拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「うちは銀がなかったから、銀でよかった」(リオネタ完結撤回)

2016-08-23 10:02:46 | 日記
リオネタ完結撤回。閉会式に首相が登場してどん引きした私だったが、もし若手の演出陣から無理矢理赤い帽子をかぶらされたのなら若干気の毒な面もあると思ったら(ご本人も恥ずかしそうだった)、なんと、発案者はスポーツ界に君臨するあの元首相だった。最悪のシナリオ。因みに、ロンドン大会の開会式には録画でエリザベス女王が登場した。これはいい。女王は「君臨すれども統治せず」だから。日本でこれに相当するのは「国政に関する権能を有しない」天皇だが、あの演出では無理だ。お歳がということではない。天皇は日本国民全員の象徴だから、特定企業の宣伝になるようなことはできない。だから、任天堂のゲームのキャラクターの帽子をかぶるわけにはいかない(あの閉会式で任天堂の株価は上昇)。そしたら最初から北島康介さんを登場させればよかったのだ。ボールを持って登場したアベさんは北島さんにそのボールを手渡した。ボールはアスリートのもの、ということを表す重要なシーンのはずだった。ところが実際の手渡しは隅っこでどさくさ紛れに行われた感じで、すっかり北島さんの影がかすんでしまった。主役は選手。まったく本末転倒だ。口直し。吉田選手のお母さんの名言=「うちは銀がなかったから、銀でよかった」。

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