マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

復活の主日・復活の聖なる徹夜祭・・・『あの方は死者の中から復活された。』 そして 『おはよう。恐れることはない。わたしだ。』

2020-04-11 22:42:54 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。
4月11日。土曜日。復活の主日。


    
           『復活の聖なる徹夜祭』
   

 今日の真夜中。

        『イエスは死者の中から復活されました。』 
   
     『かねてから言われていたとおり、復活なさった。』

      
     神は、イエスを復活させて、主とし、キリストとされた。
  
    
        
      神よ、復活祭を喜びと感謝をもって迎える私たちの信仰を
            みのらせてください。
      生涯、主キリストによってお示しになった福音を信じとおし、
            キリストの復活にあずかり、
      遂には、御国の栄光と喜びに至ることができますように。


『今日の入祭唱』
   
      『御子を世の光として私たちに与えられた主よ、
           
       この過越の祭りによってわたしたちが新しい希望に燃え、
       清い心で永遠の光を受けることができますように。』



聖土曜日の典礼は、暗闇の中で始まります。

    
     キリスト様がもたらしてくださった 『信仰のの恵み』 を思い起こすのです。
      イエス様は、生前に言われました。
     『わたしは世の光である。わたしに従う者は決しての中を歩くことはない』
                 ヨハネ福音書 8章12節
  
     
      イエズス様は、 私たちの人生の旅路を照らす 『光』 なのです。


そして。
 

『今日の福音 イエスの復活

  『さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、
 
      マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。
  

  すると、     大きな地震が起こった。

        
        主の天使が天から降って近寄り、
          石をわきへ転がし、

  

          その上に座ったのである。

      その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。


     番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。

天使は婦人たちに言った。

        
          「恐れることはない。
  

       十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、
           あの方は、ここにはおられない。

        かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。


       さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。
       それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。


       『あの方は死者の中から復活された。
   そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』


       確かに、あなたがたに伝えました。」

婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、
    急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。


すると、
     イエスが行く手に立っていて、

          「おはよう」 
と言われたので、

  

      婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。

      
        『イエスの墓の前で、ひれ伏し、祈る婦人』    2018年巡礼時に


イエスは言われた。

           「恐れることはない。
     行って、わたしの兄弟たちにガリラヤヘ行くように言いなさい。
          そこでわたしに会うことになる。』

            マタイ福音書 28章1-10節


      
        イエス様は復活なさいました。
    一度は死の世界に入られた後、三日目に、『新しい命』 へ復活なさったのです。


     『死者の中から復活させられたキリストはもはや死ぬことがない。  
         死は、もはや、キリストを支配しません。』

     
          
          キリストが御父の栄光によって
       死者の中から復活させられたように、

            私たちがキリストと一体になってその死にあやかるならば、
              その復活の姿にもあやかれるでしょう。
        私たちも 『新しい命』 に生きるのです。』
              ローマの信徒への手紙 6章1-12節
             



『復活祭の続唱』

    『キリストを信じるすべての者よ、主の過越をたたえよう。
           子羊は羊をあがない、  
    罪のないキリストは罪の世に、罪のゆるしをもたらされた。
           死と命との闘いで、
    死を身に受けたいのちの主は、今や生きて治められる。

           マリアよ、わたしたちに告げよ、
            あなたが道で見たことを。
    開かれたキリストの墓、よみがえられた主の栄光、

          証しする神の使いと、残された主の衣服を。


    私の希望、キリストは復活し、ガリレヤに行き、待っておられる。
        
          ともにたたえ、告げ知らせよう。
          
          キリストは復活された。
           
         勝利の主、いつくしみをわたしたちに。』
        

        人は、生まれ、成長し、やがて死にます。
           でも。
        人は、死ぬために生まれてきたのではありませんよね。

        神は、『命』 であり、
            その神のご希望は、
          我々が神と一緒に永遠に生きることです。


        人は、「わたしを信じなさい。わたしは死にうち勝ちました。」
             と言われるキリストと共に、
             この世の生を全うした後は、
        永遠に、神と共に、『永遠の命』 を生きるのです。


  
人類の始まりの頃。
        
         アダムとイブは、神から当てられた 『自由』 を行使しました。
             その結果、
         人類は、『永遠の命』 を持つ 『神の国』  の住民ではなく、
            命に限りのある『この世』に生まれる身になりました。

            それでも。

         神は、 『永遠の命』 の元で、
            永遠に、神と人間が共に住むことを望まれました。

            そこで。

         神は、人間が、神の国に戻ってくることを考え、
            神の独り子・イエスを世に送る、
            『神の計画』 を考えたのです。


       今日は、『神の御計画』 の成就の日です。
            
           『イエスの復活』 で 
        人類も復活して、
    『神の国への帰還』 が可能となったのです。


            おめでとう! おめでとう!


『今日の使徒書 パウロの言葉

   『キリストが死なれたのは、ただ一度罪に対して死なれたのであり、
      生きておられるのは、神に対して生きておられるのです。
     このように、あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、
   キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい。』

       ローマの教会への手紙 6章11節



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
今日・イエスの復活の日は、私たちキリスト者にとって一番大切な日です。
外出自粛の日々・・・今年は、復活祭のお祝いもイースターエッグもミサすらも、なしです。
大切な日を神に感謝しながら・・・コロナ事態の終息を祈りながら家で過ごしました。 お元気で!