MEDINT(医療通訳研究会)便り

医療通訳の制度化を目指す医療通訳研究会(MEDINT)のコラム
~みんなで 医療通訳者を増やし、守り、育てよう!~

HPでアフィリエイトをはじめました(宣伝)

2010-11-28 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
MEIDNTの資金調達プロジェクトのひとつとして、
HPでアフィリエイトをはじめました。

「アフィリエイト」って何?という方にちょっとご説明。

HPで書籍の紹介をして、
そこにリンクされているAmazonで本を購入すると、
紹介料としてMEDINTに数%が入ってくるという仕組みです。
紹介料はAmazonが支払うので購入者は特に何かを払うことなく、
MEDINTに寄付していただけるというシステムなのです。

私自身は街の本屋さんで買うのが好きですが、
時間のない人やほしい本がなかなか見つからない方には
Amazonという本屋がよいかどうかは別として
便利な本屋かもしれません。

紹介する本は「医療通訳」に関する書籍と
「外国人医療」「外国人支援」「言語」「医療」に関する書籍が中心ですので、
こんな本がありますよというお知らせも兼ねています。

私とMEDINTスタッフの個人的おすすめページも作成予定です。

紹介料は全額MEDINTの活動費になりますので、
もしよかったら、HPから購入してください。
よろしくお願いします。

HPは こちら 
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外国人医療と生活ネットワーク関西

2010-11-21 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
最近、医療通訳が広がってきて、
いろんな人がかかわってくれることはとてもうれしいです。

でも「自己実現」や「語学力を活かすため」にかかわってくれる方とお話しすると、
ありがたいのだけれど、ちょっと私とは違うなと感じます。

活動が認知されて広がれば広がるほどに、
さまざまな目的やバックグランドを持った人たちと一緒にやっていかなければいけません。
目線が外国人患者の方向のみに向いていない人たちとも話すことは、
実はかなりのストレスなのですが、
これから医療通訳を広げていくためにはとても大切な作業なのだということも理解しています。

でも・・・時々疲れてしまうことがあるんです。

そんな時、
「外国人医療と生活ネットワーク関西」のメンバーに会うと、本当に癒されます。

2か月に1回くらい外国人の福祉や医療にかかわる関西のメンバーが集まって、
情報交換をする会なのですが、医療通訳の活動や外国人支援の原点がいつもここにあると感じます。
話されている内容は、行旅病人法や生活保護や無料定額診療など、
医療以前の外国人がいかに医療にアクセスするかという
どちらかというとどうしようもないヘビーな話が多いのですが、
みんな一生懸命に情報交換しています。

皆さんのあまりにレベルの高い議論に、
いつも私はついていくのがやっとです。
でも、参加しているだけであの患者さんにはあの制度が使える・・・とか、
こんど病院のMSWさんに相談してみようとか、
何らかのアドバイスを得ることができるのです。

私たちは医療通訳の制度化を掲げていますが、
いつも頭の片隅でお金や言葉の問題で
病院に行くことができない外国人患者をどうするか・・を考えています。
実際に病院に行っている人たちは、どちらかといえば恵まれている人たちです。
そこまでアクセスできない人がいるということを
この活動をしながら忘れてはいけないといつも感じています。
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PSIT学会の秋の大会がありました

2010-11-14 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
すっかり秋も深くなってきました。
この時期はいちょう並木がきれいなので、
いつもより遠回りして仕事場に向かいます。

春のエネルギーに満ち溢れた明るさは苦手ですが、
秋のしんとした冷たさは好きです。

こんなにいい季節なのに、
私は毎日、助成金の申請書を書いています。

秋は助成金の季節なのです。

MEIDNTは会費と助成金で運営していますので、
事業収入はほとんどありません。
(地道にプロシーディングを販売しているくらいです。
これも読んでもらうことが目的ですので、黒字にはなりません。)

