マリアテレジアの独り言

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キリストの福音・・・『死はもはや、キリストを支配することがない。』

2018-04-23 05:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
今日は4月23日。復活節第四月曜日。

『今日の入祭唱』

『死者の中から復活させられたキリストは、もはや死ぬことがない。
  死はもはや、キリストを支配することがない。アレルヤ。』

     使徒パウロのローマの信徒への手紙 6-9

  使徒パウロは、私たちに、『二つ』のことを、問いかけてきます。

キリストの福音とは何か? 
キリスト者はどこに根を下ろしているのか? キリスト者のアイデンティーは何か?

 
     
パウロの問いかけに答えるにあたり・・・
考えます。


      一。人間とはどんな存在であるのか?

     『人間は、神から心が離れ、罪の下にある存在です。』


 『死がひとりの人を通して来た。すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいる。』
               パウロのコリントの信徒への手紙Ⅰ 15章20&22節

      罪の下にある人間を救うことができるのは誰か?

   『罪の状態にある人間を救うことができるのは、唯一、イエス・キリストなのです。』


  『死が一人の人によって来たのだから、死者の復活も一人の人によってくるのです。
     つまり、アダムによって死ぬことになったように、

 
 『アダムとイヴ・楽園追放』     システィーナ礼拝堂の天井画

     キリストによってすべての人が生かされることになるのです。』
        
         『イエスの過越しの十字架』
               パウロのコリントの信徒への手紙Ⅰ 15章21&22節


では、いよいよ。


使徒パウロの問いかけへの、二つの『答』です。


     質問キリストの福音とは何か? 

   答①『福音とは、
  人間となった神の子イエス・キリストが『あがない主』となって、
私たち人間の罪の責任をすべて引き受け、全人類の身代わりになって自分の命を捧げ、死んで葬られ、三日目に復活した。 
      ・・・という神秘です。』


   質問『キリスト者はどこに根を下ろしているのか? キリスト者のアイテンティーは何か?』  

   答② 『キリスト者とは、信仰により、心からキリストに結ばれた者であり、キリストに根を下ろしているのです。
       又、
キリスト者のアイテンティーは、キリストと同じ遺産を受け継ぐ相続人となり、神のうちに永遠に生きる者であることです。』




皆さん!
イエス・キリストの福音を信じる者は、神のあわれみによって『義とされる恵み』が与えられたのです。
  神から、背信のゆえに追放されていたこの世から、神の国へ戻れるのです。


使徒パウロは、
     近く死刑になることを覚悟し、獄中から、愛する弟子のテモテヘ、
     『最後の勧め』として、力強く述べます。
     
    『使徒パウロ』     エル・グレコ作品

    『わたし自身は、世を去る時が近づきました。
わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走り通し、信仰を守り抜きました。
     今や、義の栄冠を受けるばかりです。
 正しい審判者である主が、かの日にそれを私に授けてくださるのです。
私だけでなく、主が来られるのをひたすら待ち望む人には、だれにでも授けて下さいます。』
              パウロのテモテヘの手紙Ⅱ 4章6-8節

使徒パウロの最期。 
   皇帝ネロのとき、60年代後半、ローマで斬首。殉教。

   キリストの最期のように・・・
   獄中のパウロを助ける者なく、皆、離れ去りました。
   しかし、主は、パウロのそばにいて、強め、神の国に迎え入れました。


『今日の拝領祈願』

『すべての人の父であある神よ、
過越しの神秘によって新たにされた人々が、不滅の体に復活し、あなたの光をたたえることができますように。』


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
新しい週が始まりました。 今週も穏やかな週でりますように。 お元気で!

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