MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

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嘘つきじゃない

2021-06-13 17:17:51 | 通訳者のつぶやき
ワクチン接種について、少し個人的な話からはじめます。

私には80歳の母がいます。
数年前に大きな病気をしたので、
要介護状態で一人暮らしを始めましたが、
よいケアマネさんとデイサービスさんに恵まれて
一人で散歩ができるくらいまでに回復しました。

その母は、ずっとワクチン接種はしたくないと言っていたのです。
それが先週、6月末くらいまで様子を見たい・・・に変わってきたので、
先日、電話でそろそろ、かかりつけの先生に相談しようかという話をしました。
すると「先週、先生が往診に来たときに、ワクチン打ってくれたよ」というのです。
温度管理が大変で、少しの間、ショックが出ないかの観察が必要なワクチンを
往診先の自宅でうつかなあ・・・・と思っていましたが、
「うったあと、腕が少し痛かったが大丈夫」
「先生は、一瓶が6人分だからあと5人に打つ予定と言った」と話す内容も具体的です。
2回目の接種のこともあるので半信半疑で、かかりつけ医に電話してみました。

すると、医師から「先週行った時、おかあさんは、ワクチン打ちたくないっておっしゃってましたよ」とのこと。

母に確認すると、「あれ~。そうだったかなあ。それならそうなのかな~」と言われました。
デイサービスの方に連絡すると、たぶんデイサービスで皆さんがワクチンの話をしているし
テレビでも高齢者が接種している報道をみているから、そんな気になったのかな~と言われました。

ご飯を食べることも、家族のことも、おつりの計算もしっかりわかる母ですが
短期記憶、とくに病気関係(嫌なこと)はとても苦手です。
「誰かがうちなさいと言ったら打つんだけどね」とも言ってました。(え?丸投げ?)

65歳以下の人たちのワクチン接種が始まります。
65歳以上で打ちたいのに漏れている人はいないでしょうか。
もちろん、今回のワクチンは任意接種です。
神戸市では認知症や精神障害、いろんな事情で自分で「ワクチンを打つ」ことを選べない人は
ケアマネさんが接種の申請をすることになっているようです。

でも、たとえばケアマネさんをつけていない、外国人高齢者はきちんとワクチンをうてているんだろうか。
クーポンも予診票も日本語で届いて、なんとなく日本でもワクチンがはじまっている感じはしていても
誰に手伝ってもらったらいいのか、どこで予約したらいいのかわからない人もいるだろうと思います。
そのうちに、うちの母のように接種した気になっていたり、接種が面倒に思う人もいるかもしれません。

相談窓口に来る人は、皆さん「これは必要なこと」としっかり認識している人です。
家族が手伝える人は家族がやっていると思います。
では、ひとりで暮らしている人は?
友人が少なかったり、日本のニュースが入りづらかったり、一人で外出できない人は?
高齢でなくても、支援を求められない人もいます。
「誰一人取り残さない」というSDGsのスローガンの中に
日本に住んでいる日本語が苦手な外国人はちゃんと含まれているんだろうかと思うことがあります。

今コロナ禍で取り残されている人たちはいないだろうか。
外国人支援は(人と人)点ではなくて(地域)面で行わなければいけないのだと思います。
たとえば、社会福祉協議会、病院、ケアマネと通訳者、国際交流協会、支援団体が
得意分野を連携できれば、もう少しなんとかなるはずなのでは。
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日々雑感

2021-06-03 23:36:24 | 通訳者のつぶやき
緊急事態宣言が延長になりました。

それに伴い、週4勤務のうちの1日在宅勤務も延長になり
週に1回は自宅で電話相談を受けています。
ご近所さんは、謎のスペイン語がどこからか聞こえてきて
いったいなにを話しているんだろう・・・と思っているだろうな。

HIAの相談電話は、相談員に携帯電話が支給されており、
事務所にかかってきた相談をその携帯に転送してもらって対応しているのですが、
トリオフォン(3者通話)なので、自宅からもう一カ所に電話をかけて通訳することができません。
窓口に来た人の書類チェックや記入の手伝いも在宅勤務ではできません。
その分、出勤している職員の負担になってしまいます。
早く緊急事態宣言が解除になって欲しいと思っています。

ただ私にできることは、できるだけ出勤以外は、外には出ないこと。
買い物などは出勤日にまとめてします。
ユーチューブで温泉の動画やパンダの動画を見て我慢の毎日です。

