11月の講義で、有馬さんが看護師の仕事についてレクチャーしてくださいました。そのとき感じたのは、看護師の仕事は本当に多岐に渡り、医師よりも患者に近い存在だということです。「患者さんのすべてを知っておきたいと思うのが看護師の習性です」とおっしゃる有馬さんの言葉がそれを物語っています。
通訳で同行すると、忙しい医師にかわって看護師が様々な場面でフォローしてくださいます。また、ゆっくり話を聞いてくださるので、患者も通訳もリラックスして話せます。こうした温かい気持ちは言葉の壁があったり、日本ではじめて病院に行く人には本当にありがたく感じます。しかしそれも、患者一人ひとりにあったケアをするための患者情報の収集と考えれば納得いきます。
朝日新聞朝刊(2004.11.24)にケアする立場の看護師が、患者の死や毎日の激務などから「燃え尽き症候群(バーンアウト)」になるという記事が掲載されていました。記事では、そうしたナースをケアするための「ナースのナース」という専門家が紹介されています。看護師というケアの専門家だからこそ、自分自身のケアは後回しにならざるを得なく、悩みを抱え込んでしまったり、無理を重ねてしまうということを記事は伝えています。
医療通訳者の間でも、受診サポートもしくは支援通訳をしている人でそのフォロー体制がない場合バーンアウトしてしまうという話はよく議論にあがりますが、看護師のような専門家の方々でも同じような問題を抱えていると知って、どんな職業にもコーディネーターやスーパーバイザーのような現場から少し離れて相談する場所が必要なのだと痛感します。
通訳で同行すると、忙しい医師にかわって看護師が様々な場面でフォローしてくださいます。また、ゆっくり話を聞いてくださるので、患者も通訳もリラックスして話せます。こうした温かい気持ちは言葉の壁があったり、日本ではじめて病院に行く人には本当にありがたく感じます。しかしそれも、患者一人ひとりにあったケアをするための患者情報の収集と考えれば納得いきます。
朝日新聞朝刊(2004.11.24)にケアする立場の看護師が、患者の死や毎日の激務などから「燃え尽き症候群(バーンアウト)」になるという記事が掲載されていました。記事では、そうしたナースをケアするための「ナースのナース」という専門家が紹介されています。看護師というケアの専門家だからこそ、自分自身のケアは後回しにならざるを得なく、悩みを抱え込んでしまったり、無理を重ねてしまうということを記事は伝えています。
医療通訳者の間でも、受診サポートもしくは支援通訳をしている人でそのフォロー体制がない場合バーンアウトしてしまうという話はよく議論にあがりますが、看護師のような専門家の方々でも同じような問題を抱えていると知って、どんな職業にもコーディネーターやスーパーバイザーのような現場から少し離れて相談する場所が必要なのだと痛感します。