マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『聖書の言葉は、今日、あなたが耳にしたとき、実現した。』 そして 『シリア人ナアマンだけが清くされた。』

2019-02-03 09:30:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

1月3日。 年間第四主日。

       今日は、主日の『神の御言葉』を、ご一緒に聴きましょう。


『今日の集会祈願』

『一人ひとりの心に語り語りかけてくださる神よ、
今日ここに集うわたしたちが、あなたの声に素直に心を開くことができますように。』



『今日の福音 イエスの御言葉』

『そのとき、ナザレの会堂で預言者イザヤの書を読まれたイエスは、
 
「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。

そして、言われた。
エリヤの時代
  三年六か月の間、雨が降らず、その地方一帯に大飢饉が起こったとき、
イスラエルには多くのやもめがいたが、エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、
     シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされた。

また、
預言者エリシャの時代
   イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、
   シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」』
               ルカ福音書 4章21-30節


旧約時代。

二人の預言者が現れたのです。


一人目。
預言者エリヤ。 紀元前9世紀中頃、北王国で活躍しました。

当時、3年6か月の間、雨が降らず、大飢饉が起こりました。
  そんな時。
『主の言葉がエリアに臨んだ。
「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。わたしは一人のやもめに命じて、そこであなたを養わせる。」

彼は立ってサレブタに行った。町の入り口まで来ると、一人のやもめが薪を拾っていた。
    エリアはやもめに声をかけ

預言者エリヤとサレプタの寡婦』      ヤン・フィクトルス 作品

「器に少々水を持ってきて、わたしに飲ませてください。パンも一切れ持ってきてください。」 
    と言った。
彼女は答えた。「あなたの神、主は生きておられます。」』

その後、
やもめは、自分のおかれている現状を預言者に訴えます。

エリヤは答えました。
 「恐れてはならない。まず、私のために小さいパン菓子を作って、私に持ってきなさい。」


    やもめは行って、エリアの言葉通りにした。』

 
    やもめの素直な心の結果、『二つの奇跡』が起こりました。

 『かめの粉は尽きない』という奇蹟。『死んだ息子が生き返る』という二つの奇蹟。


エリアは、やもめの『あなたの神は生きておられます。』との 『信仰告白』を聴き・・・

  『二つの奇蹟』を通して、『主が生きておられること』 を証しました。

神様は、異邦人のやもめの心の素直さを見ていたので、
エリアを、同胞のイスラエル人のやもめたちの所ではなく、異邦人のやもめの所に行かせたのでしょう。

   
『女はエリアに言った。

 「今わたしは分かりました。あなたはまことに神の人です。 
   あなたの口にある主の言葉は真実です。」』
       以上。列王記上 17章8-24節


  『神の人・エリアの言葉』を耳にして、その『言葉』に素直にやもめが
      従ったそのとき、『神の言葉』は実現したのです。

 やもめに信仰ができました。『あなたの神』から『私の神』となったのです。


もう一人。

 預言者エリシャ。 預言者エリアの弟子で、エリアと同様紀元前9世紀中頃北王国で活躍しました。

当時、
アラムの王の郡司司令官ナアマンは、主君におもんじら、気に入られていた。
この人は勇士であったが、重い皮膚病を患っていました。
イスラエル人の一人の少女を捕虜として連れてきて、ナアマンの妻の召し使いにしていた。

少女は女主人に言った。
「ご主人様がサマリアの預言者のところにおいでになれば、その重い皮膚病をいやしてもらえるでしょうに。」

ナアマンは、(早速に)戦車に乗ってエリシャの家に来て、その入り口に立った。

エリシャは使いの者をやってこういわせた。

「ヨルダン川に行って、七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」

ナアマンは、素直に、神の人の言葉どおりに下って行って、ヨルダンに七度身を浸した。
 
   彼の体は元に戻り、小さい子供のようになり、清くなった。』
       以上。列王記下 5章1-14節


  『神の人・エリシャの言葉』を耳にして、その『言葉』に素直なナアマンが、
     従ったそのときに、『神の言葉』は実現したのです。

ナアマンにも信仰ができました。『あなたの神』から『私の神』となったのです。

神様は、イスラエルの人々にではなく、異邦人のナアマンの上に奇跡を起こされました。

   やもめとナアマンの『素直な心』が、二人の窮地を救いました。

 


私も。ナアマンのように・・・。

 昨年の夏・・・ 『下って行って、ヨルダンに足だけを浸しました』
 
 沢山の人が、準備された白い服に着替えて、身を浸しておられました。
 私も、沢山の人たちも、身も心も、清くしていただきました。感謝!感謝! 


 

  私たち信仰者にも、私たちの信仰で、『神の言葉』が実現するのです。
  
  
 『イエスは言われた。「あなたの信仰があなたを 救った。」』
               
ルカ福音書 7章50節

 

『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
『貧しい人に福音を、捕らわれ人に開放を告げるため、主はわたしを遣わされた。』アレルヤ、アレルヤ。
                 ルカ福音書 4章18節


      以上。今日の主日の『福音』でした。
   今週の始まりです。素敵な1週間になりますように。

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
インフルエンザが流行です。ご自愛ください。 お元気で!


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