいびつでも、
彼らが使っている発音や単語を使ったほうがいいと思います。
具体的にいうと
たとえば「神戸」のことを「コベ」というか「コーベ」というか、
「大阪」のことを「オサカ」というか「オーサカ」というか。
「工場長」のことを「コヨチョ」
「国民健康保険」のことを「コクミン」
エトセトラ・・・・・。
中南米のコミュニティには、
地域性もあるとは思いますが、
そこで育った独自の日本語があったりします。
パラグアイの日系社会にも独特の日本語があったことを思い出します。
ある日系人の若い人は「私たち」を「ジョら」、「あなたたち」を「ウステら」と言っていました。
慣れると違和感がなくなりますが、
言葉は生き物だなあと感じた瞬間でした。
通訳をしていても、
できるだけその人が使う単語を選んで使うようにしています。
一番正確に把握できる言葉は本人が使っている言葉だからです。
でも、周りで聴いているとけっして格調高い言葉とは言えません。
それが悩みです。
言葉を選ぶって本当に大変ですね。