暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

四国遍路の支度中です

2019年05月16日 | 車で四国遍路



2009年4月のこと、右足の甲のアクシデントのため途中で引き返した四国遍路
あれから早や10年の年月が過ぎました。
その間、もう一度四国遍路へ挑戦しよう!という気になりませんでした。
次々と目の前にしなくてはならないこと、どうしてもやりたいこと、熱中したいことがあったからです。

・・・今年に入ってから何かしきりと誘われるものがありました。
「再び遍路へ行こう!」と言う気になったのは、一つは歳のせいだと思います。
「今やらなくていつやるの? 行きたいのなら、今行くしかない」と誰かが耳元でささやきます。
それでツレと話し合って、二人で車で廻ることにしました。両親の墓参りを兼ねて約2週間の予定です。




「二人で車で廻る」・・・これは最大の難しいテーマかもしれません。
先ず、車という閉鎖的な場所に長時間一緒にいなくてはなりません。
運転を交代し、お互いの疲れや気持ちを気遣いながら四国の札所を一周するのですから、相当の覚悟が必要かもしれません・・・。
でも今はあんまり深く考えないで、喧嘩だけは最小限度にして四国遍路を楽しみながら達成したいと考えています。


 我が家近くの「遍路道」と名づけた散歩道にて

5月に入ってから、道路地図、遍路関係の本やインターネット情報をテーブルに広げ、シュミレーションを楽しんでいます。
前は歩いて廻ったので、車遍路は距離感や時間間隔が実体験と合わず、机上のお遍路もなかなか大変です。

歩き遍路の時は名所旧跡があっても素通りが多かったので、後悔の無いようにその時寄りたかった所に優先的に寄ることにしました。
今の所、番外二十札所、ツレは龍ヶ洞(高知県)、私は安芸の野良時計、丸亀城(香川県)かしら・・・・。

もう一つ、松山在住のSさんが手を差し伸べてくださって、途中でお会いすることになっています。
石手寺か太山寺で一緒にお献茶をするか、または施茶と言って、お詣りに来る方に薄茶を点てて飲んで頂くか、まだ決まっていませんが、Sさん宅で薄茶一服の御接待もしてくださるとのことで今回一番の楽しみです。


     我が家近くの「遍路道」と名づけた散歩道にて

前回の四国遍路で心残りの一つに、女の一人旅でもあり野宿ができなかったことがありました。
今回は車なので、途中何度か車中泊をすることにし、どこで泊るかはそこへ行ってから決めることにしています。
車窓用のかわいい(?)カーテンを縫ったり、寝袋や敷き布団を干したり、遍路用品や持ち物を点検したりしていると、早や心は四国の緑あふれる遍路道にいます。

お大師様に身を任せて、御心のままに何かを体験し、何かを体得できたら・・と思います。  合掌


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