「露」といえば俳句の世界では「秋の季語」となっているが、
特に晩秋の冷え込んだ朝に生まれる露は早朝が美しい。
特に薔薇の花に生じた露玉は、陽に輝くと幻想世界が生まれる。
が・・・
これも陽に照らされているうちに蒸発してしまうので、
早朝に撮影し無ければならないし、順光撮影よりは逆光撮影がおもしろい。
「逆光に透ける花弁」
ピントから外れた露玉は、遠近の差により大小の円となって輝くが、
その世界を意識して撮るのもまた面白い。
巻頭の写真は花の直ぐ奥にある露を宿した葉を意識しつつ、
薔薇の花弁の露玉にピントを合わせている。
(写真は全て300mmマクロレンズを使用)。