(写真がないので・・・)
ギャラリー池川をお暇して、Kさん宅のJazz茶会へ。
Kさんは謙遜して、茶会と言っているのですが、
めったにお目にかかれないほど、精神性の高い茶事です。
池川みどり家元の薫陶を受けていらっしゃるのですから
当然ですが、それを文章で表現するのはとても難しい・・・。
でも、忘備録としてその一部を書いておきましょう。
その日、播磨地方の天候はめまぐるしく変わったそうで、
ギャラリー池川で雷雨のようなにわか雨に逢いました。
ご亭主は全天候型の茶会準備をしてくださったようですが、
行いの良い(?)私たちは一度も雨に振られずラッキーでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/98/6118e5ff8dbae6a98a2fa772b9abde0e.jpg)
ステキな蹲 (前回の写真です)
掃除の行き届いた庭の腰掛で迎え付けを待っていると、
木々の間から上弦の月が見えました。
夕方のにわか雨で、庭木や苔がしっとりと露を含み、
空気は一段と清らかに澄んでいます。
ご亭主が現われ、蹲で身を浄め、無言で挨拶を交わします。
どんなにか、この日を待ったことでしょう・・・。
ご亭主は体調を崩され、茶会の開催は無理な状態が長く続きました。
茶会をまたやれるように・・・と、出来る限りの治療や養生を実行し、
茶会ができるまでに回復されたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/79/6bd4f1c5afce32677e65fa83080d05e6.jpg)
躙り口から席へ入ると、そこは蝋燭の灯りだけの世界です。
床に何やら英語の言葉が・・・。
あとで伺うと友人の書で「Moon Bow」、
月が今宵の主役でしょうか。
手づくりのお弁当を頂戴しました。
送り迎えや準備で忙しかった合間に・・・感謝です。
どれも美味しく、格段と料理の腕を上げられています。
庖丁が切れると、ゴボウの旨味と甘みが保たれるという話に
びっくりしたり納得したり。
ご亭主にも相伴してもらい、料理修行やこだわりのあれこれを伺いながら、
愉しく全部たいらげました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/b9846c9f97e4d7d6377d0f08b100da96.jpg)
今思い出すと、茶会のどのシーンも心に残っています。
ジャズを聴きながら、精神の高みを感じる薄茶一服も好かったけれど、
一番は、月を見ながら点ててくださった二服目の薄茶席でしょうか。
月の光、山中のような庭の木々、テーブルのローソクのゆらめき、
鉄製の燭台、木と石の椅子・・・
舞台装置がステキでした(ため息!)。
揖保川焼の振出しから飛び出したウサギさん(雲平)とクルミ菓子を食し、
ジャズならぬコオロギたちの演奏を聞きながらの薄茶の味わい、
野趣豊かな忘れられぬ茶会となりました。
私も横浜へ帰ったら、庭で薄茶の茶会をしてみたい・・と、
大いなる刺激と感銘を受けました。
いつも、素晴らしい茶会をしてくださって、ありがとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/z1.gif)
Jazz茶会ー1へ
ギャラリー池川をお暇して、Kさん宅のJazz茶会へ。
Kさんは謙遜して、茶会と言っているのですが、
めったにお目にかかれないほど、精神性の高い茶事です。
池川みどり家元の薫陶を受けていらっしゃるのですから
当然ですが、それを文章で表現するのはとても難しい・・・。
でも、忘備録としてその一部を書いておきましょう。
その日、播磨地方の天候はめまぐるしく変わったそうで、
ギャラリー池川で雷雨のようなにわか雨に逢いました。
ご亭主は全天候型の茶会準備をしてくださったようですが、
行いの良い(?)私たちは一度も雨に振られずラッキーでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/98/6118e5ff8dbae6a98a2fa772b9abde0e.jpg)
ステキな蹲 (前回の写真です)
掃除の行き届いた庭の腰掛で迎え付けを待っていると、
木々の間から上弦の月が見えました。
夕方のにわか雨で、庭木や苔がしっとりと露を含み、
空気は一段と清らかに澄んでいます。
ご亭主が現われ、蹲で身を浄め、無言で挨拶を交わします。
どんなにか、この日を待ったことでしょう・・・。
ご亭主は体調を崩され、茶会の開催は無理な状態が長く続きました。
茶会をまたやれるように・・・と、出来る限りの治療や養生を実行し、
茶会ができるまでに回復されたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/79/6bd4f1c5afce32677e65fa83080d05e6.jpg)
躙り口から席へ入ると、そこは蝋燭の灯りだけの世界です。
床に何やら英語の言葉が・・・。
あとで伺うと友人の書で「Moon Bow」、
月が今宵の主役でしょうか。
手づくりのお弁当を頂戴しました。
送り迎えや準備で忙しかった合間に・・・感謝です。
どれも美味しく、格段と料理の腕を上げられています。
庖丁が切れると、ゴボウの旨味と甘みが保たれるという話に
びっくりしたり納得したり。
ご亭主にも相伴してもらい、料理修行やこだわりのあれこれを伺いながら、
愉しく全部たいらげました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/b9846c9f97e4d7d6377d0f08b100da96.jpg)
今思い出すと、茶会のどのシーンも心に残っています。
ジャズを聴きながら、精神の高みを感じる薄茶一服も好かったけれど、
一番は、月を見ながら点ててくださった二服目の薄茶席でしょうか。
月の光、山中のような庭の木々、テーブルのローソクのゆらめき、
鉄製の燭台、木と石の椅子・・・
舞台装置がステキでした(ため息!)。
揖保川焼の振出しから飛び出したウサギさん(雲平)とクルミ菓子を食し、
ジャズならぬコオロギたちの演奏を聞きながらの薄茶の味わい、
野趣豊かな忘れられぬ茶会となりました。
私も横浜へ帰ったら、庭で薄茶の茶会をしてみたい・・と、
大いなる刺激と感銘を受けました。
いつも、素晴らしい茶会をしてくださって、ありがとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
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