MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

助産講座とコミュニケーション

2013-11-25 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
ご心配をおかけしたパソコンの不具合ですが、
パソコンの故障ではなく、ブラウザの不具合ということが分かり、
ICからGoogleChromeに変えた途端にサクサク表示されるようになりました。

しかし、原因のわからなかった1週間、
仕事にならず、あらためてネットの有り難さを痛感しました(ToT)

おかげさまで、シンポジウムのお申し込みも順調です。
交通機関の予約の都合か、かなり遠方の通訳者の方々から
早々にお申し込みをいただき驚いています。
今回はパネリストがすべて医療者ということで、
通訳に対する希望や不満を好きなだけ話してもらおうと思っています。
中には、かなり耳の痛いことや辛口の発言もあると思いますが、
綺麗事ばかりでは制度化に向けての議論にはなりません。
制度化に重要なのは医療通訳者がきちんと医療現場に受け入れてもらうことです。

是非、多くの通訳者の方にお集まりいただきたいと期待しています。
年末の忙しい時期ですが、よろしくお願いします。
それと広報をしてくださった皆さんありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。

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去年に続いて今年も
神戸市看護大学の嶋澤先生の助産講座で
「外国人患者とのコミュニケーションのとり方」について
ワークショップを行いました。

昨年はじめてやってみて 
(その様子はこちら
最初は怖々だった学生が最後には生き生きと話し出して
一緒にお昼ご飯を食べに行ったという変わり方を見て、
あらためてケアの仕事を志す人の適応力に驚きました。

今回の患者役は去年に引き続き肝っ玉母さんのRちゃんと
日本語を勉強するためにスペインから来日しているMさんです。
実は二人共日本語ができます。

去年、一人は全く日本語のできない人だったので、
ガチでコミュニケーションがとれない状況を体験してもらったのですが、
今回は簡単な日本語ができるお母さんという設定でワークを行いました。
だから学生も去年ほど混乱することなく会話ができていました。

実際に2時間の講座の中でやったのは以下の4つ
「ワーク:問診場面~やさしい日本語で聞き取り」
「通訳の使い方を学ぶ」
「やさしい日本語のテクニックをちょっとだけ学ぶ」
「外国人ママ本人から日本で出産した体験談を聞く」

現場に出た時に外国人妊婦さんを避けたり怖がらないように慣れてもらい、
会話のテクニックを学んでもらいたいという趣旨です。

まだまだ試行錯誤の段階ですが、
嶋澤先生のご指導のもと、今後もバージョンアップしていけるように頑張ります。

パソコンが動かない・・・

2013-11-18 21:38:42 | 通訳者のつぶやき
パソコンの調子が悪く、
少し進むとすぐ止まり、次に進むとまた止まる。

パソコン初期のダイアルアップの頃を思い出します。

思えば動画を見るのも止まり止まりだったし、
画像がでてくるのにもわくわくしながら3分くらい我慢してました。

今は光ファイバーで、動画も止まらず見ることができるし、
添付ファイルも一瞬で添付できます。

思えばMEDINTはこうしたネット環境の発展のおかげで続いてこれたのです。
会員へのお知らせはすべてメールだし、
HPを見てくださいといえば皆さん見てくれるし、
「医療通訳」を検索して、MEDINTにたどり着いてくれる方もいらっしゃいます。
事務所を持たず、事務経費ゼロでやっていくには
このインターネット環境がなければ無理でした。
ということはネットが市民活動を支えてくれているということを
今更ながら痛感する次第です。

ということで、来月のシンポジウムの広報がなかなかできません(涙)
そこで、このブログを読んでくださっている方にお願いです。

来月のシンポジウムを皆さんのお知り合いや参加されているSNS、
メーリングリストなどでご紹介いただけないでしょうか。
HPにちらしを貼り付けていますので、
リンクフリーでお願いします。

できるだけ早く回復するようにと思っていますが、
いかんせん機械の気持ちはわからない(笑)。

皆様よろしくお願いします・・と今回は他力本願でいきたいと思います。

本当によろしく!!

いろいろ考える秋・・・

2013-11-04 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
11月になりました。

去年の今頃は朝から晩まで社会福祉士の受験勉強だったので
それから考えるとずいぶん時間が過ぎた気がします。

嫌なことは早く忘れる・・・
これは人間が生きていくための本能かもしれません。


10月は神戸市外国語大学・神戸市看護大学の医療通訳・コーディネーター講座
大阪大学大学院の医療通訳コースの授業に行きました。

どちらも参加者は熱心な方々でしたが、
やはり痛感するのは、看護系学生と語学系学生の医療通訳に対する温度差です。

看護系学生は、実習などで外国人患者に遭遇しており、
困った経験やこうすれば良かったという後悔などをすでに体験しています。
外国人患者は他の配慮の必要な患者と同じように
今後、必ず看護をする対象者の中に位置づけられています。
だから、医療通訳は避けては通れない、とても身近な存在でもあります。

かたや語学系学生は
地域のボランティアをしたり、学習支援をしたりといった体験がないと
在日外国人の人達を身近に感じる経験はあまりありません。
自分からコミュニティに飛び込んでいったり、
興味をもってその言語の人々に近づくことがなければ、
言語にもよりますが日本の中の外国人に目を向ける機会は少ないと感じます。

なので医療通訳講座の参加者では
やはり看護系の方々の方が熱心で参加者も多いと感じています。

でも私は語学系の立場にいるので、
語学系の学生に頑張って欲しいと願っています。

なぜなら、その言葉ができるということで、
ご近所で、病院で、保健所で人助けをする機会があるかもしれないから。
言葉は、ただ単に情報を集めたり、発信したりするだけのものではなくて、
困っている人を助けることができるものだから、
その言葉を専攻していることに誇りを持って欲しいからです。

できれば、私は語学を学ぶ人の嗜みとしてみんなに医療通訳を学んで欲しいとも思います。
語学が出来る人を医療通訳に育てるのは難しくないけれど、
看護系学生が英語以外の言語を今から勉強するのは本当に大変です。
やはり高度な通訳は言語系学生から出てほしいというのが本音なのです。

参加していた数名の言語系学生はちょっと肩身の狭い思いをしたかもしれません。
でも、私は皆さんに期待しています。

また、愛知県立大学の医療分野スペイン語・ポルトガル語講座でも感じましたが、
看護系と語学系を一緒にトレーニングするのはなかなか難しいです。
選択科目と共通科目に分けて、苦手分野を克服する形が望ましいですね。

PS:5日(火)ラジオ関西の三上公也の情報アサイチ!に出演させてもらいました。
医療通訳研究会の活動とコープともしびボランティア財団からの助成の感謝を述べてきました。
様子は三上さんのブログに書かれてあります。  
こちら