緊急事態宣言下の未だ、感染はとても身近に感じます。

ところで、筆無精の私は5年で1冊の日記を付けています。
ちょうど、今付けている日記が2020年はじまりなので
今日の日記は、去年の今日の下に書きます。
去年は5月末に緊急事態宣言がいったん解除になったので
緊張感はあるものの、夏には終息しているのではと思っていました。
新しい生活様式になれることで精一杯だった気がします。
そしてちょうど今頃、3月以降、延期になっていた対面の勉強会や会議をいつ、どのように再開するか
悩んでいたように思います。
少なくとも1年後の今も同じ状態であると言うことは予想していませんでした。
私たちは、今、記憶と記録に残る日々を過ごしているのだなと思います。

去年と違うのは、ZOOMなどの会議システムが行き渡り、
遠方の人たちとも会議をしたり、議論をすることに距離の壁がなくなったこと。
MEDINTも地域の壁を取り外したら、関東や東海地方の人たちが
勉強会に参加してくれるようになって、会員数が増えました。
感染症下で同行通訳が難しい中、いろんな多言語ツールも使えるようになっています。

立ち止まるのではなく、やらなければいけないことは、まだまだたくさんある。
と、やっと最近思えるようになりました。
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災害の構造

2021-05-20 03:00:01 | 通訳者のつぶやき
関西はいつもより早い梅雨入りから、
ずっと雨の日が続いています。
皆さん、お元気ですか。

雨の日はいつもより相談件数が少ないのですが
なにかやろうという気分になるには天気は重要な要因かもしれませんね。

新型コロナの感染拡大がはじまってから1年。
2度目の春が終わりました。

最近、通訳をしていて感じることは、
さすがに、この状況にみんな疲弊してきたなということです。

でも、この状況を「災害」それも長期にわたる災害と理解することで
対応が見えてくるように感じます。

発災直後は、みんな同じ方向を向いて
乗り越えようとします。
生き延びたから、一日も早く生活を取り戻したいという方向へ
歩みの速度は違っても動こうとします。
政府の支援策も示されて、去年の春は、そういう雰囲気だったと思います。

今年の春は、明らかに去年より感染者も死者も多く
医療崩壊が起こっていて、すべてに手が回っていません。
回復の目処はたっていないのに、
経済的な支援は終了したり、減額になったりしています。

外国人相談窓口にもいろんな声が寄せられます。
持って行き場のない感情をぶつけられることもあります。
きっと保健所や病院、行政やコールセンターの方々は
もっと大変だろうなと思います。

通訳をしていても、結果がうまくいかないと
ぶつけどころのない怒りや悲しみが、通訳にぶつけられます。
「私はあなたの通訳をしただけ」といっても
通常、よほど信頼関係のある人でないと
通訳が悪かったからうまくいかなかったと言われます。
誠意をもって対応しても、それは仕方がない時があります。

阪神淡路大震災の時も
復興に乗り遅れていく人たちの中に
こうした感情が、澱のように溜っていきました。
あのときに似ている気がします。

しかし、支援者側にも、こうした許容の限界を感じる時があります。

通訳者は、その場にいる唯一の両方の言葉のわかる人間です。
つまり、その言葉の含む感情も理解できる人間なのです。
わかるからこそ、加害者のいない災害だからこそ、
やり場のない感情をどうすればいいのかと思い悩みます。

医療従事者以外のワクチン接種がはじまりました。
外国人の高齢者の方々も予約をしています。
厚生労働省が予診票やファイザー社製ワクチンの説明の翻訳を出してくれているので
それを見てもらいながら説明し、日本語版に記入していきます。
おかげでずいぶん楽になりました。
ワクチン接種はこれからが本番です。
打ちたいと思う人が適切な時期にきちんと打てるようにと思います。
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ヤングケアラー

2021-05-09 21:42:59 | 通訳者のつぶやき
ちょうど1ヶ月ほど前、厚生労働省が初の実態調査を行い、
中学生の約17人に1人がヤングケアラーであるという報道がありました。

「ヤングケアラー」中学生の約17人に1人 国 初の実態調査(NHK)


定義については厚生労働省がHP上で定義しています

ヤングケアラーとはこんな子どもたちです
(厚生労働省のHPより)

その定義の中に「日本語が第一言語ではない家族や障害のある家族のために通訳をしている」という項目があります。

私たちは、2013年に開催したシンポジウム「通訳を担うこどもたち~医療とコミュニケーション」の中で
子どもたちが、手話や外国語を使って家族の通訳をしている現状について扱いました。
当時は、誰かがついて行かなければ医療が受けられない状況も少なくなくて、
「誰か連れてきて下さい」と通訳の調達は患者自身に任されていました。
通訳を連れて行けないことで、受診ができない、初診が遅れるということが起こっていました。
そこで、費用がかからず、守秘義務も守れる通訳者として子どもたちが、同行していました。
母語と日本語ができる子どもは親だけでなく、親戚や他の大人の通訳も頼まれます。

