暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

長月の花ゆう会・・・三友之式

2019年10月19日 | 暁庵の裏千家茶道教室


(やっとカメラの画像をPCへ取り込むことができました・・・ふぅ~! )


9月28日(土)は長月の花ゆう会でした。

新しく9月から宗M氏が入会してくださったので総勢6名になりました。
その日はUさんがお休みで、5名で行いました。

科目は三友之式、炭付花月、貴人清次花月です。
科目に応じて皆で支度を手分けして、素早く的確に行うのも花月の良い修練になります。

先ずは13代圓能斎が好まれた三友之式、花、香、薄茶の順で行います。
花は花寄、正客から順に花を入れていきました。
最後に亭主が花を入れると、正客から「どうぞお水を」の声がかかりました。
水を注ぎ、花を整え刃を外側に向けてから花台を持って立ちます。同時に客は袱紗を腰に着けます。


       白水引 角虎の尾


       葛  撫子  秋海棠

亭主が折据を乗せた香盆を正客前に運び出し、定座に座ってから正客へ「どうぞ折据のお回しを」。
月の札を引いた人が香を焚き、花の札の人は薄茶の初花です。

暁庵がお香の火を担当したのですが、灰の温めが足らなかったようで香りが立ちません(ゴメンナサイ)・・・火味は何度やっても難しい!です  
亭主は香盆を出窓に莊ってから立ち上がり水屋へ戻ります。同時に客は四畳半入りします。
最後は菓子付花月です。薄茶4服点て(菓子4個)ですが、5服点てとし全員に飲んでいただきました。

昨年5月に花ゆう会を始めてから十数回花月の稽古を重ねてきましたが、驚くほどの上達ぶりです。
初心者をベテランさんが上手にリードして、いつの間にか花月が身についてきたみたいで嬉しいです。

三友之式のお花、生ける方の個性が垣間見られてとてもステキでした。
花の名前をしっかり勉強してきて書いてくださっった会記を記します。


       尾花  木槿


       白木槿  水引(赤)



      角虎の尾  野の花(紫)

10月の科目は、且座之式、壷莊付花月、濃茶付花月です。
お会いするのが今から楽しみです。   


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