拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

トーチから直接点火したのが良かった。ON砲が登場したのも良かった。

2021-07-24 12:35:17 | 日記
なにが良かったって聖火台での点火方法。ここのところ、導火線に点火するとか、遠くから矢をはなって点火するとかの奇抜な方法が流行だったが、私は、1964年の東京五輪のときのように、シンプルに、聖火台にトーチをかざして点火する方法が見たかった。それを見ることができた。聖火台は宇宙船のような奇抜な形をしていたが、点火は、大坂なおみさんがトーチをかざして行った。シンプルであったが、感動的な開会式だった。以下、私なりに気づいたこと(あるいは分からないこと)を徒然に。その1。最初の方の国旗入場のときの音楽は、クラリネットとオーボエのソロが交互に出てくる曲だったが、あれは何の曲だっけ。その2。ミーシャの君が代独唱はよかった(ブレスが1小節ごとになったのはやむを得ないか)。伴奏が、いつも聞いてるやつ(「ちよにやちよに」のところの低旋律が♪ドーミーファーミファ、♯ファーソーレ♯レミ)と違って、新鮮だった。前半のパフォーマンスに流れた音楽も、日本の伝統音楽と洋楽がミックスした不思議なものだった(よかった)。その3。選手入場はアイウエオ順。ところがア行の中にアメリカがない。その後、イギリスが「えいこく」で登場したから、じゃあ、アメリカは「べいこく」なんだな、変なの、と思ったらヘ行でも出てこない。まさか見逃した?と思ったら、今後の開催国ということで最後の方に出てきた。国名は、普通に「アメリカ合衆国」だった。国名と言えば、最後に登場した日本について、アナウンスは「ニホン」。え?正式国名は「ニッポン」じゃないの?それから、リベリアが、アメリカの奴隷解放によって解放された人達が建国した国だということを初めて知った。そうか!だから「リベリア」(自由)か!その4。そのニホンの選手は行進しながらびょんびょん飛び跳ねたりしてなかなか自由。半世紀前は、一糸乱れずにザクザクと行進した国である。それから、他の国の選手と同様、スマホで写真を撮ったりもしている。昔、行進中に「携帯」(スマハはなかった)で写真を撮って懲罰にかけられた選手がいたことを思えば、この点も様変わり。後で聞いたら、やはり「スマホ禁止」だったのだが、選手が守らなかったんだと。この点も様変わりである。その5。ネットで大騒ぎの「カザフ美女」については、音楽に使われたゲームを知っていれば、登場のタイミングも絶妙で相当に盛り上がれたらしいが、私は、残念ながらゲームには無知である。その6。各国の旗手が身にまとう民族衣装が綺麗だった。今回、妙にファッションに目がいった私である。外国選手のユニフォームが桜をあしらったりしてると、気を遣ってくれてありがとう、よくぞ来て下さいました、と言いたくなった。その7。だから、橋本聖子会長が挨拶で「日本にようこそ」と言ったことに賛同する。会長がこの人に変わっててよかった、路上キスくらい何だ、私なら、いくらでもしていただきたいと思った。その8。私は、アンチ・バッハ会長ではないが、あのスピーチは長すぎると思った。最後に天皇に開会宣言を依頼するとき「エンペラー」と呼びかけていたのを聞いて、そうか、天皇は「エンペラー」なんだよな、とあらためて思った。その他、聖火ランナーにON砲(と言って分かる?)が出てきたのもよかったし、オリンピック・マークを表現するパントマイムも良かった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