病院だけでなく、行政窓口や裁判所など、こうした通訳が必要な場所はほとんど平日昼間です。
学校を休んだり、部活動などを早引きしたりしなければなりませんでした。

医療通訳を制度化するにあたり、
もっとも考えなければいけなかったのは
こうした子ども達が担っている通訳のことです。

詳細は恐縮ですがMEDINTシンポジウムのプロシーディングを読んでいただければ
当時、手話・ベトナム語・スペイン語の元子ども達が
どんな思いで通訳をしていたかを知ることができます。

家族が助け合うのが悪いわけではないのです。
その通訳を子どもがやっていいものなのかを
きちんと専門職が精査しなければいけない。
風邪をひいた時の通訳とがんの告知の通訳は明らかに重さが違います。
今でも、医療通訳の制度のない地域では、子どもがこうした通訳を担っている現状があります。

ヤングケアラーの概念の中に、通訳をするこどもが入ったことで
この問題が明らかになったと思います。

「医療通訳」は「お手伝い」の範疇を明らかに超えていると言うことを
私たち大人がしっかりと認識する必要があります。
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あなたはどうしますか

2021-04-26 23:55:04 | 通訳者のつぶやき
先日、他分野の研究者の方と医療通訳に関する議論をしていたときに、
「不法滞在(非正規滞在)の人に医療通訳が必要な時、どうしますか」と聞かれました。

「普通に通訳しますよ」と答えました。

医師や看護師といった医療従事者の方々も
目の前に患者がいれば、その人の救命に全力を注がれると思います。

もし、患者のバックグラウンドによって通訳が変わるようであれば
それは自分が受けてはいけない通訳だと思います。
私たちは人間なので、いろんな感情や価値観があります。

医療通訳者としての仕事(役割)が、自分の感情や価値観に飲み込まれそうなときは
きちんと断ることが必要です。

ソーシャルワークの中に「自己覚知(じこかくち)」という言葉がありますが、
それは、支援者が「自分のことを知っておくこと」つまり通訳者にあてはめると
「通訳者としての自分をコントロールするために、自分の価値観を知っておくこと」です。

医療通訳の学習の中に「医療通訳者の自己管理」という単元があります。
この自己覚知は、職業人としての自分をコントロールして、よい通訳をするために、必要なことです。
そして、それは通訳者としての自分自身を守るとともに、患者を守ることにもなります。

感染症は、すべての人が対象です。
ワクチンも治療もすべての人が対象にならなければ感染は収まりません。
高齢者のワクチン接種が始まりました。
言葉の問題で、ワクチン接種を受けるべき人が受けられないことがないように
医療通訳者ができることをやろうと思います。
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MEDINTのマスコットキャラを作っています

2021-04-16 22:43:34 | 通訳者のつぶやき
クラウドファンディングの返礼で
MEDINTのマスコットキャラを作っていただくことになりました。

そのクラウドファンディングは
「がん医療におけるマインドフルネス」講演会で知った
別府市で活動されているマックネットシステムさん
「医療用ケアキャップの作成でがん患者さんの働く場所を作る」というものです。

妹が抗がん剤で髪が抜けたとき、
病院ボランティアの方が、タオル地で作った肌にやさしいキャップを下さいました。
キャップ自身はシンプルなものでしたが、そこに添えられていた手紙がとても暖かく
闘病中の本人と家族には大変ありがたいものでした。

ただ、帰宅など外に出るときには、少しおしゃれなものをと思って
デパートに探しに行ったのですが、健常者向けで少し高齢者向けのデザインが多く
医療ケア用のキャップはなかなかいいものが見つかりませんでした。
もちろん、ウィッグ(カツラ)も用意していたのですが、
何となく髪だけが元気すぎるような印象を受けました。

また、このプロジェクトは、先輩患者さんが次の患者さんの背中を押すという
循環型の当事者支援であることがとても良いと思いました。

世の中に足りないサービスやお手伝いの部分を
民間のNPOやボランティアが資金調達をして行える
クラウドファンディングのシステムは
支援者同士が直接繋がれていいですね。

で、返礼はふるさと納税と同じで「おまけ」ではあるのですが、
キャラクターを作成していただくことになりました。

MEDINTの20周年にむけてのキャラクターです。

今まで、MEDINTではスタッフがすてきなHPを作ってくれていますが、
シンボルのようなものをもちませんでした。
皆さんにお披露目できる日を楽しみにしています。

PS:報道の通り、4月以降、大阪と兵庫の感染者が増えています。
相談窓口にいても、明らかに陽性者からの相談が増えてきています。
当たり前ですが、1人の感染者に10人の濃厚接触者がいたとしたら
感染者が100人なら1000人だけど、500人なら5000人です。
濃厚接触者というだけでは、感染者とはいえないけれど
素人なりに感染力が強いなということは感じます。
そんな現実を背中で感じ始めています。
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報告書の季節

