11月4日は吉田神社の献茶式でした。
氏子ではありませんが、散歩によく出かける大好きな神社なので
この度献茶式へ伺えて、とても嬉しく思っています。
茶券を手配してくださった真ML会員のTさまと待ち合わせ、ご一緒しました。
先日の平安神宮と違い、吉田神社は参列者が少ないのが好ましく、
吉田山の樹木に囲まれた式場は清閑として献茶式にふさわしい佇まいです。
雅楽が演奏され、お祓いを受け、神箋が供えられ、祝詞があげられ、
いつものように、厳かに坐忘斎お家元の献茶のお点前が始まりました。
よく見える席だったので、坐忘斎お家元の所作や間合いに合わせて、
頭の中でご一緒に茶を点てさせて頂いていると、いくつか気が付いたことがありました。
帛紗の色が、濃茶では白、薄茶では紫だったような気がします。
仕覆は白、緒の色が濃茶器と薄茶器で違っていましたが、しかと思い出せません。
もう一つ、水次を運ぶ時、水次を持ったまま水指前へ斜めに膝行し、
水次を台子と平行に置き・・・
水を次いだ後も水次を持ったまま斜めに膝退されたような・・・。
このような臨場感のある献茶体験ができるなんて、
なんて素晴らしい献茶式なんだろうと感激し、吉田神社にも感謝です。
薄茶の緑が美しく映えて・・・
献茶式のあと、拝服席、本席、副席、点心席へTさまとまわり、
一人ぽっちで参席した平安神宮とはちがい、心豊かな愉しい時間でした。
社務所の奥に茶室や広間があるのを発見したのも嬉しいサプライズです。
吉田神社の社務所
ますます吉田神社が好きになりましたが、来年の節分に来れるかしら?