暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

車で四国遍路・・・(4)初めての車中泊

2019年07月10日 | 車で四国遍路


初めての車中泊は道の駅「ひなの里かつうら」(徳島県勝浦郡勝浦町)でした。

慈眼寺(別格第3番)から道の駅「ひなの里かつうら」へ到着したのは17時の閉店間際でした。
「えっ!17時で食堂が閉店なのですか? 近くに食堂があったら教えてくれませんか?」
「喫茶オレンジ」の店員さんがとても親切にお接待してくださって、飲食店やらお風呂の情報を教えてもらい助かりました。
道の駅は17時閉店が多く、食堂や産地直売のモールがあっても車中泊の人にはほとんど役に立たないことがわかりました。
その代りといっては何ですが、駐車はフリー、閉店中なので静かで、トイレが夜間でも使用可能なので有難いです。


       勝浦町の「ガーデンタイムこのむ」で夕食

お勧めのレストランは「ガーデンタイムこのむ」、19時閉店なので最初に行くことにします。
イングリッシュガーデン風の広い庭があり、300種類以上の木や花が植えられているそうです。
早速食事前に散策しました。
白、ピンク、紫の花々が咲き乱れ、庭を見ながら食事できるスペースもあって、素敵で個性的なレストランでした。
こちらで夕食(ツレはピラフ、私はパンが食べたくってオーブンサンドのプレート)を食べました。
お遍路さんなので、なるべく倹約して夕食の予算は一人千円以内です。


     第8番熊谷寺の山門脇の田んぼ

風呂は「清流荘」というデイサービスの施設内に「天然温泉かけ流し・喜楽の湯」があり、入浴料300円で入れるとのことでした。歩くと30分以上かかりそうなので車で行きました。こちらは20時まで。
途中のコインランドリーで3日分の洗濯と乾燥をすませ、21時頃に道の駅へ戻りました。

私たちの他にも車中泊の車が10台ほど居たように思いますが、広い駐車場だったし、手作りのカーテンで窓を覆ったので、外のことはあまり気になりませんでした。
後部座席を倒して設えたベッド部分から段ボール2個(食料、調理器具、食器、雑貨、茶箱などを収納)とリュック2個(衣類が入っている)を運転席側に移すと、そこは快適な(?)寝室空間に早変わりです。


    昼咲月見草と古い道しるべ・・・第9番法輪寺で

いつもなら本を読んだり、パソコンに向かったり、テレビを見たりの気ままな時間帯ですが、電気もなく何もやることがありません。明日のスケジュールを確認して、早々に寝袋へもぐり込みました。
ベッド部分は敷布団2枚を重ねているので、背中も腰も痛くなく快適でしたが、敷布団一枚に大人2人が寝るのですから横幅が狭く、寝返りをうつのが大変でした。

それでも疲れていたし、「天然温泉かけ流し・喜楽の湯」のおかげでポカポカ温かく、いつの間にか寝入っていました。
夜中に寒くって目が覚めました。ツレも寒くって目が覚めたみたいです。
怖いので一緒にトイレへ行ってもらいました。
ふたりとも持って来た衣類を重ね着して、また寝袋にもぐり込み、朝までぐっすりでした。

翌朝、6時に起床。道の駅のトイレが大活躍。
トイレはもちろんのこと、歯磨き、洗顔、飲料水の調達までお世話になりました。
持参の薬缶とコンロで湯を沸し、備え付けの木のテーブルで朝のコーヒーを飲んだのですが、朝食に何を食べたのか・・・う~ん、思い出せません。
今日(5月22日)も車中泊の予定ですが、どこに泊ることになりますやら?


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