2021-04-07 00:19:50 | 通訳者のつぶやき
MEDINTの会員制度は年度制になっています。
4月に新しい年がはじまり、3月に終わるというものです。
1年ごとに会員の更新をして、年会費を納めてもらいます。
MEDINTとしては、その年会費に見合った研修やサービスを提供して
会員の皆さんにも一緒に活動してもらうというものです。
言語によっては分科会がなかったり、
忙しくでなかなか参加できない人もいます。
医療従事者や研究者として
応援してくれている人もいます。
とてもありがたいです。

なんで1年ごとと思うかもしれませんが、
本音を言うと2002年にMEDINTを作ったときには
いつまでやれるかの自信がありませんでした。
法人格もとらないし、専従もおかない、事務所も借りない。
会費のほとんどを講師謝金に使い、経費は助成金を活用する。
だから、助成団体や会員さんにそっぽを向かれたら、活動は終わりです。

まず、10年やってみて、だめなら撤退しなさいと言う言葉を胸に、
1年ずつ続けてきたというのが正直なところです。

医療通訳をめぐる状況は、近年大きく変わってきています。
ボランティアからビジネスへ。
英語中心から多言語対応へ。
昔は在住外国人を対象とした通訳には関心をしめしてくれなかった
優秀な通訳者さんたちが、医療通訳に参入してきています。

MEDINTはボランティアであっても、アマチュアであってはならないという思いから
どんな形であっても、医療通訳者の技術は同じでなければならない、
研修を受けることと同時に、同じ言語の仲間を作ることを目標に行ってきたつもりです。

ただ、最近は、YoutubeやZOOMの普及によって、
自宅で様々な研修が安価で受けられるようになりました。
そろそろ、研修の方向性も考える時期がきたなと思っています。

4月は報告書の季節です。
2020年度は、助成金も減って、活動の継続も大変でしたが、
それでも、3カ所から助成金をいただき、その報告書を今書いています。
報告書を書くことで、自分たちの活動を見直すことができるのですが、
報告書を書きながら
研修に関しても転換点にきているなと感じます。

2002年にはじまったMEDINTの活動も
来年2022年に20周年をむかえます。
2021年度は、これからの活動の方向をしっかり考える1年にしたいと思います。

一部の言語は、今年度もZOOMを使った講座を開催する予定です。
関西圏以外の方々のご参加をお待ちしています。






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暖かくなってきました

2021-03-25 10:27:02 | 通訳者のつぶやき
お久しぶりです。

コロナ禍で、同行通訳が減少したり
MEDINTも集合研修ができなくなったりで、
医療通訳者のモチベーションを下げないことと
研修を継続することが課題の1年でした。

なんとか、次の日曜日の医療英語分科会(第4回・ZOOM)で
計画していた6言語分科会、年間4回の会員さんとのお約束は守れそうで
スタッフ一同ほっとしています。

この1年、遠隔(電話・ビデオ)通訳や音声翻訳ソフトが
使い勝手もよくなり、ユーザー側にはどちらがいいではなく、
場面によって使い分ける知識と力が必要になってきたと思います。

それによって、医療通訳者に求められるスキルも
「なんでも医療通訳者」ではなく、「医療通訳者でなければ」というものに
シフトしていくのだろうと思います。

医療通訳を始めた頃は
医療者が不安だから、とりあえず日本語のできる人連れてきてということも
少なくなかったのですが、最近では減りました。

母語で受診する権利は守りつつ、
現実に沿った対応を求められてくると思います。

最近の福祉の現場では「自立支援」という言葉はあまり使わず
「意思決定支援」という言葉を使います。
こちらのほうが、私にはしっくりきます。

「なんでも自分でできること」はそんなに大切ではない。
だれもが誰かの手を借りて生きている。
それよりも「自分で決めること」を大切にしたい。
できないことは誰かの手を借りることは悪いことじゃないと思います。

相談支援の窓口でも、
仕事して、子育てして、学校行って、日常をしっかり頑張っている人たちが、
困ったことに遭遇したり、体調が悪くなったときには通訳の助けが必要になります。
そんなときにこそ役に立てる医療通訳者を育成したいと考えます。

