昨日今日とよく晴れて、温かさも加わったので、
今日の大町公園内では様々な蝶が目撃出来た。
しかも、その殆どが「成虫で越冬する蝶」だった。
越冬と言っても、真冬でも日差しが有り温かいと、
越冬地の一つである枯れ草の中から出てきて日を浴びていることもある。
「紫燕(ムラサキツバメ)」
集団で越冬していることが多く、今年は大町公園でもみられた。
現在はまだ暖かいので、単独行動が多いようである。
「紫小灰蝶(ムラサキシジミ)」
越冬している場所は不明だが、
ムラサキツバメと同じような場所で日光浴をしている。
「紅小灰蝶(ベニシジミ)」
昨年は3月中旬に大津川の土手で日光浴をしているのを見かけた。
下の写真のような枯れ草の中には蒲公英が咲いている(茎は殆ど無く地面近くで開花している)ことがあり、
ヤマトシジミ(大和小灰蝶・成虫では越冬しないと言われて居るが・・)、
と一緒にその蜜を吸っていた。
「裏銀小灰蝶(ウラギンシジミ)」
公園内では、人の目線よりもやや高い所で日光浴をしている。
飛んでいるときのスピードが速いので、
その速さなどからウラギンシジミと確認できる。
「瑠璃立羽(ルリタテハ)」
昨日も見かけたものの、警戒心が強く直ぐに逃げてしまうため撮れなかったが、
今日は樹液場で吸液しているところを撮れた。
しかし・・・
やはり吸液中でも警戒は怠らず2枚目を撮ろうとすると逃げた。
来春まで生き延びて子孫を残すと言うDNAがそうさせるのかもしれない。
「黒木間蝶(クロコノマチョウ)」
先月、羽化している姿を目撃したばかりだが、
温暖化に寄って北上してきたこの蝶も成虫で越冬するのである。
今年は公園内で相当数羽化しているので、来春の出会いが楽しみである。
遊歩道の直ぐ近くの茂みの中で休んでいた。
巻頭の写真は「黄立羽(キタテハ)」で大町公園では個体数が多いほうである。
昨年の冬、21世紀の森と広場(松戸)にて、
枯れ草の奥から出てきて日光浴を始めたのを目撃している。