MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

医療通訳に足りないもの

2011-09-19 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
18日(日)は神戸でパラグアイ建国200周年の
お祭りが開催されました。

久しぶりにパラグアイ訛りのスペイン語を聞き、
とても懐かしかったです。
写真はパラグアイを代表する楽器アルパです。
ボテジャダンス(瓶を頭の上に載せて踊る民族舞踊)や
パラグアイ領事によるパラグアイ建国の歴史など、
盛りだくさんの内容でした。
金曜日に神戸新聞に広報されたので、
たくさんの方が来られて、ほとんと満員電車状態の立ち見で
観客の方は大変だったと思いますが、
手ごたえのあるフィエスタだったと思います。
(私は前回に続いて司会をやりました)

今日のテーマは活動をやっていて
今の医療通訳に足りないと思うものです。
活動を始めていたころから感じていましたが
医療通訳には「エビデンス(証拠)」が圧倒的に足りません。
医療通訳者は日本に何人いるのか、
医療通訳を使うとどのくらい時間短縮できるのか、
医療通訳はそもそもどんな人なのか・・・
アメリカやヨーロッパのものがあるじゃないかとよく言われますが、
医療制度も法律も移民の言語も社会的背景も違うので
参考になるかもしれませんが、
日本の医療通訳を制度化するためには
やはり日本における医療通訳研究が不可欠です。

先週も明治学院大学の学生さんが
わざわざ神戸まで医療通訳の話を聞きにこられました。
ゼミのメンバーで分担して医療通訳について調べていて、
それを報告書としてまとめるとのこと。
こうした研究や報告が様々な場面で増えていくことが、
とても重要だと思っています。

MEDINTはボランティア活動なので、
医療通訳について話が聞きたいという方には
自分のプライベートの時間を使ってお話をします。
なので、面会に応じる学生や研究者の方々には、
社会にきちんと還元できるものを期待しています。
その中の一人でも医療通訳を将来に渡って研究してくれる人が出れば、
この時間は将来実を結ぶものになります。

1月頃(修士論文や卒業論文の時期ですね)になって、
急に「医療通訳で大変なことは何ですか?」とか
「医療通訳になるにはどうしたらいいですか」という
メールが舞い込んでくることがあります。
医療通訳について下調べをしたうえで聞いているとは思えないものについては、
失礼ですが無視することもあります。
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