なので、この助成金にどれだけ受かるかが
来年の事業に大きくかかわってきます。

2009年、2010年の助成金はほぼ全滅だったので、
大きく赤字を出してしまいました。
ひとえに私の不徳のいたすところでございます。

ということで、2011年の助成金申請は頑張っているところです。
うちのような小さな事務所も持たず、専従職員もいないところは、
事務所経費や人件費はかからない(HP管理費くらい)ので、最低限だけでいいのです。
でも、最近は本当に激戦です。
こうなったら、いくつも書いているうちに少しずつ上手になると信じることにします。

ところで、14日パブリックサービス通訳翻訳(PSIT)学会が
東京と大阪を遠隔会議システムを使って開催されました。

残念ながら参加者は少なかったのですが、
どの発表も非常に中身の濃いもので、参加してよかったと思いました。
好評でしたので、プロシーディングを作成することになるようですが、
せっかくなのでアウトラインだけご紹介します。

MICかながわの西村さんからは「医療通訳共通基準」についての発表がありました。
よく練られた現場からの声を反映したものになっています。
医療通訳を派遣する団体や会社などは在日・訪日かかわらず、
こうした基準をきちんと守れる通訳者の確保は重要課題です。
とてもタイミングのよい時期に発表されたと思います。

医療通訳士協議会(JAMI)の倫理綱領も
13日第3回の委員会が開催されたので、両面から補完し合える形のものに
なればいいと思っています。

済生会病院のMSWさんの発表は、
病院システムを使っての医療通訳制度をつくる提言でした。
済生会のように全国に病院をもつグループが
医療通訳システムを作れば画期的だと思います。
通訳者の視点が少し足りないと思いましたが、期待しています。

日本大学の押見先生のご発表は
クリティカルリンクというコミュニティ通訳のロンドン世界大会の報告です。
これは通訳者にとっては目からうろこの内容がたくさんあり、
世界中に同じようなことをしている同士がいるのだとうれしくなりました。
プロシーディングを楽しみにしてください。
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自治研あいちに参加してきました

2010-11-07 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
公務員ではないけれど自治体職員のしっぽで働いているので、
2年に1度の自治体職員の研究発表会である自治研に参加してきました。

今年は11月5日~7日まで愛知県で開催されました。

私が参加するのは、沖縄自治研、北海道自治研に続いて3回目。
今回の人権分科会に「外国人との共生」がはじめて取り上げられたので期待は高まります。

結論としては、とても刺激の多い研修会でした。
発表者も、沖縄普天間の問題からはじまり、
中国人研修生問題、外国人市民との共生、集住地区の問題など
さまざまなものが提案され、
自治体職員から見た社会問題がとてもよくわかりました。

しかし、ひとつだけ気になったことがあります。
それは、彼らから出てくる「NGO/NPOとの協働」という言葉が、
「予算が足りなくなったからNPOを上手に使おう」と聞こえてならないことです。
また、地域でも「NPOが行政の下請け」になっていないかという疑問です。

地方自治体は予算を削られ、
必要な予算や人件費まで削られています。
でも、明らかに仕事の量は増えています。
それは、市民がますます行政や公的機関に頼るようになってきているからです。
実際相談窓口にいても、
今までなら家族や近隣で解決していたような問題が、行政の窓口に持ち込まれてきます。
2000年以降、日本人も含めてその傾向は顕著になってきていると思います。

そのために公がやることを私との間の組織がやるという考えが強くなっているのです。
もちろん、NGO/NPOはむやみと行政と戦う必要はないですが、
ある程度社会制度を変えたり、意見を言ったりする機関としての存在意義があると考えています。
行政とこそ対等に共生する関係でいたいと思っています。

それから、「ノブレス・オブリージュ」という考え方。
公務員という安定した生活が保障されている人にこそ、ぜひ社会のために活動してほしい。
非正規雇用の人間にボランティア活動を期待されても困るんです。
生活のために少しでも多く働かなくてはならないから。

だから生活がある程度保障された方々!もっと期待しています!
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