宣伝になりますが、
27日(土)に「多言語相談窓口の実態調査中間報告会」が開催されます。

オンライン開催です。
私もアドバイザー・シンポジストとして登壇します。
すでに申込期限が来てますが、当日参加される方はよろしくお願いします。
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少しづつ活動を再開しています

2020-09-23 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
皆さん、お久しぶりです。
非常事態宣言でブログを一度閉じてから
もう5か月が過ぎました。
季節は春から夏、そして秋へ。
2020は明るいオリンピックイヤーのはずが、
とんでもコロナ禍に今も振り回されています。

MEDINTも8月から限定的に活動を再開しています。
昨日、ベトナム語の講師、スタッフとZOOMで打ち合わせをしたんですが、
スタッフからそろそろブログを再開するようにとの指示があり
考えてみると、ずいぶんブログを書いていないことに気づきました。

今は元気にやっているのですが、
この直前のブログでも書きましたが
情報過多の状態で、意識的にデジタルデトックス(?)をしないと
一日ネットを見てるんじゃないかと思うくらいでした。
なので意識的にテレビはネットは必要以上に見ないようにしていました。
(ニュースはラジオで聞いてました)

相談窓口は非常事態宣言で対面をやめて電話のみに切り替え
週3日出勤、週1日を在宅にして職場の人口密度を減らしてました。
解除以降は、対面相談も解禁になりましたが、
衝立越しの拘置所の面談みたいで
毎回消毒したり、神経を使う状況が継続しています。
相談者の方も、ほとんどが、マスクをされています。

MEDINTの活動はいろいろ話し合いをして、
8月に飯田先生の事例検討会をZOOMで行いました。
その後、中国語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語の言語分科会を
やはりZOOMで行いました。
ポルトガル語は会員さんでない方にもビジターで参加していただき
県外だけでなく、海外からも参加していただきました。
これは新しい取り組みというか発見でした。

会員の中にはご自身が医療従事者だったり持病があったり、ご家族に高齢の方がいたりと、
いろんな事情を抱えているので、今年は4言語はとりあえずZOOMで開催しようと考えています。
また、英語は人数を制限して対面、ベトナム語は10月以降にZOOMで開催します。
今年度、休会する方や退会される方もいらっしゃいますが、
MEDINTはもともと単年度会員なので、
落ち着いたら、また戻ってきてくださいね。

ただ、ZOOMにすると、家にPCがない人や
wifiが不安定な人にはハードルが高いと感じられます。
大学でも教えているのですが
前期は間に合わなかったのですべてYoutubeのビデオ配信をしました。
来年度以降については良い部分と悪い部分を見据えて、
皆さんの意見も聞いて
様子を見ながら考えたいと思います。

どちらにしても2020年は記憶に残る年になると思います。
どのようにお過ごしですか?
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11年前のブログ

2020-04-19 12:40:58 | 通訳者のつぶやき
今回のコロナウィルスの感染拡大は世界的な規模で
緊急事態宣言や都市封鎖などが起きています。

MEDINTも今のままでは通常5月に予定している言語分科会の開催は難しく
先生方にお願いして6月以降で調整をし直しています。
ただ、それも集合研修としては時期的に開催が微妙な状況です。

MEDINTの言語分科会は
台風などの災害での開催中止は近年の記憶にもあると思いますが
2009年の新型インフルエンザの時も開催を中止したことがあります。
古い会員さんは覚えていらっしゃる方もいるかと思います。
その時は、「不要不急の自粛」はあったものの、今回のような政治的な判断ではなく、
参加者に危険がないように、それぞれが判断して決めたと記憶しています。
また、当時の会場だった山西福祉記念会館さんがキャンセル料の措置をとらなかったことが
ありがたく今でもはっきり覚えています。

新型インフルエンザ~その後 2009年5月20日

当時も今と同じように、みんながマスクをして、
通訳も同行ありきではなく、保健所や病院とトリオフォン通訳体制をとりました。
思えば、あのときから遠隔通訳の重要性が理解され始めたと思います。
たった11年前のことなのに・・・忘れていることが多いですね。

当時と今の比較については
NHK解説員の方が昨年5月に新型インフルエンザから10年をテーマに
解説されている記事が、今となってはすごく参考になります。

NHK解説委員室2019年05月07日 (火)
「新型インフルエンザから10年 いまパンデミックが起きたら」
中村 幸司 解説委員

今回の感染拡大をめぐり、通訳者、相談員として気をつけていることが2つあります。

(1)情報の精査
当時と比較して、私たちの周囲にはSNSやネットの情報がとても多くなっていますが
中にはフェイクニュースやエビデンスのない個人的な見解も混ざっています。
専門職として、外国人の方々への情報提供は
新聞やNHKなどの公共放送の情報などでチェックしてから
厚生労働省や都道府県などのHPからウラ取りをして
はじめて情報提供するくらいの慎重さが必要です。
外国人の方々の日本の中の情報ソースは非常に限定的です。
私たちの言葉に惑わされてしまうことがないように発言に責任をもてるようにしましょう。
(ただし、今回の給付金30万円から10万円への転換は政府の発表であったにもかかわらず
簡単に変更になったので、今後コミュニティの中でかなりの混乱を招くことが予想され、頭が痛いです)

