秋はシンポジウムやイベントの季節です。
毎年、この時期にはまとまって神戸を離れます。
金曜日の愛知県立大学の授業を終えて、
名古屋から東京へ移動。
まずは「実践医療通訳」の共同編者である連先生、阿部先生と一緒に
四谷のペルー料理屋さんで出版記念打ち上げです。
話の内容は外国人精神科医療の地域格差をどうするか。
阿部先生のクリニックでは、スペイン語、ポルトガル語、英語の対応は可能ですが、
診断がついた人が地元に戻るときに受け入れ可能な精神科があまりにも少ない実情について話しました。
精神科医療は医療通訳にとっても難しい診療科です。
できれば言語のできる医師が直接診療してくださればよいのですが、
英語以外の言語は非常に難しいのが現状です。
また、精神科医療は福祉とのつながりも強いために
他の診療科とは切り離して議論をしたほうがいいのではないかとも思いました。
次の日は、初めて群馬県の大泉町へ。
医療通訳の活動を始めた頃から応援してくれている友人が
案内してくれました。
町の中心にあるスーパーはまるで南米に紛れ込んだように
クリスマスのパン(パネトーネ)とgarotoのチョコレート、
ポンジケージョにブラジルのソーセージまで、懐かしい食品がたくさん。
また、買い物をしている人たちも売っている人たちも皆南米っぽい人たちで、
とても居心地がいいなあと感じました。
また、今回のお目当ては 孤独のグルメに出てきたブラジルシュラスコのお店です。
この町で生き残っているブラジル料理なのでおいしくないわけがない!!
予想どおり、とてもおいしかったです。
日曜日は、群馬の医療・言語を考える会の主催するシンポジウムに参加しました。
主催者のHさんは、とにかく今医療通訳分野で一番熱量が高い人です。
一生懸命、医療通訳のことを考えて動いているので、
彼女の周りに自然といろんな人たちが集まってきます。
私もその一人にしてもらえて、久しぶりに活動を始めた頃を思い出しました。
群馬県は今まで不思議なところだなあと思っていました。
太田、大泉のような集住地区があり、外国人受け入れに関しては先進的な取り組みをしています。
人数が多いということは、コミュニティの中にも支援できる人がいたり、
外国人の存在がビジネスチャンスにもなるということです。
だから、わざわざ行政が手を出す必要もないのかなあと。
ただ、よく聞いてみると実情はいろいろと大変なことも多いようでした。
「何とかなっている」ように見えるのは
何とかしている人たちがいるというだけの問題で、
根本的には他の地域とかわらないということも実感しました。
何とかしている医療通訳者の人たちのご苦労は計り知れないものがあります。
ここにも、医療通訳の動けるシステムが必要なのだと思います。
月曜は明治神宮野球大会へ。
巡業後半はまた来週。
毎年、この時期にはまとまって神戸を離れます。
金曜日の愛知県立大学の授業を終えて、
名古屋から東京へ移動。
まずは「実践医療通訳」の共同編者である連先生、阿部先生と一緒に
四谷のペルー料理屋さんで出版記念打ち上げです。
話の内容は外国人精神科医療の地域格差をどうするか。
阿部先生のクリニックでは、スペイン語、ポルトガル語、英語の対応は可能ですが、
診断がついた人が地元に戻るときに受け入れ可能な精神科があまりにも少ない実情について話しました。
精神科医療は医療通訳にとっても難しい診療科です。
できれば言語のできる医師が直接診療してくださればよいのですが、
英語以外の言語は非常に難しいのが現状です。
また、精神科医療は福祉とのつながりも強いために
他の診療科とは切り離して議論をしたほうがいいのではないかとも思いました。
次の日は、初めて群馬県の大泉町へ。
医療通訳の活動を始めた頃から応援してくれている友人が
案内してくれました。
町の中心にあるスーパーはまるで南米に紛れ込んだように
クリスマスのパン(パネトーネ)とgarotoのチョコレート、
ポンジケージョにブラジルのソーセージまで、懐かしい食品がたくさん。
また、買い物をしている人たちも売っている人たちも皆南米っぽい人たちで、
とても居心地がいいなあと感じました。
また、今回のお目当ては 孤独のグルメに出てきたブラジルシュラスコのお店です。
この町で生き残っているブラジル料理なのでおいしくないわけがない!!
予想どおり、とてもおいしかったです。
日曜日は、群馬の医療・言語を考える会の主催するシンポジウムに参加しました。
主催者のHさんは、とにかく今医療通訳分野で一番熱量が高い人です。
一生懸命、医療通訳のことを考えて動いているので、
彼女の周りに自然といろんな人たちが集まってきます。
私もその一人にしてもらえて、久しぶりに活動を始めた頃を思い出しました。
群馬県は今まで不思議なところだなあと思っていました。
太田、大泉のような集住地区があり、外国人受け入れに関しては先進的な取り組みをしています。
人数が多いということは、コミュニティの中にも支援できる人がいたり、
外国人の存在がビジネスチャンスにもなるということです。
だから、わざわざ行政が手を出す必要もないのかなあと。
ただ、よく聞いてみると実情はいろいろと大変なことも多いようでした。
「何とかなっている」ように見えるのは
何とかしている人たちがいるというだけの問題で、
根本的には他の地域とかわらないということも実感しました。
何とかしている医療通訳者の人たちのご苦労は計り知れないものがあります。
ここにも、医療通訳の動けるシステムが必要なのだと思います。
月曜は明治神宮野球大会へ。
巡業後半はまた来週。