マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『わたしは、お前たちが言っていることを耳にしたが、そのとおり、お前たちに対して必ず行う。』 そして 『婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。』

2019-08-07 04:36:26 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

 今日は8月7日。年間第十八水曜日。

   今日は、
   神様は、
    『お前たちが考える通りに、お前たちに対して行う。』 と言われます。

  イエス様は、
 『お前たちが心で思うことは知っている。 お前たちが願う事は必ず聞いている。
       必ず、その通りに行う。実行する。』 と言われるのです。

   
    神は、すべてを知っておられ、正しい裁きをなさる方です。

 

『今日の集会祈願』

    『恵み豊かな神よ、私たちの信仰、希望、愛を強めてください。
 すべてを超えてあなたを愛し、約束された永遠の命を受けることができますように。』



まずは。

旧約聖書。


   イスラエルの民は、神が与えるという『愛すべき地』を、拒みます。詩編106章24節
         そこで。
  
神は、民が拒んだ通りに、民の『愛すべき地・カナンの地』の入場を、許しませんでした。      


       そんなイスラエルの民と神との、やり取りをお聞きください。

 

『今日の第一朗読 神の御言葉

   

『その日、パランの荒れ野で、主はモーセに言われた。

人を遣わして、
  わたしがイスラエルの人々に与えようとしているカナンの土地を偵察させなさい。
  父祖以来の部族ごとに一人ずつ、(12人)、それぞれ、指導者を遣わさねばならない。」

     四十日の後、彼らは土地の偵察から帰って来た。
 

      パランの荒れ野のカデシュにいる
  モーセ、アロンおよびイスラエルの人々の共同体全体のもとに来ると、
      彼らと共同体全体に報告をし、
 

        その土地の果物を見せた。
  

    彼らはモーセに説明して言った。
    「わたしたちは、あなたが遣わされた地方に行って来ました。
      そこは乳と蜜の流れる所でした。
 
                     

      これがそこの果物です。

しかし、
   その土地の住民は強く、町という町は城壁に囲まれ、大層大きく、
      しかもアナク人の子孫さえ見かけました。
  ネゲブ地方にはアマレク人、山地にはヘト人、エブス人、アモリ人、

  海岸地方およびヨルダン沿岸地方にはカナン人が住んでいます。」

 

    (視察人の一人)カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。
 
 『カレブとモーセの後継者となるヨシュア』

  
   「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」


しかし、彼と一緒に行った者たち(10人)は反対し、

  「いや、あの民に向かって上って行くのは不可能だ。彼らは我々よりも強い」と言い、
    イスラエルの人々の間に、偵察して来た土地について悪い情報を流した。
 「我々が偵察して来た土地は、そこに住み着こうとする者を食い尽くすような土地だ。
        我々が見た民は皆、巨人だった。
 
そこで我々が見たのは、ネフィリムなのだ。アナク人はネフィリムの出なのだ。

 我々は、自分がいなごのように小さく見えたし、彼らの目にもそう見えたにちがいない。」


     

    共同体全体は声をあげて叫び、民は夜通し泣き言を言った。
  


主はモーセとアロンに仰せになった。

   「この悪い共同体は、いつまで、わたしに対して不平を言うのか。
 わたしは、イスラエルの人々がわたしに対して言う不平を十分聞いた。

   
    彼らに言うがよい。
      『主は言われる。わたしは生きている。
 

  わたしは、お前たちが言っていることを耳にしたが、
    そのとおり、お前たちに対して必ず行う。

    お前たちは死体となってこの荒れ野に倒れるであろう。
  わたしに対して不平を言った者で、二十歳以上の者はだれ一人、
 
わたしが手を上げて誓い、あなたたちを住まわせると言った土地に入ることはない。

   お前たちは、わたしに抵抗するとどうなるかを知るであろう。

主であるわたしは断言する。
  わたしに逆らって集まったこの悪い共同体全体に対して、わたしはこのことを行う。
      彼らはこの荒れ野で死に絶える。』』
      民数記13章1-2節 25章14節 26章30節 34章35節

 

     『イスラエルの背信』

 神とイスラエルの民は、その昔、『契約』を結んだのです。
   神は、『道中の敵の攻撃から民を守り、カナンの地に連れて行く』 と約束しました。
   民は、『唯一の主・神を愛し、従います』 と約束しました。

 モーセは、目的地:カナンの地の偵察に、父祖以来の部族ごとに一人ずつ、送りました。

   ところが、
 
 イスラエルの民は、
     偵察に行った者たちから、『カナンの地』の話を聞きながら、
      ”エジプトに帰りたい!”と、泣き言と不平を述べ立てます。
        主の慈しみを忘れて、神への信頼を失います。

         
     『神の裁き』 
  
   神は、宣言しました。

     「わたしは、お前たちが言っている泣き言と不平を耳にした。
    イスラエルの民は、神が与えるという『愛すべき地』
  行くのを拒んだので、
そのとおり、お前たちに対して必ず行う。
    
お前たちは、カナンの地を前にして、砂漠で死ぬ。」   

 「カナンの地に断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」
      と言った二人・カレブとヨシュアのみを、
        二人の言った言葉通りに、
       カナンの地に入場させたのです。

 

 

次に。
新約聖書。

      イエスは、
 イエスを信じる婦人に、「婦人よ、あなたの信仰は立派だ」と、
 あなたの願いどおりになるように」と、『救い』を宣言します。

『今日の福音 イエスの御言葉

『そのとき、イエスは、ティルスとシドンの地方に行かれた。

  
すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、 

  「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。
     娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。

 

      しかし、イエスは何もお答えにならなかった。
      そこで、弟子たちが近寄って来て願った。 

  
    「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」

イエスは、
   「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」
                           とお答えになった。

しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、
        「主よ、どうかお助けください」と言った。
 

イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、

女は言った。
 「主よ、ごもっともです。
    しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」
 

       そこで、イエスはお答えになった。

「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」
       そのとき、娘の病気はいやされた。』
        マタイ福音書 15章21-28節

 

     婦人は、
 『選民』と呼ばれるユダヤ人でなく、『犬』と呼ばれることもある異邦人でした。

     イエスは、
 ”『神の恵み』は異邦人には与えられない!” ”子供たちのパンを小犬にやってはいけない”
         
と言って、婦人の信仰を試したのでしょうか?

      結果。
  ”異邦人でも、ユダヤの方々の信仰のおこぼれを頂戴するのです” と言う 
     婦人の深い信仰をみて、その信仰をほめました。 

 
  「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」

 

    ”イエスは願いを必ず聞いてくださる方です” との深い信仰を持って、
       「悪霊に苦しめられている娘を救って下さい!」
    と、イエスに願った『母の言葉』の通りに、娘は助かりました。

 

    さて。
    
  私たちは、自分の発する『言葉』や心の『思い』に、責任を持っているでしょうか?
     神様は、私たちに自由を与え、私たちの『決断』を尊重なさる方です。

    
 私たちは、『イエスは、主であり、メシア、生ける神の子』との信仰を持っているでしょうか?
   神様は、異邦人の私たちにも、喜んで、『子供のパン』を与えて下さったのです。

 

『今日の祈願』

『いつくしみ深い父よ、私たちが、まことの信仰に成長することができますように。』

 

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
お人に信頼されると嬉しいですよね。その人の願うとおりにして差し上げたくなりますよね。 お元気で!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