(2)他専門職への敬意と配慮
医療機関や保健所、日常インフラを支えるみなさんは
日々、感染の危険性やストレスを抱えながらお仕事をされています。
だから電話をしたり、通訳をしたりするときに
いつもの5割増しで感謝の言葉を伝えるようにしています。
また、通訳でできることは限られてはいますが
私たちのできることをきちんとすることで現場のお手伝いになればと思います。

こうした時期は、
個人が社会のために何ができるかの視点で過ごす必要があります。
自宅で待機していることも、感染を広げない大切な活動です。

それと、是非、今の時期のことを記録に残しておいて下さい。
未来の役にたつとおもいます。
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非常事態宣言だ

2020-04-09 03:19:08 | 通訳者のつぶやき
おととい、新型コロナウィルスをめぐる非常事態宣言がでました。

スペイン語学習者として
「ストライキ」や「クーデター」は比較的早く覚える単語ですが、
「非常事態宣言」という単語は今回はじめて使いました。
今月に入ってから、相談は「いつでる」「どうなる」というものが多かったので
いつものようにペルーの人たちから自然と教えてもらう形になります。

彼らの多くは日本のニュースもみてるけど本国やヨーロッパ、アメリカのニュースを見ています。
だから、なかなか非常事態宣言の出ない日本に不安を覚えたり
非常事態宣言イコール都市封鎖や外出禁止令というイメージを持っているような気がします。
一番多かったのは、非常事態宣言がでたら仕事に行かなくていいのかというものでした。
「いや、仕事は・・・会社が来るなと言わない限り、行かなければいけないみたい」
「休んでもいいけど、自分で休んだら有給休暇になってしまうみたい」と。
もちろん、子供が学校を休むことで親が仕事に行けないときに保障される
「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金」
は4月以降も延長になっているため、それを適用してもらうために会社に説明することはありますが、
それ以外は仕事を休んで家にいなさいというものでもなさそうです。
また、学校も2転3転しているため、広報などの印刷した配布物では間に合わず
日本語のメールが読めない人については
電話での連絡の通訳が多くなります。
毎日、職場に着いたら電話が鳴り始め、昼休みの時間は鳴りっぱなしでとれないこともあります。

兵庫県国際国際交流協会の相談窓口では
来週13日から面談による相談を取りやめます。
リスク回避だけでなく、感染により窓口を閉鎖させてしまっては元も子もないので
せめて電話での相談・通訳を継続させるための苦肉の策です。
もちろん、平時であれば面談での相談は大切です。
ただ、こうした非常時には100か0かではなく
できることをきちんと全うするという発想が必要だと思います。
一人の面談にかかる時間を、少しでも多くの電話による問い合わせに割きたいという思いもあります。

医療通訳も同行ありきではなく、広く電話や遠隔通訳を使うことで
通訳者のリスクや移動の手間を省いで、少しでも多くの通訳ができるように
お互いに工夫をしていくことが大切です。
電話機による感染のおそれもあるため、最近では少し聞きづらいですが
設定をスピーカーにしてもらい通訳しています。

非常事態宣言を受けて、
今は時間がたくさんあるので、老後の楽しみの前倒しをしています。
先日は前から見たかった「キングダム」のアニメ版を一気にみました。
本も前から読みたかった脳科学の本と行動経済学の本をまとめて読んでます。

職場で、家庭で、ボランティアでもそれぞれの持ち場で頑張るしかない状況ですが
一日も早い終息を祈り、皆さんとまたお会いできる日を楽しみにしています。
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seguro blanco 白い保険(証)

2020-03-26 01:30:33 | 通訳者のつぶやき
医療通訳者泣かせの言葉に
「日本にいるコミュニティの人だけが使う表現」があります。

日本にしかない制度や風習などに、あてはまる言葉がないと
共通の認識を形成するためにいくつかの言葉が作られて、
使いやすい言葉や影響力のある言葉が残ります。
たとえば「介護保険」のような日本独特の意味を伝えないとわかりにくい言葉や
「熱中症」のように日本でよく使われ病名というより症状を伝える言葉などがそうした悩ましい言葉です。
これは正式な言葉ではないので、Wiki先生にも載っていません。
もちろん、医療通訳者はそこまで彼らの言葉に合わせる必要はなく
共通認識として意味が伝わればいいと思います。
ただ、知っていればぐっとお互いの距離が縮まる気がします。

