拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

サイゼリヤでワインが飲めないのはバッハのせいではない

2021-07-18 18:27:36 | 音楽
IOCのバッハ会長のニュースのBGMにいつもは無伴奏チェロ組曲を使っている番組が、今日はG線上のアリア(管弦楽組曲第3番の第2楽章)を使っていた。思えば、オリンピックをやりたいと言ったのも、コロナ禍でも中止にしなかったのも日本。その日本人からバッシングを受けるバッハ会長の心中は「Warum?」ではないか。今頃も迎賓館で歓迎会が行われていて、国民に自粛を求めておきながら宴会を開くということについてバッハさんに批判の矛先が向かっているが、バッハさんは呼ばれた立場である。そっか、日本人はバッハさんに空気を読め、宴会に呼ばれても行くな、と言いたいのか。だが、ドイツ人に空気を読めと言っても無理である。「行っちゃいけないなら最初から呼ぶな」。これがドイツ人である。それにしても、ラーメン知事さんの立ち回りの上手さは相変わらず。本来、オリンピック関係で叩かれるべきはオリンピックのホスト・シティの長であるラーメン知事さんのはずなのに、いつのまにか、傍観者というか、下手をすると被害者風でもある。先の都議選でもこの人が応援する党はさほど議席を減らさなかったし(病み上がりでも党の応援にはいらっしゃる)。批判は、私が聞く限り、せいぜい、競馬予想家のスガダイのYoutubeの番組の「雑談コーナー」で言ってたくらいである。その競馬だが、母校に因んでワセダインブルーを買おうと思ったが、まさかの締め切り時間切れ。でも、買わないでよかった。それに対し、東京カテドラルで室内合唱団の定演をやったよしみでカテドラルの単複を300円ずつ買ったら2着に来て、300円儲けた。サイゼリヤならグラスワインを3杯飲める……と言っても、現在、禁酒法が施行されているから飲めない。だからサイゼリヤにも行かない。サイゼリヤでワインが飲めないことすらもバッハのせいにされそうな風潮であるが、私はそんな八つ当たりはしません。因みに、サイゼリヤでかかっているBGMはイタリアの歌である(JSバッハがかかることはありえない。サイゼリヤは、一応イタリアンである)。もう一つ因みに、「ラーメン知事」と書くたびに思い起こすのはカリッシミのオラトリオ「イェフタ」のエンディング。哀しみの合唱が鳴り響くのだが、その歌詞が「ラーメン食ーべに」に聞こえる。

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