上野公園と云えば・・・ 『西郷隆盛』
右手に猟犬を携え、左手に短刀の鞘を押さえ、ウサギ狩りをする西郷隆盛
明治維新において、
『江戸城』を無血開城させ、江戸は戦火をまぬがれ、江戸100万人の財産、人命がが助かりました。
その後、
明治4年~6年の間、実質、西郷内閣の時・・・
藩置県、徴兵制度、身分制度の廃止、宮中の改革、学校、警察、銀行、太陽暦採用等、近代日本の礎を作りました。
その後、
大久保利通たちと意見が異なり、参議を辞職して、故郷・鹿児島へ帰ります。
帰った西郷は、不平士族たちに担ぎ出されるように、『西南戦争』を起こし、明治政府への『反逆者』として生涯を終えます。
明治31年(西南戦争後21年目)、
明治天皇や周りの人達の信頼が消えることなく、銅像の建立となりました。
めでたし!めでたし!
上野公園と云えば・・・
もう一つ 『国立西洋美術館』
シンプルながらも威厳ある外観。 今日・月曜日は休館。中に入れません
フランス人建築家、ル・コルビュジエが設計した、国内唯一のコルビジエの建物。
世界文化遺産に登録されることが決まり、その姿だけにでも祝福をしたくて、久しぶりに訪ねました。
おめでとう!おめでとう!
今日の目的は・・・『上野の森美術館』
『DETROIT INSTITUTE OF ARTS EXHIBITION 米国・デトロイト美術館展』
『本日撮影可能日 お楽しみ下さい』 と。 ラッキー!
皆様!
いくつかの絵画の写真をUPしますので、お付き合い下さい お楽しみいただけたら幸いです
『これぞ、ゴッホ』
目が優しい。 でも寂しそう。 『自画像』
そして
『オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて』
色鮮やかなボートが並ぶ。
岸辺を覆い尽くさんばかりの木の葉は、とげとげしく力強いタッチで描かれ、観る者の不安をあおります。
ゴッホは、この絵を描いた数週間後に、自ら、37歳の人生を終えます。
『やさしい、マティス』
自然をこよなく愛し『色彩の魔術師』と呼ばれ、
緑あふれる美しい世界を描き続けた画家でした。85歳の長寿です。
『窓』
ヨーロッパが第一次世界大戦で混乱する最中に、
マティスはパリ近郊の自宅の部屋から見た、この平和で美しい光景を描きました。
窓の外には木と庭。 室内に初夏の陽が差し込む。
直線や曲線、ジグザグ模様など、幾何学的な構成が、心地良く響きあいます。
『けしの花』
赤のけしの花、黄色のグラジオラス、白と青の花瓶、色鮮やかな屏風。
花と屏風の花が重なり、一報の屏風は花火のように、だまし絵を仕掛けます。
『コーヒータイム』
モロッコへ旅をした経験を、エキゾチックな女性たち、ちゃぶ台やコーヒーセットのしつらえに、反映させました。
『人間観察の モディリアーニ』
特徴ある『肖像画』が有名です。 黒目。細い顔と首。細い眉。
『帽子をかぶった若い男性』
青年と後ろの柱へと、グラデーションが続き、ギュッと凝縮した雰囲気が伝わります。
『男の肖像』
黒く抜かれた目のために、顔全体が象徴的な仮面のようにも見え、
知性、暗さなどを秘めた複雑な人格を感じさせます。
『女の肖像』 絵画鑑賞の女性の一番人気のようでしたよ。すてきでした
32歳のモディリアーニは、18歳の画学生・ジャンヌ・エビコナルと出会い、『女の肖像』を描き、翌年から一緒に住む。
引き伸ばされた楕円形の顔と長い首を持ち、顔は少し傾いて、憂い表情を見せる。 同居の二年後・35歳没。
画家の描く『絵』は、その時の『画家の心』」が現れるものですね。
めずらしい『絵』
『エルサレムの眺め』 ココシュカ作品
世界一の宗教都市・エルサレムを取り上げたこの作品は、
古代から連綿と息づく建造物。 そして 頑丈な砦が聖地を幾重にも取り囲む。
右奥深くには『聖墳墓教会』や『黄金のドーム』がエルサレムを見渡すように描かれ、極めて高い視点から、土地と歴史までが描かれています。
最後に。
『天才、ピカソ』 91歳の長寿です。
『座る女性』
モデルは、ピカソの二番目の妻で、最後の伴侶となったジャクリーヌ・ロック。
80歳近いピカソが書いたこの絵は、一気呵成の筆遣いで、だれにも負けない迫力がある。
顔や身体は右向き、正面、左向きと、いくつかの角度からキュピスムの手法で分解されて又合体している。
『読書する女性』
モデルは、ピカソの恋人のドラ・マール。
長い髪をうしろにやって頬杖をつき、時空が飛んだかのようにデフォルメしていることが、
ピカソがドラに向ける眼差しや距離の近さを強く感じさせる。
私も、”早く本を読みたい!”。 『読書する女性』を眺めていて…強く思いましたよ
ピカソの『幾つもの角度からの絵』は、『人間の多面性』を描いているともいえるそうですよ。
『肘掛椅子の女性』
モデルは、ピカソの友人米国人画家・ジェラルド・マーフィーの妻のセーラ。
両家は親交深く、ピカソはセーラの絵を数多く描いた。
女性は、髪型や顔立ちにセーラの面影をとどめながらも、古代の女神のように理想化されている。
ピカソの作品は、長い髪の女性が多いですね。
『マヌエル・パリャレスの肖像』
モデルのパリャレスは、ピカソのバルセロナ美術学校時代からの旧友で、
28歳のピカソが一時帰郷した際に、パリャレスのアトリエで描いた。
この肖像も、対象を『切り子面』のようにいくつもの幾何学形に分割していく、浅浮彫り的な画法で描いている。
ここまでです。
巨匠であれば当然。でも、本当に素晴らしい絵ばかりですね。
私は、美術館を訪れるのが好きです。心が洗われます。心が生き返ります。
長々と・・・私の好きな絵画鑑賞にお付き合い頂きました。 ありがとうございました
皆様!
秋は旅行シーズンですね。 旅行は、近間でも、一時の至福の時間になりますね。 お元気で!