こうした言葉を拾うために、私たちは母語コミュニティの情報をチェックします。
日本に住む外国人が目にする雑誌やHPはどのコミュニティにもいくつかあります。
こうした雑誌やHPが使う言葉は日本にいるコミュニティに影響を与えます。
スペイン語の場合は、Mercado LatinoLatin-a、KYODAIなどでしょうか。
もちろん、個人のSNSなども無視できませんが、
そこまで追いかけるのは大変なので、とりあえず活字になったり多くの人がチェックしているものでいいと思います。

先日、ポルトガル語の雑誌が「Seguro Blanco」(白い保険)という特集をしました。
白い保険って、なんだと思いますか?
ヒントなしで答えられる人は、かなりの通ですね。
じゃあ、白い保険証ではどうでしょうか。
国民健康保険は市町村によって色が違うし、
社会保険の健康保険証も健康保険組合によっても形状や色がちがったりします。
読み進んでいってはじめて、
「限度額認定証」のことを「白い保険証」と表現していることがわかります。

確かに、少なくとも多くの人がもっている協会けんぽの限度額認定証は白いです。
(画像検索すると、国民健康保険や後期高齢者医療には色つきもあるみたいですがよくわかりません)
カードというよりは紙といった形状です。
入院する人や高額の医療費がかかりそうな人、長期にわたる治療が必要な患者さんなどは
治療や入院が始まる前や遅くとも支払いが始まるまでに、
必ずこの限度額認定証を取得しておくように伝えます。
会社に頼まなくても自分で直接請求できます。
詳細はもっともっと複雑なんですが、ざっくりいうと

日本では収入によって、また状況によって一か月の医療費の上限が決まっています。
その上限をあらかじめ証明しておくのが、この限度額認定証で
これを提出すれば、窓口で上限額を支払うだけで済むというものです。
この限度額認定証を取っておかないと、一度医療費を全額払ってから
数か月たってからの払い戻しを受けるという手間がかかります。
貯金のない人や給料支払い前の人に
この立替はけっこうきついので知り合いから借金したり、
給料の前借をしなければいけないことが起こります。
だから、長期や高額な医療を受ける人たちには
この認定証はとても大切なものです。

この長い表現を「白い保険証」でまとめてしまう
センスが無茶だ・・と思いつつすごいなあと思います。
名前ができれば、概念が広がっていくというのは
「医療通訳」という言葉ができて広がっていく過程で実感しています。
「限度額認定証」がこうした誰にでもわかる身近な言葉になって
ひろがっていけば困る人も少なくなります。
もちろん、白くない限度額認定証があることも頭に入れておかないといけません。
だから実態を表していないというのはそのとおりなのですが、
少なくとも協会けんぽの人には通じるので
硬いことを言わずに、こうした言葉の広がりを楽しむ場面があってもいいかなと思います。
また、コミュニティ通訳者はこうした辞書に書かれていない言葉にも
アンテナを張っておく必要があるのだと痛感します。
言葉を集めるという点では、私たちの先生は患者や利用者だったりします。

大学の前期開講日が延期になりました。
コロナ禍の影響はじわじわと社会全体にでてきています。
外国人住民にとっても例外ではありません。
出入国管理についても、様々な通達がでていますので、
あきらめず確認をしてみてください。



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パーソナルスペース

2020-03-17 04:00:48 | 通訳者のつぶやき
私の本業はスペイン語の相談員です。

コロナウィルスが流行り始めた頃、
一番困ったのはクライエントとの距離の取り方でした。

「こころの距離」であるバウンダリーは
プロの通訳者、相談員として仕事を続けるためにも
意識的に確保していますが、
「身体的な接触・距離」は、文化によって違います。

私の通訳言語はスペイン語で
中南米の方を対象に仕事をしています。
握手やハグは一般的な挨拶です。
挨拶をしないと、ぎこちない空気になるし
ラポール(信頼関係)を得るのに時間がかかることもあります。

今では、あのスキンシップ大国(!)イタリアでも
握手やハグやキスはやめるように言われていますが
まだ日本で市中感染が確認されていなかった頃には、
握手やハグを断るのはなかなか大変でした。

とりあえず、握手して、もうしわけないけど
すぐにアルコール除菌したり
そのままどこも触らずに手を洗いに行くという形をとりました。

マスクをする文化のない方々の前でマスクをするのも
相手にとっては嫌だろうなと思いながらも
ごめんねと言いながらマスクをして対応していました。
(今では、相談者のほうがマスクをしてきます)

15年程前に、医療通訳者の立ち位置の議論をしたときに
言語によってパーソナルスペースが違うことがはっきりしました。
教科書に書かれたような対応だと
言語によっては患者や家族とのラポールが築けないことも感じていました。
外国人を対象とする通訳者には異文化対応の視点が常に求められます。
医療通訳者には医療行為はできません。
でも、私は横にいるだけで血圧が下がるような医療通訳者が理想だと思っています。

感染症は一時的ではあるけれど
人と人とのパーソナルスペースをかえるなあと少しさびしく思います。

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感染症の医療通訳

2020-03-04 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
ある感染症の先生とお話をしていたときのことです。

私「感染症の患者さんの医療通訳が難しいのです」
先生「そりゃ、個人の自由を制限したり、束縛したりしなければならないことがあるから
感染症の通訳は難しいよ」

あ~なるほどなあ。
実は私が縁あって参加させてもらっている学会は
「日本渡航医学会」と「多文化間精神医学会」です。
(家族のことがあってからここ5年程参加できていませんが)
どちらも学会に参加されている医師やコメディカルの人たちに
誘ってもらって参加しているのですが、
確かに、感染症と精神科はどちらも「個人の患者」としてだけでなく
「社会の患者」である側面があるため、措置入院や治療などの
強制力が働くケースがあり、それを理解してもらうのが大変です。
だから、より医療通訳が必要なのだと思います。

私が医療通訳を制度化したいと思った理由のひとつに
結核患者さんの通訳の時の経験があります。
すでに排菌していた患者さんだったのですが、
入院を拒んでおり、その説得には本国家族の生活や
社会保障制度の理解、文化的背景も絡んできました。
結核を周囲に蔓延させることはできません。
説得の通訳が続きました。
もちろん、通訳者は自分の言葉を付け加えることはできません。
ただし、通訳をする中で医療通訳者が感じ取る感染症に関する考え方の違いや
医療制度の違い、社会とのかかわり方の違いについては介入の必要な場面もありました。

そうした中で、医療通訳はどの立ち位置であるべきかを
とても悩んだことがきっかけです。

だから、「感染症」と「精神科」の通訳は
より高度な知識と通訳技術とともに文化の仲介ができる能力や制度理解が
必要になってくると考えています。

今回のコロナウィルスによる感染については
10年前の新型インフルエンザの時と同様
同席することで通訳者の感染リスクが上がるのであれば
電話通訳などに切り替えていくことを推奨しています。
医師や看護師はそこにいないと治療ができませんが
医療通訳者はそこにいなくても音声や手話の場合はskypeなどの映像で通訳できます。
そこに通訳が「いる」か「いないか」の2択ではなく
合理的な方法を導き出し、それを比較勘案してみることが大切です。

コロナウィルスがこれ以上広まらず、
一日も早く終息に向かうことを祈って
市民のひとりとして何ができるかを考えたいと思います。





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医療通訳のブランディングについて

2020-02-22 15:14:35 | 通訳者のつぶやき
7月に大阪で開催される日本看護学会学術集会のテーマは
「今こそブランディング~看護のプライドとパッション」で
なんかかっこいいですね。

brandingとはWiki先生によると
「ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ」とのこと。
ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、
あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくことです。
看護は既に国家資格であり、その役割は社会的に認知されていると思われるのですが
それでもこうしたテーマを掲げて、専門職としてのさらなるブランディングを掲げています。

私たち医療通訳者はどうでしょうか。
まだ、ブランドとしてはっきり認知されておらず、未熟でもあります。
でも、実際に在住外国人は増え続け需要は確実に増えているにもかかわらず
その姿が見えにくい状況にあります。
医療通訳者ってこういう人だよと言うことをもっと伝えるために
私たちも医療通訳のブランディングについて、もっと真摯に考えていかねばと思います。
00年代、私たちは「医療通訳を知って下さい」というスタンスで活動していました。
現在、医療通訳の必要性は少なくとも関係者にとっては共通認識として存在しています。
ただし、誰が何のために、どのような形で行っているかどうかが見えていない。
専門職としてのブランディングが不足しているのです。

その理由として、私は研究者の不足を上げたいと思います。
また、質の向上のためのトレーナーも不足しています。

MEDINTは医療通訳の制度化に向けての情報発信と
医療通訳者のトレーニングを中心に活動してきました。
来年20年目をむかえるにあたってその方向性の見直しを
考えていかなければいけない時期にきています。
他の医療通訳者団体も同じような局面にあるのではと思います。
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